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INTERVIEW

トップインタビュー片寄明人(GREAT3)×クボケンジ(メレンゲ)

片寄明人(GREAT3)×クボケンジ(メレンゲ)ボーカル対談
GREAT3とメレンゲを繋ぐ共通ワードと確かな信頼

2013.04.24

クボ君は友達の1人という感じですね(片寄)

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── クボ君は、GREAT3が復活してからのライブを見た時どんな印象を持ちましたか?

クボ:めっちゃくちゃかっこ良かったです。3回見たんですが、再結成という印象がなくて。メンバーが変わっても勢いを感じて衝撃でした。

片寄:GREAT3に関しては僕の力だけではないですから(笑)。ライブは9年振りかな。それこそツアーは10年振りだったんだけど、同窓会みたいな感じになるのだけは避けたかったんだよね。新しい何かが提示できないならやるだけ恥だと思ってた。だからそう感じてくれたなら嬉しいよ。

── メレンゲのような、世代が違うバンドと共演するイメージはありましたか?

片寄:もちろん。僕、頭の中がたぶん年齢とつりあっていないんですね。年上、年下という概念が欠落しているんですよ(笑)。気持ちだけが若いのって恥ずかしいんだけど(笑)、たとえ年下だろうが音楽的に尊敬出来る連中とは気持ちが一緒のつもりなので、クボ君は後輩じゃなくて友達の1人だと思ってるよ。

クボ:ありがたいですね。

片寄:それと新ベーシストのヤンは22歳なんだけど、彼のような若い世代は、親がロックを聴いてたりするんだよね。親と同じ音楽を分かち合える世代。そうなってくると音楽において年齢は全く関係ないなって。もちろん、ティーンエイジャーのためのロックはいつの時代も光り輝いていて大切なものだけど、ロックという枠は常に進化、拡張を続けていると思うんだ。だから僕も、何歳に向けてとか自分達の世代に向けてとか考えない。ただ新生GREAT3を聴いた同世代に、今からでも新しい事が出来るんだって勇気をもらったと言ってもらえた時は嬉しかったけどね。

──クボ君も中堅と言われる世代ですが、その辺りどうですか?

クボ:僕は全然知り合いがいなからその辺りが分からないんですよね(苦笑)。

片寄:僕がプロデュースする若いバンドからは、メレンゲという言葉はすごく耳にするよ。僕にとってのメレンゲは最高のメロディメーカー。クボ君は、メインストリームはもちろん、ひねた洋楽育ちの人にもにもアピールする普遍的なメロディーが書ける人なんだよね。若いバンドでメレンゲが好きだという人は共通してクボくんのメロディーと言葉の才能に憧れを抱いていると思うよ。ほんと大ヒット曲がないのがおかしいぐらいだよ(笑)。それと僕には、クボ君や志村の世代は、初めて邦楽を重要なルーツに持って出てきた世代という印象がある。僕らが洋楽を信奉していたような感覚でいろんな音楽を教えてくれる日本のバンドが身近に現れた世代。日本の音楽が成熟というか、新たなタームに入ったことを感じたよ。

クボ:ルーツがそこまでないような気もします。歌やメロディーに執着するというか。でも今は二つに分かれている感じがあって、僕とかの世代でも昔の音楽を聴き漁って洋楽志向になっている人と、洋楽を一切聴かずに邦楽を聴いている人と両極になった気がしますね。

片寄:それに、メレンゲは10年やっていてもそこまでベテラン感はないよね(笑)。でも、それはすごく良い事だと僕は思っていてね。GREAT3も同じなんだ。未だにどこかフレッシュな感じがする理由として、大ヒット曲がないというのは大きいかも。固定のイメージがすり込まれないから、大衆に記憶される強いイメージがない分、いつまでもフレッシュでいられるのかな(笑)。でもある程度は売れないと続けていけないしね。そういった意味では幸運だと思うし、お互いまだまだやっていく意味があるから残っているんだと思いますよ。やっぱり活動を続けるって大変なことだから。今のメレンゲはクボくんのワンマンバンドから、より3人のバンドへと進化しているように感じるよ。

クボ:そうですね。昔ほど色々言わなくてもメンバーも僕の言う事を理解してくれますしね。

片寄:楽曲を書く人にはメロディーが色んなアレンジを呼んでしまう時があるんだよね。バンドでは表現しきれない音、時にはストリングスが頭の中で鳴っちゃう事もある、クボくんみたいな普遍的なメロディーを書く人がバンドで表現していこうとする時には何かしらの軋轢が起こるだろうなとは思うんです。だからこうして色々ありつつも10年もメレンゲを維持しているのは素晴らしい事だよね。

クボ:みんな助けてくれるからとてもありがたいです。

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LIVE INFOライブ情報

5月23日(木)新宿ロフト
SHINJUKU LOFT 14TH ANNIVERSARY
GREAT3 / メレンゲ

OPEN 18:00 / START 19:00
ADV ¥3500 / DOOR ¥4000
LAWSON(Lコード75975)・eplus・LOFT 4/27〜

 

■GREAT3
8月11日(日) WORLD HAPPINESS 2013出演

■メレンゲ
6月22日(土)HEAVEN’S ROCK さいたま新都心VJ-3
OPEN 18:30 / START 19:00
info 050-5533-0888(DISK GARAGE)

6月23日(日)仙台CLUB JUNK BOX
OPEN 17:30 / START 18:00
info 022-256-1000 (NORTH ROAD MUSIC)

6月28日(金)ナミキジャンクション
OPEN 18:30 / START 19:00
info 082-249-3571 (夢番地 広島)

6月29日(土)福岡DRUM Be-1
OPEN 18:30 / START 19:00
info 092-771-9009(TSUKUSU)

7月7日(日)札幌cube garden
OPEN 17:30 / START 18:00
info 011-614-9999(WESS)

7月11日(木)金沢vanvan V4
OPEN 18:30 / START 19:00
info 076-232-2424(FOB金沢)

7月12日(金)NAGOYA CLUB QUATTRO
OPEN 18:30 / START 19:00
info 052-936-6041(JAIL HOUSE)

7月14日(日)UMEDA CLUB QUATTRO
OPEN 17:00 / START 18:00
info 06-6357-3666(清水音泉)

7月18日(木)LIQUIDROOM
OPEN 18:30 / START 19:30
info 050-5533-0888(DISK GARAGE)

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