「北欧の風にのってやってきた、清楚でイノセンスな雰囲気を持つアイドル」ことバニラビーンズが、遂にネクストステージに突入した。タワーレコードが立ち上げたアイドル専門レーベル「T-Palette Records」から6/29に限定ワンコインシングル『天国への階段』を、そして7/20にアルバム『バニラビーンズⅡ』を発売するのだ。シングルカットされた「天国への階段」は、レッド・ツェッペリンの名曲をトイドラムや木琴を使ってバカテクローファイカバー! アルバム曲にはびっくりするようなクリエイターをわんさか迎え、初期の北欧路線に回帰すると同時にツーランク上のアイドルソングがてんこ盛り! 曲を切り売りするこの時代に、アルバムの最初から最後までしゃぶりつくすように楽しめるバニビ史上最高傑作が完成なのです。もちろん我々がこれを見逃す訳がありません! 7/10に阿佐ヶ谷ロフトAで行われるアルバム全曲試聴会に先駆け、バニビの2人に早速インタビューしちゃいました。(インタビュー・文:前川誠)
うどんはのどごし
──アルバム、すごく良かったです! 僕は「Summer vacation」が好きでした。
レナ あ、わたしと一緒ですね! わたしも、これリード曲にして欲しかったくらい好きです。歌詞もすごいキラキラしてるし、プラスのオーラが出てるんですよね。
リサ わたしは「?」(クエスチョン)が好きです。まだ(曲名が)決まってないから「?」って書いてあるんじゃないかって言われるんですけど(笑)。でも、曲名が記号ってかわいくないですか? 歌詞もすごいかわいくて。
──今回、アイドルソングらしい曲が増えましたよね。
レナ 「Summer vacation」とかそうですよね。アイドルソングっていうか、すごくJ-POPっぽいなって思います。
──アイドルオタクのレナさんとしては歌い易かったのでは?
レナ はい(笑)。歌詞にもすごく意味があって、今まで日常のことを歌った歌ってあんまり無かったじゃないですか。「ニコラ」とかも良い感じだったけど、ここまで深く女の友情を歌ったことはなかったので。
──あと、今回は初のソロ曲が2曲入っています。歌詞の内容はそれぞれ2人のイメージにピッタリ合ったものなんですが、曲調が意外でした。リサさんの方が明るくて、レナさんの方がゆったり聴かせる曲になってますね。
レナ 見た目とかキャラクターで言うとわたしの方が明るくて、リサ子の方がしっとり……な気がするじゃないですか。でもこの曲を作ってくれたり歌詞を書いてくれた方って、デビューの時からずっとお世話になっている方で、チームみたいな感じなんですよ。
リサ 私たちのことをすごいよく知ってくれているんですよね。
レナ そう、だから内面というか、表では見えない中の部分を分かったうえで作ってくださったのかなって。
リサ だから歌っていてしっくりくるんですよ。
レナ やっぱり3,4年一緒にやってきたチームなんだなあって。
──聴く側としては意外な一面でしたけどね。
レナ 見た目でもリサ子の方が年上に見られて、わたしの方が年下に見られることの方が多いですからね。
リサ ちょっとね、ドンペリの飲み過ぎで老けるのが早くて。
──セレブですからね。ちなみにドンペリは何色がお好きですか?
リサ ピンクです。ピン・ドンです。昨日も飲みました。
──取材日の前日なのに!
リサ 喋れるように、ですよ。今日はいくつも取材があるから、何を訊かれても良いように。
──……ちなみにレナさんは昨日何を飲んだんですか?
レナ ざるうどんです。