Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビュー旅団 ──メンバー脱退を経て辿り着いた"覚悟"の一枚

一枚ずつ衣が無くなって、素っ裸になった

2010.12.26

とにかく精一杯やるだけ

──ちなみに今、バンドとして設定している目標ってありますか?

毛利:今回のミニアルバムを踏まえたうえで、次のフルアルバムをどういう形で作るかってことですね。

──具体的に予定は立っているのでしょうか。

向山:ライブ録音にするのか、それともDVDにするのかとか、とりあえず今回のリリースが落ち着いてから考えます。みんな大人になってきて、それぞれの生活もあったりで、なかなか自由に動けなかったりしますし。

──そこは悩ましいところですね。

毛利:そうですね。熱いうちに鉄を打ちたいとは思うんだけど……。

向山:かと言ってフルアルバムは見切り発車できないしね。

──それ以前に、今回のリリースに際しての活動も、そう活発にはできないのでは?

毛利:めちゃくちゃシビアですね。

向山:名刺を作っておきながら営業ができない、という。でも、2011年は1年かけて『Lingua Franca』を宣伝して、水面下でフルアルバムの準備をする。そうするしかないかと。とにかく、僕らは長いスパンで活動しますよ。

──ライブはたくさんやりたいんですよね?

毛利:ライブに出て悪いことはないですからね。とにかく時間の許す限り出たい。ただ、余り出てしまうとバンドの内部的な作業が遅れてしまうというデメリットはありますよね。

向山:でもね、そんなこと言ってたらライブできなくなっちゃうからね。

毛利:そこのペースに関しては各バンドあると思うんで……。

向山:旅団に関しては、隙あらば出たい。彼(毛利)はそういうタイプなんで。

毛利:そう、とにかく出たい。とか言いつつライブ前は毎回緊張でゲロ吐きそうになってますけど(笑)。

──2011年は、何とかそういう環境が作れるといいですね。

向山:とにかく出るライブを、確実に形にする。ダメな日を作らない。……まあ、みんなマジメなんですよきっと(笑)。

毛利:そうだね。一本一本のライブを大事にして、良い曲作って、お客さんに楽しんでもらう。本当に、それしかないですね。そこだけは本気で、精一杯やるしかないよね。

向山:うん。当たり前のことなんだけどね。

──この作品が次のステップに繋がるきっかけになると良いですよね。

毛利:今回はゲストもいないし、人数も9人になったし、初めてのスタジオ録音だし。もう自分たちを曝しまくっているので、「リリースしたらどうなるんだろう」と期待するよりも、ここから“行きますよ!”っていうだけですね。周りの反応がどうこうっていうより、これが今の旅団です、という。

向山:とりあえず3月3日にリリースパーティーがあるので、そんな“今の旅団”を全部見せますよ。

このアーティストの関連記事

NEW MINI ALBUM
『Lingua Franca』

Penguinmarket Records
PEMY-013
¥1,400(tax in)
2011.1.19 IN STORES

amazonで購入

1. GOLDEN PEACH
2. AOBAZUKU
3. CAMBRIAN EXPLOSION
4. 子午線の湾

休刊のおしらせ
ロフトアーカイブス
復刻