新宿ロフトが提唱する2マンシリーズ「THE DREAM MATCH 」で共演を果たす藍坊主と音速ラインが、2マンライブ実施に向け対談を敢行!
お互いバンド結成10年目を迎えるまでに至った経緯があるからこそ生まれる会話の数々。単なる同窓生ライブではなく、この先ずっと音楽を鳴らし続けるもの同士から生まれる会話に勇気づけられる人も多いでしょう。この対談から、当日の2マンライブへのイメージを膨らませてもらえたらと思います。(interview:樋口寛子/新宿ロフト)
音速ラインはいつも酔っているイメージです(笑)。だけど、ライブがとてもかっこいい!(藍坊主 hozzy)
──過去に藍坊主と音速ラインが共演する機会はありましたか?
大久保:一昨年に藍坊主主催の企画に呼んで頂きました。
藤森:僕らの企画が名古屋であり、その時にご一緒しました。
──それまではライブをご一緒する機会はありましたか?
大久保:ちょいちょいありましたね。
藤森:イベントやフェス等でありましたね。
大久保:多分フェスでご一緒したような…2007年とか?
藤森:2006年〜7年頃のですよね。
──駆け出しの頃にすでに共演していたんですね。その頃、交流はありましたか?
hozzy:その時は、元々話すほうではないので挨拶程度でしたね(笑)。
藤井:俺らも積極的にいくタイプではないからね。そこは未だに変わらないね(笑)。
──お互いのバンドの第一印象は?
大久保:藍坊主はとても真面目な印象あります(笑)。
藤井:俺らと対極にいるような(笑)。
藤森:自分らの企画で共演した時に音速ラインが会場入りした時に、ビニール袋にビールが入っていたのを見て驚きました(笑)。
hozzy:音速ラインはいつも酔っているイメージです(笑)。だけど、ライブがとてもかっこいい!
藤森:自分たちの企画の時に久しぶりに観た音速ラインの演奏がもの凄くかっこ良くて。あのライブを観て「俺らも呑むか!」となったよね(笑)。
──お互いにバンド自体を知ったきっかけは何だったのでしょうか?
大久保:自分はテレビでしたね。PVが流れていて曲が良いなって。
藤森:イベントに出演してもらった時に藤井さんの年齢を聞いて、「凄い先輩だ!」って驚きました(笑)。
藤井:俺はインディーズ期間がけっこう長かったからね。その期間中に大久保が加入し、彼が勝手に東京でたくさんライブを入れてきてくれたので、そこから連れ出してくれました(笑)。俺は宅録してれば良いタイプだったからね。
hozzy:LOST IN TIMEの海北君が藤森の専門学校時代の先輩で、その縁でライブを観たのがきっかけだと思います。
藤森:時期は被っていないのですが、僕らの面倒をよく見てくれました。
藤井:藍坊主は素直に見えて実は捻くれている印象が俺らと似ているなと一方的に思っています(笑)。
藤森:そして人当たり良いように見えるのだけど喋らない(笑)。
大久保:自分らもよく言われます(笑)。
藤森:先輩に気を使わせてしまうタイプですね。
デビューした時のガンガンいく感じをもう1回体験したいなって(笑)(音速ライン 藤井)
──ここ近年はお互い節目にあたる年ですよね。
藤森:メジャーデビューしてから10年目になりますが、毎年のようにアニバーサリーをやっていてたまに自分でも分からなくなります(笑)。
──デビュー当時は10年後も音楽をしていると思っていましたか?
藤森:当時は思っていなかったかも。4人だからできたと思います。
大久保:今となってはあっという間だったけど、いろいろありましたね(笑)。
──また最近は若いバンドも多く活躍されていますが、皆さんにはどんな風に見えていますか?
藤井:今、若いバンドはガンガンきているよね。良いなってたまに羨ましくなります(笑)。
──それは「若さ」がですか?
藤井:デビューした時のガンガンいく感じをもう1回体験したいなって(笑)。
藤森:無敵ですからね。
藤井:本当に無敵。無敵という言葉が1番合っている。
藤森:春にロフトでTHE NAMPA BOYSと共演した時に、凄く勢いがあってかっこ良かったのですが、打ち上げの時に絡んできてびっくりしました(笑)。
──皆さんが若い時、先輩バンドと打ち上げをした時に積極的にいけるタイプでしたか?
大久保:絶対に無理ですよ(笑)。今の若い人は呑む人とまったく呑まない人のどちらかな気がします。自分らは呑んで仲良くなるタイプですね(笑)。
藤森:あの時、THE NAMPA BOYSから後輩として先輩への接し方を学んだような気がします(笑)。あれくらいガツガツいくべきなんじゃないのかなって。
藤井:確かに印象に残るからね。
藤森:変に格好をつけるよりは良いのかなって思いました。
──藍坊主の皆さんは、お酒は呑めるほうですか?
藤森:好きですね。音速ラインのお2人には勝てませんが(笑)。
藤井:勝ち負けじゃないよ(笑)。名古屋で共演した時の打ち上げは楽しかったな。
藤森:その時、オープニングアクトで後輩のバンドも出演していて、彼らが音速ラインのファンでテンションあがっていましたね。
──10年も活動していたら「コピーしていました!」と言われる機会もあるのではないでしょうか?
大久保:多くなってきましたね。
──そういった方たちと同じ土俵で活躍しているかと思うと凄い話ですよね。
大久保:自分が20代前半から中盤くらいの時のことを思うと、今の若い方たちはしっかりしているなと思います。
hozzy:しっかりしていますよね。
大久保:当時、酔っぱらうと電柱登ったりしていましたよ(笑)。
藤井:あの頃は上昇志向がやたら強かったからね(笑)。