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ローガン

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 X−MENのメインメンバー、ウルヴァリン=ローガンの「最終回」的な本作では、彼も年を取り、身体再生能力も衰えひっそりと生きている。しかし、自分と同じ能力を持つ少女との出会いによって、自分の過去と直面せざるを得なくなる。単身逆境に立ち向かっていく、再びヒーローであろうとする男の最後の戦いを描いた物語で、今作は西部劇等が描いてきたヒーロー物の原点に迫っている。歴史の浅いアメリカで生み出された「アメコミヒーロー」という神話と建国のヒーロー像が本作では一体となって描かれている。他作品を見ていないとついて行くのが辛くなってきたアメコミ映画群の中において、単体で勝負できる数少ない映画でもある。これにてヒュー・ジャックマンのウルヴィーは見納めなのだが、彼の勇姿を初めてみた時「ウルヴァリンが本当にいた!」と思うほどのはまり役なのだから「これからもやってよー、ヒュー!」と彼の足下にすがりついてお願いしたい所だ。(多田遠志)