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トップレビュー大槻ケンジ 『ライブハウスの散歩者』- どこかで誰かが待っている、それが希望になるのだ

大槻ケンジ 『ライブハウスの散歩者』- どこかで誰かが待っている、それが希望になるのだ

2020.02.04   CULTURE | CD

交通新聞社刊
1,430yen(tax in)

どこかで誰かが待っている、それが希望になるのだ

 
 散歩がてら駅前の本屋に寄って買ったエッセイ集だ。これは、雑誌『散歩の達人』に連載されていたものだ。実は私もこんな本を常々出してみたいと思っていたのだが、大槻ケンジに先にやられてしまった。なんと言っても大槻ケンジはインディーズ時代からギターひとつ抱えてどこにでもゆく。そして全国どこでも大体満員の集客を誇る。MCも人を飽きさせない。だからって大きな箱ばかりで演奏はしない。こまめに全国を回って小さな空間でも演奏して、そして動員も落ちないというサブカルマニアの音楽家なのだ。本書が言う「難しいことは書いていないライトエッセイ風散歩&旅ガイド」そのものなのである。ニューロティカのあっちゃんとの対談も収録。作者の意図として、「読み終えたら、ぱっとその周辺や場所に出かけてみてください」とのこと。
 この本に触発され、私はいずれ全国のライブハウスを訪ねて、そこの店長と一杯やって歓談し、一冊の『ライブハウス探訪記』を書くつもりだ。(平野悠)

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