陰と陽がどんな化学反応を起こすのか
——これからナト⭐︎カンはどんなアイドルになっていきたいですか。
あんな:来てくれるファンの方が、仕事とか家族とか恋人のことで悩んだりとかあると思うんですけど、そんなことを全部忘れて楽しめるような空間を作るのが私たちの仕事かなと思っています。今、世の中は闇が多いじゃないですか。Twitterとか開いても「死にたい」とか。
のあち:ギクッ…(笑)。
あんな:そう、だから、のあちみたいな人がナト⭐︎カンを見にきて「イェー!!! 」って騒げるくらい、こっちの世界に取り込むというか、そういうのをどんどん増やして、ドームとかやりたいし、全国ツアーとかやりたいです。ハッピーを世界に増やしたい。まやちゃんは?
まや:同意です(笑)。ナト⭐︎カンはポップなので、ちっちゃい子からお年寄りまで一緒に楽しめるといいなと思います。分かりやすく言うと、Mステに出て家族みんなでニコニコしながら見てもらえるといいなぁ。
——究極人形はどうですか?
のあち:自分も病んでるので、病んでる人の気持ちがすごいわかるんですよ。そういう人たちが現場に来た時に一緒に痛みを分かち合えるような、曲とかライブでも表現できたらいいなと思います。
ななえる:メンバーもいろんな種類の精神状態を持っていて、わたしはあまり病む気持ちとかはわからなかったけど、のあちとか他のメンバーに出会ったことでこういう考えの人もいるんだと思って、わたしは逆にすごいポジティブで悩むことがないので、逆にいろんな人に寄り添っていけるのかなって思います。
ペロP:ほんとはななえるはナト⭐︎カンタイプだよね…。でも全員が全員病んでると困っちゃうんで、こういう子がいて、成り立つ。
ななえる:究極人形がナト⭐︎カンと違うところは、1人1人の野望みたいなのが多分強くあって、グループとしてもだけど個人としても戦っていきたいみたいなのがあるので、今後は各々の活動にも期待して欲しいなと思いますね。
ペロP:わかりやすくまとめると、ナト⭐︎カンはみんなで輪になってワ〜イ! ってやろうね、っていう意識があって、究極人形は割と体育会系で、メンバー同士もライバルでもあり戦友でもあるという、この二面性が面白くてやってますね。
——陰と陽っていう感じがして面白いですね。
ペロP:そうですね、ほんとに陰と陽という感じです。それが混ざったものがやっぱり今回SHELTERで、どう化学反応が起こるかっていうのがすごく楽しみですね。
名古屋から世界へ
——では、11月5日に向けて意気込みをお願いします。
ななえる:今回のライブに向けて、初めて2組コラボでオリジナルのCDを出すんですけど、それのジャケットのメインにどっちが写るかという争いがあって、それが結構白熱しちゃって(笑)。ペロPが軽い気持ちで企画したんですけど、最終的にメンバーも号泣しちゃったりとか、結構壮絶な戦いになって。その戦いの後に今回のツーマンが発表されて、今度は2組が協力して慣れてない東京という土地でチケットを売り切ろうってやっていて。今までは2組が協力して何かをするっていうことはあんまりなかったので。ただ会場を埋めたいというだけじゃなくその先の未来を見ていて、東京の下北沢SHELTERという素晴らしい場所でツーマンを埋めたということでナト⭐︎カン・究極人形の名前がもっと全国に知れ渡ったりとか、興味持ってくれる人がいたらいいなと思っています。最近は結構東京に遠征をする機会が前より増えているので、名古屋からもっと全国に羽ばたいていきたいですね。
ペロP:ナト⭐︎カンと究極人形が今のメンバーだからできた、というのもあるんだよね。両極端な感じが出たからそれがぶつかるのがすごく面白いと思ったし。ほんとに、名古屋だけで終わらせたくないんですよ。今のメンバーたちは特に。名古屋から日本に、世界に発信していきたいとプロデューサーとしては思ってます。
(この後、延々と名古屋の魅力についてメンバーそれぞれアツく語っていただいていますが文字数の関係上カットさせていただきました…スミマセン。名古屋いいとこ一度はおいで!! )