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トップレビュー大島輝之「Cell Music」

大島輝之「Cell Music」

2018.01.05   MUSIC | CD

vtn-1008
2,700yen(tax in)
IN STORES NOW

 『sim(大島輝之、大谷能生、植村昌宏)』や『《《》》』といったユニットをはじめとして長年にわたり即興演奏や実験音楽の現場で活動してきた大島輝之による6年ぶりのソロアルバム。2012年に『弧回(こえ)』というユニット名義で発表された作品「纒む」の流れを汲んだ歌に焦点をあてた内容となっており、2017年5月にライブ活動の停止を宣言し創作活動に専念してから初の音源発表でもある。
 ビート、コード、音色、歌など曲を構成するあらゆる要素が絶妙に歪んでおり、それでも曲として破綻していないという驚くべきバランスが提示されている。今後のミュージシャンの音作りやトラックメイキングの指針にもなりえそうなこの作品を聴くことで得られるものはとても多いだろう。(ネイキッドロフト:加藤裕士)

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