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今だからこそ一緒に演奏が出来る（大久保）

── では、出演してくださるゲストの印象や思い出話を聞かせてください。ガールズバンド枠の「FLiP」さんからお願いします。

大久保：FLiPは同じレーベルメイトの後輩にあたります。

藤井：ガールズバンドという感じがせず、女子を売りにしていないのが良いなって思っています。

── FLiPと初めて共演したのはいつ頃でしょうか？

大久保：2009年の仙台でのライブかな。その前に自分達の企画の“ビールナイト”を観に来てくれましたが、FLiPからしたら第一印象が悪かったかもしれません（笑）。

藤井：まさかレーベルの先輩がライブであんなに酔っぱらうとはって（笑）。

大久保：対バン自体は凄く久しぶりで、もう2〜3年はしていないと思います。

藤井：FLiPに会うたびに大久保が申し訳なさそうにするからさ、彼女達も「どうしたらいいの？」って顔をしている。

大久保：俺はその顔が見たいんだよ（笑）

藤井：だから今回は対バンするにあたり堂々としていたいな。

── では、同世代枠の「つばき」はどうでしょうか？

大久保：このタイミングでつばきと一緒に出来るのは凄い嬉しいです。

藤井：以前、音速ラインのサポートギターだったソネ君（現在はa flood of circle等のサポートギタリストとして活躍中）がつばきのサポートメンバーとして出演してくれるのも嬉しいよね。

大久保：つばきは音速ラインを結成した時から既に頭ひとつ抜けていたバンドだったし、もっと凛としているのかなと思っていたら、実際はくだけた人だったけど（笑）。

── つばきはツアーで一緒になったりしましたか？

大久保：自分らのデビュー直後にあった札幌のライブで一緒になりましたね。その時にドラムのなおこちゃんが自分と同い年だと知って驚いた事を覚えています。

── 皆さんと同世代のバンドは良い意味で正念場だと思うので、若いバンドにとって勇気づけられるような夜になるといいですね。

大久保：本当に今が頑張り時だと思います。残ったもの同士、今だからこそ一緒に演奏が出来る。デビューしたばかりの頃は対バンしすぎでお互い敬遠していたものがあったけど、今がちょうど良い時なのかなと思います。

── 新人枠の「Brian the Sun」はどうでしょうか？

大久保：ベースの治輝君しか面識はないのですが、とてもしっかりしていますよね。

── ビールを呑みすぎて逆に彼らから怒られないようにしないとですね（笑）。

大久保：それ怖いですね。何で怖いかというと言い返せないと思うんですよ。そんな事で怒られちゃうと（笑）。

── またBrian the Sunとはそれなりに年の差がありますよね（笑）。

藤井：Brian the Sunのご両親の方が歳が近いかもね。

大久保：俺は違うだろ（笑）！

── Brian the Sunから、音速ラインと共演する事に反響があったと聞きました。

藤井：Twitterで「Brian the Sunと音速ラインが一緒にやるなら行くしかない！」という発言を見かけました。ありがたい話だよね。

── 先輩バンド枠の「TRICERATOPS」はどうでしょうか？

藤井：スター以外の何者でもない。そのスター性を30％位吸収して帰りたいです。ステージに立った瞬間スターだもんね！

大久保：とても後輩思いのバンドですよね。フェス等で見かけると向こうから声を掛けてくれますしね。とても優しい兄さんです。

── TRICERATOPSと初めて対バンしたのはいつでしょうか？

大久保：2007年の年始にやった渋谷CLUB QUATTROでのライブですね。

藤井：印象に残っているのは恵比寿リキッドルームで共演した事かな。その日TRICERATOPSに入って『RASPBERRY』を演奏して、生きた心地がしなかったもの（笑）。

── TRICERATOPSのドラムの吉田さんには公私共々良くしてもらっているようで。

大久保：俺は相当一緒に呑んでいますよ（笑）。

── この日もかなりハードルが高い2マンですね。

大久保：2マンは初めてなのでかなりドキドキしています。

──でも、全日程負けてられないですよね！

藤井：プレッシャーで身体壊しそうだけど大丈夫（笑）？

 

聞き直す作業はその当時の風景を思い出すので、その作業をみんなでやる事に意味がある（藤井）

── この5日間で色んなカラーの音速ラインが見えそうですね。最終日はワンマンライブですしね。また5デイズ限定のグッズは考案しているのでしょうか？

藤井：高速バスTシャツは再発したいな。需要があるかどうか分からないけど復刻したいですね。

大久保：復刻版なら自分でプリントしないと（笑）。

藤井：その当時販売されていたものや、レコード店に無料のカセットテープを置いていた頃に書いた看板があるので、その看板を持ってこようかな。あとトートバッグが欲しいという声が多かったので作れたらいいな。あ、あと5日間通し券を買ってくれた人には、特典でイベントキャラクターと出演バンドのロゴが入った「マグカップ」をプレゼントしますよ!!! 凄い可愛いデザインです。

── ライブと同時にロフトBARスペースでは音速ラインの10年間の歴史を網羅したギャラリーも開きますよね。

藤井：色々見せる事が出来たらいいですね。

── そして5デイズポスターと、今回の企画の為に撮りおろした写真にも反響がありましたよ！

大久保：とてもじゃないけど、午前中に撮影した雰囲気じゃないよね（笑）。

── 最後にこのイベントに行くか行かないか迷っている方にを後押しするメッセージをお願いします（笑）。

藤井：「行けば良かったな」と思うような内容に必ずなるので来た方がいいです！

大久保：ツアーでもやらないような、眠っている曲も引っぱり出してやりますよ。

藤井：何の曲を演奏しようかなと思いながら昔の曲を聴いていると、やっぱり良い曲が多いなって改めて思うんです（笑）。聞き直す作業はその当時の風景を思い出すので、その作業をみんなでやる事に意味がある。一生演奏しないかもしれない曲ばかりかもしれません。

大久保：今後やらないかもしれない曲も恐らく混じってくるかと思いますので、行くか行かないか今迷っている人は来た方がいいですよ！

藤井：1回もライブでお披露目した事がない曲も混じってくるかもしれないしね！

 

音速ラインと縁のあるみなさまからの10周年に向けたお祝いコメントはイベント特設サイトでご覧ください！
http://loft-prj.co.jp/onso9/

写真：大参久人