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土肥大人(セプテンバーミーボーカル)×森 良太(Brian the Sun)×小関竜矢(Bentham)

 世代を超えお互いに認め合った、Brian the Sun、Bentham、セプテンバーミーといった個性豊なフロントマンが集まり、三つ巴ライブ開催記念に三者の対談を敢行。お互い音楽活動をしていく中で、様々な葛藤を抱え、もがきながらも強く歌う三者たち。今回の対談で2015年8月19日新宿ロフト公演は間違いなく良い夜になるだろうなと改めて強く感じた取材でした。(text:樋口寛子/新宿ロフト)

計算しないかっこ良さと言うか、それが凄く好印象でした(小関/Bentham)

 
—それぞれの第一印象を聞かせてください。
土肥:小関さんと初めて出会ったのは、下北沢シェルターでのライブイベントでした。「Bentham」というバンド名を聞き始めた頃だったので、「どんなバンドかな?」と思って見た時に、とにかく声がとても高く特徴的だなと思いました。楽屋で挨拶をした時にお互いサラっと終わってしまったので、お互い人見知りだなという印象でした(笑)。
—それはいつくらいの話でしょうか?
土肥:去年の10月に下北沢シェルターで「tonetone」と「She Her Her Hers」と「Bentham」と共演した時ですね。「Brian the Sun」と初めて共演をしたのは、去年2月にあった名古屋でのライブでした。その時の森がライブステージで、良い意味でお客さんを突き放すと言うか。そのライブを見た時の印象で、ちょっとSっ気があるのかなと思いました(笑)。
—その印象は今でも変わらないですか?
土肥:その後、森君とプライベートでも仲良くなってからは変わりましたね(笑)。
—小関さんはどうでしょうか?
小関:セプテンバーミーとは、先程土肥君の話にも出た去年のシェルターでのライブイベントでした。その時に見たライブで音楽に対して真っすぐだなという印象でした。僕たちがチャラついて見えるので、失礼のないようにしないとと思いました。自分らと近いものを感じたらガッツリいきたかったのですが、失礼のないようにという気持ちが勝ってしまい、その日はいけなかったです(笑)。また先日共演した時に、ボーカルとして本番の持っていき方がとても勉強になりました。「Brian the Sun」は、彼らの「メランコリックガール」という曲がとても好きでした。
森:聴いてくれているんですね。
小関:勿論! 僕は邦楽ばかり聴いていて、洋楽をあまり聴かないんです。それで「Brian the Sun」は良いなと聴いていて。今年、宇都宮のライブで一緒になって。その時初めて会ったので、「ライブはどんなものだろう」と楽しみにしていたんですよ。その日のライブで森君が前に出てボーカルマイクだけを持って、フェンスに立って飛んだら思いっきりコケたんですよ。それが映画のワンシーンのようにとても綺麗にコケていて、その印象がとても強いです(笑)。計算しないかっこ良さと言うか、それが凄く好印象でした。あの日のライブは、「Brian the Sun」が一番持っていきましたね。
—森君はどうですか?
森:共演してもあまり人と話さないんですよ。人のライブもあまり見ないし。でも、土肥さんとはオカルト話で盛り上がるんですよね。LINE交換したりして(笑)。「Bentham」は、宇都宮で初めてお会いして名前もよく聞いていました。最近では長野でも共演し、その日はDJが強くてバンドまでお客さんが中々流れてこなくて。結構、最初は苦戦していましたが、後半戦からお客さんが段々と流れてきて。その状況を「Bentham」と話したりして。そんなに話してくれるとは思わなかったので、めっちゃ嬉しかったですね。
 

僕らのお客さんはちゃんと曲を聴きに来てくれていることが分かるので気にしていないですね(森/Brian the Sun)

 
—この機会にお互いそれぞれに伺ってみたいことはありますか?
土肥:小関さんに質問ですが、ライブ中にどんなことを思いながらライブしていますか?
小関:お客さんの表情とか流れを細かく全部見ています。
「次、これやろうか、あれやろうか」と考えられるようによく見ています。ステージ上でやりたいことがすっと出るタイプではないので、考えながらやります。
—逆に土肥君はどんな感じでしょうか?
土肥:僕も1人1人お客さんを見て伝えようとライブをしていますね。
—森君はどうでしょうか?
森:基本的にライブって1:300ではなくて、1:1が300個あると思っているんです。だから1人1人のお客さんの細かい特徴は分からないですけど、例えばお客さんが普段節約したお昼代とかでチケットを買っているかもと思ってステージに出ていますね。そうすると、どんな気持ちでライブをしなきゃいけないのかというのが分かってきますね。
小関:お2人に伺いたいのですが、いわゆる「4つ打ちサウンド」が流行っている中で、どう思いながら曲を作っていますか?流行に寄せているのか、全く気にしないで作っているのか。
土肥:僕は最近、何にも考えてないです。テンポが早い方がお客さんがノリやすいのかなと思ったことはありますが、最近は自然と作っています。実際僕らの代表曲になっているのは4つ打ちですが、最近は特に意識していないですね。
—意識しなくなったきっかけは何でしょうか?
土肥:元々前身バンドがシューゲイザーやポストロックのバンドをやっていたので、元いた所に戻ってきたというのがありますね。
森:僕はいちばん8ビートがロックだと思うから、8ビートが好きですね。
小関:「Biran the Sun」は、4つ打ちの曲がほぼないよね。逆に珍しいなと思いました。
森:4つ打ちの曲が僕らのセットリストに入った場合に、「何か違うな」というのはありますよね。でも作ってみてセットリストに入れてもしっくりくるような余白はあるようにしています。こだわりで4つ打ちをやっていないというわけではないんですね。流行だした頃は、安直にその流行に乗るのが嫌だったというのはありました。今は僕らのお客さんはちゃんと曲を聴きに来てくれていることが分かるので、気にしていないですね。
森:今、自分が求められていると勝手に思っているシーン感って、意外と隙間なのだなって気付きました。ちなみに小関さんはその辺りはどう思っていますか?
小関:僕らのレーベルには元々「KEYTALK」がいますので、その影響は少なからずありますね。そろそろ4つ打ちサウンドではない別のアプローチが出来たら良いなというのがあります。お客さんもそのサウンドに聴き慣れてしまったのもありますよね。僕らの4つ打ちの曲はめっちゃ計算して作っています。
土肥:曲を聴いていて感じます。
小関:昔、好きだったのもあるので、方針として今時の流れで攻めましたね。ただ、その中で僕らが得意とする音楽の方が振り向かせることが出来るのではと思ったので、思いっきり4つ打ちを採用しました。僕はNUMBER GIRLやbloodthirsty butchers、eastern youthが好きで、その感じを出した時に今の僕らの音楽を聴いてくれている人たちはびっくりするかと思うんですよね。その感じをボチボチ始められたら良いなと思っています。
森:どうしてもバンドを続けていくとなると、次はどういう方法論で打ち出していくかとか、本質から遠い所でやっていると葛藤は常にありますよね。
 

Live info.

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2015年8月19日(水)
LOFT三つ巴ライブ2015
OPEN 18:00 / START 19:00
ADV¥2800 / DOOR ¥3300
[発売]LAWSON・eplus・LOFT 7/11〜
⚫︎Lコード:74859
※入場順:各チケットNo.001〜並列
【出演】
セプテンバーミー
Brian the Sun
Bentham
(五十音順)
 
 
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