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アイカワタケシ / 虫けら艦隊

河出書房新社
1,300yen+tax

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 廃刊となり、今や伝説と化したカウンターカルチャーの金字塔とも言われる雑誌「BURST」。その刺激的な内容に魅了され夢中になって読んだ。中でもアイカワタケシの文章は当時10代であった私の頭を容赦なくぶん殴った。自身が体験したブロン(咳止め薬)中毒について纏めたこの本は過去の体験として書かれているはずが、突如幻覚の如く文章が四次元となり狂った場所へと連れていかれる。中毒の影響なのか。いや、違う。根っからの狂人なのだ。なぜなら彼は才能に忠実な天才だから。ルー・リードは彼にこう言った(らしい)。「人間はみんな限られた条件のもとに生きている。その条件の中でどうすれば自分の能力を有効に使うことができるか。才能とはそれがわかっている人間のことだ。約束を守るということが才能なんだ(本文中略)」と。この本が書かれたのはもう20年近く前になる。その後のアイカワタケシを何も知らない。約束を守って才能に忠実に生きているのだろうか。(Loft PlusOne West:溝添真紀)
 
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