・剱さん森下さん、こんにちは。私は自分の臭いで悩んでいます。毎晩お風呂に入っていますし、朝もシャワーを浴びてから会社に出掛けています。でも、会社に行って半日ほど経つと、自分の体臭がどうも気になってきます。自分の臭いは意外とわからないと言うので、だからこそなのですが、友達に比べると汗をかくほうで、余計に臭いを放っているんじゃないかと不安になり、毎日の通勤電車も憂鬱です。さらに、これから夏になるということも憂鬱に拍車をかけます。気にしないという方法が一番良いかと思いますが、夏は新しい恋をしたいし、でも体臭がすごいんじゃないかと思うと迂闊に恋も出来ません。どうしたら良いんでしょうか?(K.Nさん/24歳)
・私は、会社の上司(推定55歳)の臭いに悩んでいます。男の人は年齢を重ねると臭いが出るとは言いますが、その臭いがとてもツライんです。上司自体は面倒見も良く、部下から慕われるタイプなので、臭い以外は大好きなんですが、気温が高くなるにつれて、最近はより強い臭いを発するようになりました。上司を傷つけずに臭いのことをさりげなく伝える方法を教えて下さい。もしくは、こちらがガマンを続ける以外ないのでしょうか?(M.Iさん/32歳)
劔樹人(あらかじめ決められた恋人たちへBASS担当/神聖かまってちゃんと撃鉄のマネージャー)
1979年、新潟県出身。男の墓場プロダクション所属。ミュージシャン兼マネージャーとして音楽業界の末端構成員でありながら、司会、俳優、執筆等でも活動中。松浦亜弥さんの復活をとにかく心待ちにしています。
https://twitter.com/tsurugimikito
よく自分の臭いはわからないと言いますが、私は実はそんなことないと思っているんです。大学の友人にYという体臭のかなり厳しい男がいたのですが、よく自分のことを「今日も(自分)臭いわー!」って言ってましたよ。そういう時は確かに臭かった! だからK.Nさんも、きっとわかっているはず、というか、自分が思う以上のことはないと思います。だから自分が気にならない時なら、必要以上に気にする必要ないんじゃないでしょうか。で、それでいうとM.Iさんの上司も自分でわかっているはずなんですよ。わかっているのに、プライドもあって気付かないふりをしているという。それは彼にとっても不幸なんで、私の友人のYくんみたいに開き直れるようにしてやったら、M.Iさんの接し方もそれだけでかなり楽になるんじゃないですかね。さて、問題はそれをどうするかなんですが…。僕はやっぱり懐に入ることだと思いますよ。それはつまりまあ、そういうことなんですが、それが無理なら、上司の奥様とか、既に懐に入っている方に何とかしてもらうしかないんでしょうか。ま、臭いくらいで死ぬわけじゃないんで、お二方ともどうぞお気楽に!
森下くるみ(女優・文筆家)
80年生。女優、執筆の他にイベント出演、不定期にDJも。
著書に『すべては「裸になる」から始まって』(講談社文庫)他。現在は映画の撮影、短編集、ライトノベル、官能小説の執筆中。
https://twitter.com/mori_kuru
K.Nさん>体臭に「生まれつき」「親の遺伝」要素がある場合、これはなんともならんのですが、食事を改善することでいくらか和らぐようなので、果物をまめに、ヨーグルトを毎日ってのをおススメします。クリーンな腸内環境は大事!あとはひたすら清潔にして、運動して汗をかく(老廃物を出す)習慣をつければ、体臭が濃いってことにはならないはずです。
M.Iさん>そこまで臭いんだったらもう無理です。体臭に腐臭が混じる年頃でもあるし……。私、我慢派なんですね。臭い人(もちろん滅多にいませんが)の前ではさりげなく息を止めます。そしてじわじわ遠ざかる。つーのは難しいでしょうから、暑い日は自分自らが制汗スプレーを使い、するっと軽快に「これ気持ちいいっすよ、使いますか?」と言うのです。傷つけないようにするには、努めて明るく振舞うことが肝心です。「エチケット大事っすよね!」「爽やかにしてるとモテますよ!」などと、あくまで突き抜けるように明るく!
このコーナーでは、みなさんの人生、恋愛、仕事、友達などなど、あらゆる悩みを、劔樹人&森下くるみの2人が男女それぞれの目線で解決していきます。お悩みは随時募集中。rooftop@rooftop1976.comあてに送って下さい。おまちしてます!