京都より幸せを運ぶ!? 全方向カルチャー発信型アイドル、やおよろズ。昨年12月にロフトプラスワンウエストで開催された『元カレデュエル!』が大好評だった彼女たち。その『元カレデュエル!』が3月7日、東京ネイキッドロフトに殴り込み! さらに3月28日にはロフトプラスワンウエストにて『偏見裁判!』が開催決定。幅広い活動をする彼女たちはいったい何者なのか!?(interview:松本尚紀[Loft Plusone West])
幅広い活動を見せるアイドル、やおよろズ
──最初に、自己紹介をお願いします。
まりえ:やおよろズのまりえ先生です。手芸が得意なので、お針子アイドルを自称しています。やおよろズはトークイベントやボードゲームの活動が目立つんですけど、雑貨を作って売ったりもしてるんです。あとは、営業も担当してます。セルフプロデュース・アイドルなので(笑)。
ましろん:私はやおよろズの豊穣アイドル、ましろんです。おっぱいがたわわに実っています。今日着てきたコートも胸を張れば、ボタンがはち切れるんです。やおよろズの中では、広報っぽいことをしてます。
ねいじま:やおよろズのねいじまとーこです。お金大好きアイドルをやってまして、イベントの企画やボードゲームを考えたりしてます。でも基本的にはやおよろズの中では、文句を言う役割ですね。
──役割が文句言いなのですか?
ねいじま:はい。「それ本当に面白いんですか?」みたいなことを、逐一言ってます。
ましろん:みんなからの企画を仕分けてるよね。
──蓮舫さんみたいなイメージですね。
ねいじま:蓮舫か田中真紀子かって感じですね。やおよろズの中では最年少ですけど。
まりえ:そうそう! 彼女のおかげで平均年齢がギリギリ30歳を超えてないんです。
ましろん:かなりの大役を担ってくれてるよね。ありがたい。
──他のメンバーについて教えて下さい。
まりえ:料理ができる厨房アイドルや乙女チックアイドル、あとリーダーはよく寝るのでお昼寝アイドルです。
ねいじま:みんなそれぞれにクセが強くて、乙女チックアイドルなんかは、深夜にポエムとか意味深ツイートをしちゃう子なんです。現代の乙女要素を凝縮したような、雑誌『an・an』を人間にしたみたいな感じです。
ましろん:話し方が女性雑誌のコメントみたいなんですよ。
──やおよろズは、どういうつながりで始まったのですか?
まりえ:2012年12月に結成したんですけど、もともとは全員がイベント制作会社のスタッフをしてたんです。割と自由にさせてくれる会社だったんですが、こんなことやりたいなーって気持ちが膨らみすぎてしまって(笑)。それでモヤモヤしてた時に、じゃあ自分たちでグループ作ろうよってなって結成しました。結成時は10人でしたが、今年4人卒業しました。
ましろん:メンバーはみんな本業があるんですけど、仕事もよくできる子たちなので、そっちに引っぱられちゃいまして……。
ねいじま:やおよろズは、副業としてはあり得ないぐらい忙しいですからね。最低でも月一でイベントを開催して、ボードゲームや雑貨などの商品リリースも半年に1回のペースでやってますし。
──やおよろズという名前の由来を教えて下さい。
ねいじま:名前自体は八百万の神々から来ていて、どうしてこの名前にしたかって言うと、えっとあの…なんででしたっけ?
ましろん:覚えてないのね(笑)。各々にあるそれぞれのキャラが、ゆくゆくはその分野の神になるようにということです。
ねいじま:そうそう。でもその神はキリストとかではないんです。いわゆる2ちゃんねるのネットスラング的な、「ネ申」ぐらいのカルチャーアイコンになれるように頑張ろうという意味でのやおよろズです。
──アイドルなのか神なのか、幅広いですね(笑)。
ねいじま:我々がアイドルと名乗ってるのは、アイドルと言えばいろんなジャンルの活動ができる可能性を感じているからです。
まりえ:「アイドルには無限の可能性がある」って乙女チック担当が言ってるしね(笑)。
口に出して行動、実現する目標
──やおよろズとしての今後の展望を教えて下さい。
まりえ:やおよろズを会社にしたいですね。それと大きな目標として、『情熱大陸』に出たいです。『情熱大陸』に取り上げられて、歩きながらインタビューされたいです。
ねいじま:とりあえずは会社にできるぐらいの大きなお金を稼ぐことですよね。『情熱大陸』に出て、『トップランナー』に出ます。
──大きな野望ですね(笑)。
ましろん:今は本業があって、副業がやおよろズなんですよね。
まりえ:やおよろズで食べていきたいですね。
ねいじま:去年の目標として、ロフトグループのトークライブハウスでトークイベントをすることがあって、それが叶ってるんです。だから口に出して言ってたら、何でも叶うんちゃうかなって思ってます。だから『情熱大陸』も出られるんです。
──活動をしてきて、実感は如何ですか?
まりえ:年々大きくはなってきていますよね。だからそんな中で、副業としてやおよろズをやることの限界が来てるんです。月一回以上イベントができないんですよ。本当はもっとやりたいんですけど、本業もあるんでね。
ねいじま:イベントのアイデアとかネタはたくさんあるんで、それを消化していきたいです。
ましろん:アイデア自体は山ほど出してるんですけど、1年間でやれるのは12個ぐらいになってしまってますからね。削っていったアイデアの中に、面白いモノがあったと思うんです。
やおよろズが実現する、特殊なロフトプラスワンウエストの壇上
──開催してきたイベントについて教えて下さい。
まりえ:一番最初はボードゲームのイベントですね。その後に『青春中二病ナイト』というトークイベントをやったんです。どっちも面白かったので、そこからボードゲームイベントとトークイベントを並行してやっている感じですね。
──それで昨年10月にロフトプラスワンウエストで開催したのが『元カレデュエル!』ですよね。僕はイベントを拝見してたのですが、イベントの手際の良さが凄くて、運営が完成されてましたよね。
まりえ:ありがとうございます。イベントの運営スキルはめちゃくちゃ高いんですよ。
ましろん:イベント運営スタッフをしてましたからね。アイドル界では、ずば抜けた運営スキルだと思ってます(笑)。
──実際にトークイベントをやってみてどうでしたか?
ねいじま:『青春中二病ナイト』は、我々がひたすら喋るトークイベントでした。『元カレデュエル!』に関してはやおよろズが主役ではなくて、素人女性を引きずり出して、その方々をプロデュースする役割やったんです。
まりえ:男運がない女性たちに、強烈な元カレ話をしてもらって、それで闘わせる。私たちは彼女たちにとってのセコンド的な役割やったんで、どこまで面白くするかが鍵でした。
──強烈なエピソードがいくつかありましたよね。
ましろん:笑っていいのか分からない、強烈なものがありましたね。でもエピソードを話した本人は、それまで話せずにモヤモヤしてたみたいなんで、スッキリしたって感謝されました。
──他にも新しいイベントを考えていますか?
まりえ:トークイベントでは、普通の人がやらない特殊なものをしていきたいですね。
ねいじま:あとはもっとお客さんを巻き込んだものをやっていきたいですね。どんどん素人を壇上に引っ張って、出していきたいです。
まりえ:ロフトプラスワンウエストでは、特にそういうことをやりたいですね。距離が近いし、お客さんも温かいですし。