トップ > コラム >今野亜美のスナック亜美 > vol.7 「伝えたい気持ち」が言葉の壁を超える

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 こんにちは、今野亜美です。
 大好きな場所『台湾』へ行ってきました。いつも通り、ほぼノープランの旅。現地で集めた地元の方からの情報を基にプランを立て、旅をしました。今までで一番人と関わり、一番魅力を知り、一番もどかしさを感じた台湾旅。コミュニケーションを取れば取るほど感じる、言葉の壁。「伝えたい」という気持ちだけでは越えられない壁。
 今回紹介したいのは『野毛』でのエピソード。行ったのは『ブラジル食堂』さん。立ち飲みのこぢんまりとした店内。ブラジル出身の店員さんに、日本人とフランス人のお客さんが数人。お酒も異文化交流も楽しめるお店。牛肉とガラナハイを頼んだ。
 
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 「スピーク、イングリッシュ?」
 突然、隣のフランス人のお兄さんに話しかけられる。「ベリベリリトル」答える。知っている限りの英単語を繋ぎ合わせ、グーグル翻訳を駆使して、必死に会話をする。
 話を聞けば、2週間の日本旅行。東京と京都を探索するつもりだが、ほぼノープラン。オススメの場所はありますか、ということだった。逆の立場になって思う。「この質問、超困る」。一番のおすすめは『野毛』だが、この選択肢がないとすると……。迷い迷って「浅草地下商店街」をおすすめした。
 店内BGMはブラジル音楽。陽気なサンバ。踊り出すお兄さん。「ユー、ダンス?」 誘われる。店内には他のお客さん。照れる。「ノーダンス!」 全力で拒否するが、お兄さん、満面の笑み。手を掴まれるともう逃げられない。「レッツターン!」の掛け声で、回ってみる。ナチュラルフラッシュモブ。日本人、フランス人、他のお客さんたちも踊り出す。
 私の日常、もはや生活の一部『野毛』で見た非日常の光景。お互い必死なのに、なかなか通じ合えない会話さえ楽しかった。言葉は伝わらなくても、「伝えたい」という思いは通じ合える。言語の習得は必須。でも、「覚えた知識」より「伝えたい気持ち」こそ、言葉の壁を超えるために大切だ、と思う。

Live info.

『スナック亜美 vol.9 〜今野亜美生誕祭〜』 【日程】2017年11月7日(火)
【時間】開場18:30 / 開演19:30
【会場】LOFT9 Shibuya
【出演】今野亜美(ex.清 竜人25)
【料金】前売 2,500円 / 当日 3,000円(共に飲食代別・1オーダー500円以上必要となります)
【チケット】前売券はイープラスにて絶賛発売中!
【お問合せ】LOFT9 Shibuya 03-5784-1239

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