自分にとっては再確認が出来る場所で有り発見ですね
ーアンテナにとってライブはどんなものでしょうか?
渡辺:今の自分の姿を再確認が出来る場所だと思います。お客さんは自分の鏡だと思っていて。気持ちが落ち込んでいたり、迷っている時はお客さんも迷っている顔をしているし。自分たちがイケイケモードの時はホール全体もイケイケモードだったりするので、改めて自分の心境や自分たちがこれからどうしていきたいのかを、お客さんから気づかされることが多いです。お客さんがバンドからもらうことが多いと思いますが、バンドの方が得られることが多いので、自分にとっては再確認が出来る場所であり発見ですね。
ー対バンも多いかと思いますが、共演者を意識したりしますか?
渡辺:意識しますね。そのバンドのライブも見るようにしますし。ジャンルとか関係なしに良い物は良いと思いたいですし、常に刺激を受けていたいという貪欲さがありますね。どこに素敵なものが転がっているか分からないですし、だからこそ共演相手のライブは出来るだけ見たいですね。
—5/17新宿ロフトにて開催される「 LOFT三つ巴ライブ2017」にご出演して頂きますが、ロフトで3マンライブをするにあたって意気込みを聞かせてください。
渡辺:自分たちより若いバンドさんは沢山いますが、僕はそういったバンドさんが歩んでない数年間、今、若い人たちが言えない等身大の自分や今の自分をちゃんと届けたいと思います。ライブする上で3マンだろうがワンマンだろうが、フェスで多くの人に見てもらおうが、お客さんが少なくても常にやることが変わらないので、常に平常心でいつも通りに全力でやれたら良いなと思ってライブをしています。
ーいろんな心境を伺ってからの「LOFT三つ巴ライブ」なのでより楽しみです。
渡辺:約5年間、自分たちの中でゆっくりと足元を固めていったのが今の形になりました。話題が常にあったりや前作を超える作品といった新しい刺激を生み出さなければというハードルが上がるのに、その生み出すスピードが早く求められるという時代だと思うので、歌詞を書いて歌を歌って言葉を届ける人間は日々の良いことや嫌なこと、その瞬間に感じた感情をどれだけ素直にぶつけられるかだと思います。一つ一つ無駄なものはないよねと常に思いながら生きたいですね。
ー最後に締めのコメントをお願いします。
渡辺:新宿ロフトで久しぶりの3マンでロングセットなのでいつも通りアンテナらしくアンテナの言葉と人間性をぶつけ、お客さんがその瞬間を大事にしたいなと思うライブをしますので5/17は良い日にしたいと思います。