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トップレビュー「アダムズ・アップル」- 今、観るべき14年前の北欧映画の上映が有志による自主配給にて実現

「アダムズ・アップル」- 今、観るべき14年前の北欧映画の上映が有志による自主配給にて実現

2019.10.03   CULTURE | CD

10月19日新宿シネマカリテほかロードショー

 外見的にも内面的にも人間の傷を表現してきているマッツ・ミケルセンだが、『プッシャー』と『偽りなき者』の他にも存在した。本作は、『真夜中のゆりかご』等のスサンネ・ビア作品の脚本で知られるアナス・トマス・イェンセンが監督した14年前の作品で、教会でのネオナチと牧師との更生の日々が描かれている。そんな今まさに誰が更生し更生されるべきなのかを考えることが出来るタイムリーな上映が、有志による自主配給にて実現。予想外の展開に観る者は驚かされ、暴力が笑いに転じることが妙な快感となる。それは北欧から想定されるような、痛みが突き刺さる冷たいタッチではない暖かい雰囲気に映画全体が包まれているからで、それを大きく支えるのはビージーズの「愛はきらめきの中に」(テイク・ザットバージョン)が流れる過程だった。『相棒』より面白い特捜部Qシリーズのニコライ・リー・カースの、カールとは違う若き姿の発見も嬉しい。(LOFT HEAVEN:澤山恵次)

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