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平野啓一郎「ある男」- 読み進める苦労はいかがなもんか

2020.04.07   CULTURE | CD

文芸春秋刊
1,600yen+tax

読み進める苦労はいかがなもんか

 
 もう会社での仕事もなく、なんとなくコロナウイルスの影響で自宅に引き籠っている。だからこんな時期は本を読むのが一番良いが、なんとも区の図書館は閉館している。古本屋で芥川賞作家・平野啓一郎を見つけ、装丁も綺麗だし、「たまには純文学も読んでみよう」と思って手に入れた。初めて読む作家だ。「人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品」とある。過去を変えて生きる男たち……愛にとって過去とはなにか? が、テーマらしい。いやはや、この真理を追って読むのはとても難しい。酒を飲みながら読める本ではない。1回目の読後感は、「なんだかわからないうちに終わった」という完読感だけが頼りだった。啓一郎作品を読み、理解するにはもう一度読まねばこの本を買った意味がないとばかり思うが、もう一度見直す根性は……さて、純文学に憧れる君も挑戦してみるがいいかも。(平野悠)
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