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GARAKUTA KOJO/清水泰次+影山裕之(Rooftop2014年1月号)

「宝物はいつだってガラクタの中にある」
ぶっきらぼうだが温かみに溢れた彼らの歌を聴くたび、そんな言葉を思い出す。
怒髪天の清水泰次(vo, b)が同郷の幼なじみである影山裕之(g)とともに結成したユニット、GARAKUTA KOJO。昨年に引き続き、今年も我がネイキッドロフトにて『ガラ・コンサート&ガラ・トーク』を開催する彼ら。結成30周年を記念した日本武道館公演を直前に控える怒髪天のメンバーとして活躍する一方、清水自らボーカルを取る二重奏楽団を断続的に続ける意図を尋ねるべく、本誌は彼らにとって初の公式インタビューを奪取。リハーサルの終了後に影山の自宅兼GARAKUTA KOJOの秘密基地を訪ね、結成の経緯から今後の展開に至るまでのらりくらりと話を聞いた。(interview:椎名宗之)

ユニットを組むなら影さん以外に考えられなかった

──GARAKUTA KOJOが結成されたのは、『響都ノ宴』への出演(2012年10月)がきっかけだったんですよね。怒髪天のメンバー各自がその日限りのユニットを披露するという趣向のイベントで。

清水:そうだね。それまでも影さんとは何か一緒にやりたいと思ってたんだけどさ。

影山:シミが持ってきた曲に俺がギターをつけるのは1年半くらいやってたよね。ウチに遊びに来て、世間話の延長線上でそんなやり取りをしていて。でも最終目標がなかったから、ただダラダラやっておしまいになってたんですよ。

清水:その前は影さんと年に2回くらいしか会ってなかったけど、ここ2年は昔みたいに頻繁に会ってるんだよね。

影山:『響都ノ宴』の数ヶ月前に「ちょっとやって欲しいことがあるんだけど」って言われて、昔シミがロフトプラスワンとかでやってたトーク・ライブみたいなものに出ればいいのかなと思ったんですよ。そしたら京都でライブをやるって聞かされて、そんな所に自分が出ていいのかな!? と思って。

清水:怒髪天以外で自発的にユニットを組むなら、影さん以外に考えられなかったからね。最初はノイズっぽいグチャッとした音楽をやろうと思ってたんだけどさ。

影山:シミが「こんな感じのをやりたい」って持ってきたのが、ジョン・フルシアンテがフガジのジョー・ラリーと組んだアタクシアのCDだったんですよ。やってみてもいいけど、こんなのできなくない? って思ったよね(笑)。

──前衛性の強いポスト・パンク的な作風ですからね。

清水:うん。まずドラムがいないし、そもそもベースを弾きながら唄えないだろ!? って思ったし。

影山:でも、それをもしホントにやったら「怒髪天のベースの人、頭おかしくなったんじゃないか!?」って思われて面白いよね、みたいな話になって(笑)。

清水:そうこうしてるうちに、歌モノの曲が1曲できちゃったんだよね。それが「sayonara」っていう曲で、ベースを和音で弾きながら唄ったの。こんな感じでいけばやれるんじゃないかと思って、影さんにギターをつけてもらってさ。それからポンポン曲もできるようになった。『響都ノ宴』は4人それぞれの持ち回りだったから、結局、自分で唄わないとソロ感が出なかったんだよ。

──怒髪天本体でも充分忙しいはずのに、よくそんなに曲を作れましたね。

清水:まぁ、曲ができるまでの時間が長かったからね。

影山:歌モノの曲ができるまではほぼインストだったんですけど、そもそも最初にシミと出会った時にシミはボーカルだったから、「なんで唄わないんだろう?」ってずっと思ってたんですよ。

清水:ああ、セサミストリートの時ね。俺がゼラチンの前にやってたラフィンノーズとかのコピー・バンド。ガーゼのシャツを着て唄ってました(笑)。

影山:俺、セサミストリートのライブを最前列で見たことありますよ(笑)。多分、「sayonara」ができるまでのシミには唄いたいテーマがなかったんでしょうね。たまたま『響都ノ宴』がいいきっかけになって、シミも自分で唄おうと思ったみたいですけど。

清水:歌詞も何となくだけどできたから、これであと2、3曲作って喋っておけばライブは何とかなるだとうと思ってさ(笑)。

──シミさんが唄うのは僕らにとっては新鮮でしたけど、影さんにとってはそれが本来の姿だったんですね。

影山:もともとボーカルの人だと思ってましたからね。それがゼラチンに入ってからベース専任になって、怒髪天に引き抜かれて今に至るわけですけど。

清水:あのね、俺はもともとはベースなんだよ。

影山:そうだっけ?

清水:うん。中学の時にザ・バーストってバンドをやってた時はベースだったから。ちなみにそのバンド名はもちろんスターリンの「爆裂(バースト)ヘッド」から取ってるからね(笑)。

影山:俺、そのバーストのライブも見てるんですよ。その頃、まだ自分はバンドをやってなかったんですけど。

清水:バーストのライブを千歳でやったのが30年前の冬でね。だから、今度の武道館は初ライブからちょうど30年後に実現するんだよ。それが何だか感慨深くてさ。

影山:そのバーストのライブって、町内会館みたいな所でやったよね?

清水:そう、信濃会館。信濃会館から武道館へ(笑)。

 

Live info.

清水泰次(怒髪天)presents
『GARAKUTA KOJO ガラ・コンサート&ガラ・トーク 2014』
〜人間万事塞翁が馬、ウマい話とウマい酒には気をつけろ!!〜

2014年1月4日(土)新宿百人町 ネイキッドロフト
【出演】GARAKUTA KOJO(清水泰次+影山裕之) 他、飛び入りゲストあり!?
OPEN 17:00/START 18:00
前売¥2,500(飲食代別)完売御礼!!
【問い合わせ】ネイキッドロフト 03-3205-1556

怒髪天結成30周年記念日本武道館公演“ほんと、どうもね。”
2014年1月12日(日・祝日前夜)日本武道館
【出演】怒髪天(ワンマン)
OPEN 17:00/START 18:00
●指定席 ¥5,000 完売御礼!!
●着席指定席 ¥5,000 完売御礼!!【*1F/2Fスタンド最前列含む前方エリアのお席です。公演中は着席にてご覧頂きます(立見観覧不可)】
●指定席 A席 ¥3,500【*2Fスタンド後方エリアとなります。一般発売日からのお取り扱いとなります】
【問い合わせ】HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999