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トップレビュー特集 サリンジャー ニューヨーク MONKEY モンキー vol.19 - J.D.サリンジャー初期短編、新訳邦題について

特集 サリンジャー ニューヨーク MONKEY モンキー vol.19 - J.D.サリンジャー初期短編、新訳邦題について

2019.12.09   CULTURE | CD

Switch Publishing
1,200yen+tax

J.D.サリンジャー初期短編、新訳邦題について

 
 雑誌『MONKEY』、今季はJ.D.サリンジャーが特集されていました。手に取ってから、直ぐに目を通したページは、J.D.サリンジャーの短編『針音だらけのレコード盤』『いまどきの若者』のふたつです。柴田元幸さんが翻訳をされています。文字数に限りがあるので、邦題についてのみ触れてみようと思います。まずは前者。誌面に書いてあったのですが、掲載当時、編集部の勝手で『ブルー・メロディー』と改題されてしまったようです。ジャズエイジの雰囲気が先行してきます。その先入観を与えない新訳の邦題が、粋ですね。次に後者。日本では『若者たち』という邦題で知られてきました。上の世代が下の世代を理解しようとするために使うこの言葉、”いまどきの”を書き加えたことで、”書き手”のサリンジャーと”登場人物”の若者の間に、もう一歩距離ができた印象を持ちます。以上、知ったような口を利きました。(NakedLoft:指中晶夫)

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