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トップレビュー戸川 純/昭和享年

戸川 純/昭和享年

2012.10.09   MUSIC | CD

TECH-20317 / 2,000yen (tax in)
10.24 IN STORES

1. 星の流れに
2. 東京の花売娘
3. アカシアの雨がやむとき
4. バージン・ブルース
5. リボンの騎士
6. 夜が明けて
7. バージン・ブルース (シングル・バージョン) (ボーナス・トラック)
8. 吹けば飛ぶよな男だが (ボーナス・トラック)
9. バージン・ブルース (シングル・バージョン・ボーカルレス) (ボーナス・トラック)
10. 吹けば飛ぶよな男だが (ボーカルレス) (ボーナス・トラック)

 戸川純のテイチク時代の名盤4作品が紙ジャケット&SHM-CDで限定復刻される。ヤプーズ単独名義のファースト・アルバムとその映像集、山本久土と組んだ東口トルエンズのDVDももちろん素晴らしいが、ここでは「芸能生活十周年記念」として'89年12月に発表された『昭和亨年』を推したい。上野耕路、平沢進という戸川が尊敬してやまない2人の俊才をアレンジャーに迎え、自身の愛する昭和の流行歌をカバーすることで去り行く昭和史に渾身の鎮魂歌を捧げた作品集だ。白眉は「吹けば飛ぶよな男だが」。山田洋次監督による同名映画のテーマ曲がオリジナルで、山本直純による大陸的なメロディに戸川が詞を加えたもの。これが実に感動的な人間讃歌なのだ。この曲といい、ヨハン・パッヘルベルの「カノン」に歌詞を付けた「蛹化の女」といい、歌詞を付加することで楽曲に新たな価値を与える戸川の天賦の才はやはり感嘆に値する。本作の続編的作品を熱望。(LOFT BOOKS:椎名宗之)

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