去る6月10日(土曜日)、大阪は梅田のバナナ・ホールにて、RYO the SKYWALKER、NG HEAD、HOME GROWNバンドによる一晩限りのレゲエ・ライブ「ONE NIGHT SESSION」が開催された。
日本屈指のレゲエ・バンドであるHOME GROWNのインストゥルメンタル・タイムからショウはスタートし、リーダーTanco(Bass)のMCからRYO the SKYWALKER、NG HEADのふたりが飛び出し、コンビ曲「STYLE & MC 2」を皮切りに、ジャマイカの定番リズムなども織り交ぜながら代表曲を交互に披露。会場をさらにヒートアップさせていく。
特筆すべきは中盤に行われた企画「ルーレット・セッション」。ステージに2つの大きなルーレットが用意され、テンポ(はやい、おそい、ふつう)とジャンル(ロック、ファンク、R&B、ラテン、ジャズ、音頭の6種類)をその場で決める。それを元にバンドが音を作り、レゲエDJが即座にうたをのっけるというもの。実験的な試みながら、3者の巧みなスキルが見事にぶつかりあいフロアも大盛り上がり。
その後もHOME GROWNプロデュース曲のメドレーや、お客さんをステージに上げてうたってもらうコーナーなどを挟み、会場の一体感も最高潮に。
終盤には盟友JUMBO MAATCH、TAKAFIN、BOXER KID、BOOGIE MANらがステージに飛び入りして会場を更に沸かせ、ファイナルはRYO the SKYWALKERとNG HEADのコンビ曲「STYLE & MC」で締め、ライブは終了した。
ダンスホール・レゲエの柔軟性と底力を見せつけた、全編リハーサル無しのエンターテイメントに早くも次回開催の声が多数挙がっている。(Photo by Hoshina Ogawa)