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トップレビューヒロネちゃん / きみの死因になりたいな

ヒロネちゃん / きみの死因になりたいな

2015.09.02   MUSIC | CD

SUBE-042
1,500yen(tax in)
発売中

 大森靖子のオープニング・アクトに抜擢されて注目を集めた鍵盤弾き語りSSW「ヒロネちゃん」初の全国流通音源。危うさと存在感が同居する歌声は、まるで隣りに座って話しかけられている感覚になる。『きみの死因になりたいな』というタイトルに「あ、ソレ系?」なんて思ったら偏見を持ったままさっさと聴いて欲しい。メロディの美しさに打ちのめされて、自由自在なピアノが頭から離れなくなるはず。特に「プラネットボーイ」のメロディ・ラインの超絶美しさには息が詰まる。「19歳の夏」で“暗い暗い闇に潰されてもひかりを探してた”女の子は20歳になり、きみの死因にはなれなくても誰かの生きる理由になる音楽をつくった。きっと、10年後も20年後も、そのあともずっと。個人的には、矢野顕子さんと早く共演して欲しいなと願っている。鍵盤と声だけでこんなにも世界は広がるのだ!(Rooftop:成宮アイコ)
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