──10周年を迎える『MASTER COLISEUM '15』について聞かせてください。

川さん：“マスコロ”を始めた当時は、夏フェスは関西にいっぱいあるけど、俺らは声がかからんなって思ってたんです。

ゴッチ：僕らは清水音泉の“オトダマ”とかも出たことなくて、去年は僕らから清水音泉の田口さんにお願いしに行きましたもん。

川さん：清水音泉が呼んでくれないんですよ。

ダイスケ：スイカ割りの司会だけやりに行ったりしてますからね。来年こそはと思って、毎年頑張ってます。

──清水音泉の田口さんにこの声を届けましょう（笑）。

川さん：そんな感じやったから、よく一緒にライブをしてたSABOTENと一緒に、もうこれは自分らでやろうと思って“マスコロ”を始めたんです。

ダイスケ：“マスコロ”を始めた当時は、バンド主催で何かをやることがあまりなかったんですよ。

川さん：そこに関しては、俺らは10年前からやってるから、先にやってたもんねって言えますね（笑）。

ダイスケ：そうやね。特にここ最近で、バンド主催で何かを企画することが増えてきたなと感じます。“京都大作戦”を今から始めるとかは、絶対に難しいでしょうし。だからどんどん企画していきたい後輩たちは、場所に困ってるんじゃないかなと思います。

──では、ズバリ今年の“マスコロ”の見どころを教えてください。

川さん：今年は4日間ありますからね。全部来る人がいるなら、それはもう凄い出費ですよね。

ゴッチ：それのどこが見どころやねん（笑）。

川さん：いやいや、だって交通費とか諸々を考えたら凄いことになるよ。

よこしん：それ以上の価値は、確実にありますからね。

ゴッチ：日によってアーティストも違いますし、ライブ以外でも会場内には遊ぶ場所があるんで、全部来てもそれぞれ違う楽しみがあります。

──本当に盛りだくさんな4日間ですね。

川さん：1年に1回やったものが、1週間経ったらまたある。単純に全部の楽しさが2倍になってくれたら良いです。今年は何かしらの伝説が生まれる“マスコロ”やと思いますよ。

──共演のバンドさんに関してはいかがでしょうか。

川さん：出てくれるバンドには、それぞれいつものライブを期待してます。だから逆に、4日間すべてに出るPANとSABOTENが、4日間でどんな4種類を出すかは見ものです。

──お客さんは昨日とは全然違うPANが見れて、1週間後にはまた違うPANが見れるかもっていう期待大ですね。

ゴッチ：今年のPANは、“マスコロ”4日間で完結するのか。それとも4日間すべて同じライブをするかもしれないですし。

ダイスケ：全部同じ曲で、MCで言うことも一緒とかね。

川さん：「絶対に次あれ言うで…、言った言った！ 次あの曲やで…、ほらほら！」みたいなん面白いね（笑）。

 

──12月20日（日）、なんばHatchでのワンマンについて教えてください。

川さん：そもそもPANが、なんばHatchでやるっていう感覚は面白いですよね。後はやっぱり、とにかくキャパがデカいです。当日までは半年切ってるけど、できることは全部やりたいし、やるつもりです。

よこしん：バンドとしてやろうと思って、行動に移せたのは大きいですね。

──どんなライブになりますか。

ダイスケ：やっぱり、今までの積み重ねを出したいです。ただ、なんばHatchなんでセットを組んだりとか、そういう会場の利点は活かしたいですね。

川さん：普段できない何かは絶対にしたいですね。来てくれた人だけが体感できることですよね。

ゴッチ：たくさんの人が来てくれて、この20年目の挑戦を一緒に盛り上げてくれたら最高です。

 

──9月20日（日）『20祭やDAY！9発目〜PAN CHANNEL〜』についてはいかがでしょうか。

ダイスケ：“マスコロ”3日目の前日なんで、マスコロ関係者はできるだけ巻き込みたいですね。あと、よこしんもPANに入って5周年ですからね。

ゴッチ：内容的には、よこしんがついに日の目を浴びる日ですね。

川さん：車とか楽屋で喋ってる勢いを出せば、絶対面白いよ。

よこしん：僕は喋るイメージがないんで、お客さんはビックリするでしょうね。 

──特別な1日になりそうですね。

川さん：スペシャル・メニューでおにぎり作ったらええやん。ゴッチのおにぎりで、「ごにぎり」とか。

ゴッチ：一番料理に疎い俺が？ 三角おにぎりすら握れなくて、泥団子になるのに。

よこしん：それはもう泥を握ってることになりますよ。

ダイスケ：まぁでも、ロフトプラスワンウエストはやれることの幅が広いんで、普段できないような面白い空間にしたいですね。