Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビューザ・チャレンジ(Rooftop2014年3月号)

待望のワンマンライブ! フレッシュなニューカマーが大集結する自主企画イベント!
時代をハイスピードで駆け抜けるザ・チャレンジがいよいよ新宿ロフトに舞い降りる!

2014.03.01

 2013年9月4日に初の全国流通盤となるミニアルバム『はじめてのチャレンジ』をリリースしたザ・チャレンジ。待望のリリースから約半年、いよいよ彼らが「HOME」と豪語する地、新宿ロフトで待望のワンマンライブと自主企画イベントを2daysで開催する。2013 年11月8日には恵比寿LIQUIDROOMでレコ発イベント「はじめてのレコ発」を大成功させ、同年のCOUNTDOWN JAPAN出演とノリに乗っている彼らは今、再び新たなチャレンジを企んでいるようだ。毎日目まぐるしく活動する彼らが見据えている輝かしい未来予想図とは?
 ザ・チャレンジの"今"をたっぷりと訊いた。(interview:二上亜架里/新宿LOFT)

俺達はニューカマー

——恵比寿LIQUIDROOMでのレコ発イベント「はじめてのレコ発」を経て、今回のイベントは何故新宿ロフトでの開催となったのですか?

沢田チャレンジ(Vocal & Center):前回のワンマンが去年の7月に開催した下北沢GARAGEの2DAYSだったんだけど、次はどこでやろうかとメンバー内で話した時、昔から大好きなハコだしお世話にもなってるっていうことで、メンバー全員がHOMEだと思っている新宿ロフトでやりたいねと。

——今回のロフト2daysで、1日目をワンマンにしたのはどんな意味があるのですか?

沢チャレ:いい質問だ(笑)。それは、俺が力の割り振りができなくて1日でいつも燃え尽きちゃうんだ(笑)。だから1日目のワンマンで燃え尽きて、2日目は燃えカスなりに全力の燃え方をして、お祭りっぽくしようと思って。普通のバンドなら逆なんだけど、俺達は力の出し惜しみとかできないんで。

——2日目の対バンにThe SALOVERS、THE ORAL CIGARETTES、そしてスペシャルオープニングゲストで社長&シャインズを選んだ理由は?

沢チャレ:俺は基本ずっと20歳なんだけど、たまに年上に見られることがあって(笑)。でも俺達はニューカマーなので、フレッシュな面々と対バンしたいなと思い、若手の好きなバンドを誘ったんです。The SALOVERSは昔からすごい好きで、よく下北沢GARAGEとかにThe SALOVERSのメンバーが出入りしてた頃から、なんだか鋭い目つきをした少年がいるなーって気になってて。まだきっと10代だったのかな? で、音源聴いたらすごく良くて、いつか一緒にやりたいなって思って。THE ORAL CIGARETTESは去年の“COUNTDOWN JAPAN”の同じステージで、出番が俺達の前だったんです。ライブ観たらもうめちゃめちゃ盛り上がってて、これは一緒にやったら面白いぞと思って誘ったら快くOKしてもらえました。この何が良かったって、世間には俺達が20代前半のバンドだと認識してもらえる(笑)。そういう狙いです、今回は(笑)。

ドラゴンチャレンジ(Drums):社長&シャインズは、実は沢チャレと俺もメンバーで、その他のメンバーも別でバンドをしていたりしているので、スペシャルバンドというか、冠婚葬祭の時にライブをするっていうバンドなんですけど(笑)。前回のライブは下北沢GARAGEでしたね。年に2回か3回しかライブしないから、ここで見られるのはレアだと思いますよ!

 オーディエンスに対しての想い

——去年リリースされた『はじめてのチャレンジ』を聴いた時に、ものすごく耳に残るというか、癖になるといいますか。メロディラインももちろん歌詞も真っ直ぐな言葉が使われていて、グッとくるんですよね。率直な女子の意見としては、この素敵な歌詞は誰か特定の人の事を想って書いているのかなって思ってしまうんですけどどうなんですか?

沢チャレ:ザ・チャレンジを始めた時は、曲を作るならやっぱりラブソングだなって思ったんですけど、特定の人っていうよりはオーディエンスに対しての想いと言うか。歌詞に関して言うと、愛してるとかストレートな言葉って、昔は使うのが好きではなかったんですけど、今のモードは、英語の歌詞を和訳したみたいなイメージなんですよね。例えば「I love you baby.」とかも日本語にすると、「愛しているよ、君を!」みたいに、ちょっと臭くなってしまうじゃないですか。だけどこれが曲にスッとハマったら、それが一番ロックンロールなんじゃないかなって思って。

ドラチャレ:色々考えてるんだね!

沢チャレ:俺、歌詞のインタビューだったらいくらでも答えられるもん(笑)! 意外と考えて書いてるんですよ。

ドラチャレ:沢チャレが書く歌詞って、どこか心に引っかかるんですよ。耳障りもすごくよくて、且つ心に残るっていう歌詞に仕上がってきてるんですよね。メロディともマッチするし。だから面白いんです。

沢チャレ:でもスタジオで皆に歌詞を披露する時は本当にもう罰ゲームですよ(笑)。シーンとするからね。みんな俯いて何も言わないし、チューニングが始まっちゃう(笑)。

ドラチャレ:前作を超えなきゃって、最近歌詞に更に拍車がかかってきてるからね。

——ここ最近はバンドの状況が良くなっているという印象を受けていますが、今後の目標はあるんですか?

