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室矢憲治 / `67〜`69 ロックとカウンターカルチャー 激動の3年間

河出書房新社

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 60年代後半か? 何かずいぶん遠くの昔の話のような気がするが、ジャーナリストでもあり日本のロック界の重鎮、室矢さんが今の右傾化した世界や日本の閉塞状況を考えるといたたまれなくって書き上げたのだろうか? もちろん私も同世代だし、この時代に濃密な青春時代を送って、激動の3年を大学のバリケードの中で過ごした一人だ。
 「世界同時若者革命〜それはビートルズから始まった(67年)」から始まる本書は公民権運動、69年のベトナム戦争、ウッドストック、ヒッピーコミューン、イージーライダーと世界のカウンターカルチャーが爆発する瞬間を著者は生で目撃したのだ。この激動の時代を50年も経った今、その青春群像の真実を綴っている貴重な本に違いないと思った。ロック音楽ってもう歴史の一部になっていて、その歴史を知ることはとても重要で、ぜひ今ロックに狂っている若者たちに読んで欲しい本だ。(平野悠)