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野崎幸助「紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男」

842yen(tax in)
講談社+α文庫

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 私は腰は低い、腰を動かすのは好き。「若さ」という語は「馬鹿さ」と一文字しか違わず似ている。(女性を誘いそびれ、脳梗塞に)「腹上死やったから本望やろな」、葬儀参列者に嗤われてる様子浮かびます。まだエッチを楽しみたいので神様よろしく…。まさかこんな事に。下品さは意外に少ない。屑鉄拾いから「実演付き」避妊具販売、小口貸金など戦後身一つで駆け抜ける一代記、金貸しや金主、踏み倒しなどの細部わかり普通に面白い。
 一転、続巻は構成作者を前に出しエロ話ホラ盛り盛りでサービス旺盛(エロくはなく中国の昔の艶笑譚ノリ。うなぎ食わせた若い娘、「ドジョウみーつけた」とウナギの寝床で…とか)。寂しかったのか。バブル頃の水商売・性産業の変遷は興味深いし、ビジネス・金融の持論は読むべきものあり素の顔覗く。「天災は忘れた頃に…は寺田寅彦先生の名言ですが、私の場合人災はしょっちゅうやってくるのであります」…嗚呼。(尾崎未央)
 
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