沢チャレ:赤坂BLITZやZeppでライブがしたいってのはあるんですけど、やっぱりいつか日本武道館でやりたいですね。夢は口に出して行こうって思ったんです。そうすると不思議と叶うんですよ。去年の”COUNTDOWN JAPAN”も出たい出たい! ってものすごいしつこく言ってその時期にROCKIN'ON JAPANにニューカマーとしてインタビューをしてもらった時も、「どういった経緯で結成されたんですか?」って聞かれても、「COUNTDOWN JAPANに出るために結成しました」と事あるごとに言って「いい加減にしてもらえませんか」って副編集長に怒られるっていう(笑)。でもそれぐらいしつこく言うと、やっぱり人間の心って動くんですよ。だからきっと1枠余った時に、そういえばザ・チャレンジがあんだけ出たいって言ってたなって思い出してくれたんだと思いますよ。本当最後の最後に連絡があって、レーベルの人が一番驚いてましたもん。

——入場規制がかかったそうですね。

沢チャレ:そうなんです。

ドラチャレ:バンドって楽しいよね。僕は今までマネージメント有りで活動していた身だから、沢チャレみたいなフットワークの軽さはなかったんだけど、沢チャレみたいな人を目の当たりにすると、高校生でバンドを始めた初期症状を思い出しますよね(笑)。

沢チャレ:昔は色んなルールを気にしていたんです。守らなくちゃいけないルールはもちろんあるんですけど、ルールに縛られてるバンドマンも多いなあと。だったらアイドルとかの方が全然面白いじゃんって感じちゃって。フェスに出たいって言って、出れなかったら格好悪いって普通は思うんだろうけど、考え方は最近本当変わりましたね。

 もう1年経ったら俺ワイヤーで宙を舞ってますから

——昨年のリリースを経て、レコ発、フェス出演と目まぐるしく活動されていますが、前作をリリース以降メンバーそれぞれ心境の変化ってあったんですか?

沢チャレ:ありましたね。バンドやろうぜってなったきっかけがTwitterだったんですけど、発信は俺からだったのでやっぱり最初は沢田プロジェクトっていう意味合いが強かったんですよね。沢田を手伝うよって皆乗ってたって感じで。だけどリキッドルームでの自主企画を経験した辺りくらいからか、それぞれのモチベーションが変わってきたというか。このバンドで自分が出来る事を確立したというか、一歩踏み込んできたみたいな所はありますね。それでバンドが一丸となって、グッと仲良くなれました。それぞれが役割に徹するようになった感じはします。

ドラチャレ:それぞれ皆ライフスタイルが全然違うから、会ってる時間を有効に使いたいんですよね。時間を無駄にしたくないから、しっかりコミュニケーション取って、しっかり意思を確かめ合ってます。これまでにそれぞれバンドを活動休止したりとかもあって、皆が同じモチベーションで同じ方向に向いてるのが一番いいバンドだと思うんですけど、それが時としてバンドが前に進みにくくなる理由だっていうのがなんとなく分かっているから。その辺はすごく皆柔軟になってます。

沢チャレ:そんな中で、新宿ロフト2日間をやるからには埋めたいなって思っていて今やっとタイミングが来たなって感じです。来て頂けるなら、2日間どちらでもいいんです。1日目のワンマンだったら、チャレンジの熱さや楽しさ、時にセンチメンタルというような、ありとあらゆるところを観てもらえるし。初めて見るのがワンマンじゃ重すぎるって人には、2日目に来てもらえればそれはそれですごく楽しめる空間だと思うし。あと俺達物販とかにも力入れてるんで(笑)! 今回も目玉物販を用意して待ってますよ。

——では最後に、ザ・チャレンジを応援してくれている方に熱いメッセージをお願いします!

ドラチャレ:ザ・チャレンジはライブを観て納得してもらえるバンドだし、観たら絶対好きになってくれる自信があります! ステージの距離が近い今のうちに、目撃しておいて欲しいですね。

沢チャレ:もう1年経ったら俺ワイヤーで宙を舞ってますからね(笑)! Rooftopを読んでいる皆! 3月8日、9日は新宿ロフトに集合だぜ! そして、お前ら全員抱きしめてやる!

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LIVE INFOライブ情報

3月8日(土)新宿ロフト
ザ・チャレンジ主催
「春のチャレンジ祭り2014 〜ワンマン」
ザ・チャレンジ
OPEN 18:00 / START 19:00
ADV ¥3000 / DOOR 未定
チケット:PIA(217-357)・LAWSON(72331)・eplus・LOFTで発売中
 
3月9日(日)新宿ロフト
「春のチャレンジ祭り2014〜対バン」
ザ・チャレンジ / The SALOVERS / THE ORAL CIGARETTES
【SPECIAL OPENING GUEST】社長&シャインズ
OPEN 17:00 / START 18:00
ADV ¥3000 / DOOR 未定
チケット:PIA(223-239)・LAWSON(79532)・eplus・LOFT で発売中
 
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