Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビューせきしろ(Rooftop2015年9月号)

脱力系文学の奇才が描く徹底的に何も起きないサバイバル小説!? 9月23日発売!!

2015.09.01

ロフトプラスワンは怖いイメージだった

──今やロフト系列で多数のイベントを開催していただいてますが、2007年5月にせきしろさんの最初のイベント『落合記念館ゲーム』が行なわれました。イベントをやり始めたきっかけは何だったんでしょうか。
せきしろ:僕がイベントをできる小屋を探していて、人づてにプラスワンのことを聞いたんだと思います。でも、当時のプラスワンは怖いイメージでしたね。『落合記念館ゲーム』は、担当していた山ちゃん(南海キャンディーズの山里亮太)のラジオ番組のコーナーを見せましょうと企画したんですよ。
──山里さんとはその頃に出会ったんですか?
せきしろ:いや、山ちゃんが僕のことを好きでいてくれたみたいで、木村君(バッファロー吾郎A)が間に入ってくれて会っていたんですよ。
──そのA先生とはどこで出会ったんですか?
せきしろ:渋谷公園通り劇場だと思います。その劇場には変わった人たちがたくさん出ていて。バッファロー吾郎、G★MENS(ハリウッドザコシショウが組んでいたコンビ)、モストデンジャラスコンビ(ケンドーコバヤシと村越周司が組んでいたコンビ)、スミス夫人(なだぎ武が組んでいたコンビ)とかが出ていて、そこでのイベントで会った気がしますね。
──凄いメンバーですね。実際にプラスワンでイベントをやってみていかがでしたか。
せきしろ:怖くはなかったです。ただ最初はバックの仕組み(ギャランティ・バックのシステム)が分かってなかったんですよ(笑)。売り上げの中からどんどん引かれて、もらえるギャラが少なくなっていくのを見て、どういう仕組みなんだろうと思っていました(笑)。これくらいの額をもらえるんだろうなと思っていたら、どんどん引かれて凄い少なくなっていくんですよ。それはすっごい覚えてます!(笑)
──担当者が説明不足ですいません(笑)。でもそこから今まで、定期的にイベントをやっていただくようになり、本当にありがとうございます。では、書籍についてもお伺いできればと思うのですが。
せきしろ:内容については小説で、無人島に行っちゃうんですけど、食料も何もなくて『週刊大衆』しかないっていう話です。
──(笑)それは詳細が気になりますね。
せきしろ:僕も『週刊大衆』にあまり興味がないんですけど、それでどうしようかっていう。延々その話です(笑)。ざっくり言うと何もしないサバイバル小説です。売れるといいなぁ。
──売りましょう! 新刊発売記念イベントも9月28日にネイキッドロフトで開催しますし。イベントの内容はどんなものになりそうですか?
せきしろ:サイン会的なことをしますかね。みなさんとふれあいます。売ってギースの尾関(高文)におごります(笑)。
──売りましょう!
 
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LIVE INFOライブ情報

バ吾A&せきしろ二人会2 〜出版記念編〜
【出演】バッファロー吾郎A/せきしろ
2015年9月28日(月)
OPEN 18:30/START 19:30
前売 1,800円(飲食別)
*前売券はローソンチケットにて発売中!!(Lコード:38715)
【会場・お問い合わせ】新宿ネイキッドロフト 03-3205-1556
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