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菊池真理子 「毒親サバイバル」

2018.08.02   CULTURE | BOOK

KADOKAWA
1,188yen(tax in)

 アルコール依存症の父親との顛末を描いた『酔うと化け物になる父がつらい』で世に衝撃と共感をもたらした菊池真理子さんの新刊『毒親サバイバル』。自身に加え、毒親から生還した10人の生い立ち・体験を取材した書き下ろしコミック。お酒、暴力、罵倒、無視、強要...赤裸々な体験が並ぶが、かわいらしい絵柄で丁寧に描かれているため、気持ちが滅入らずに読める。聞き手の菊池さんと編集さんの、優しくときにユーモラスな合いの手が入るため、偏りがなく誰でも読みやすい一冊になっている。
 書籍の中ではわたし自身の体験も取り上げてもらっているのだが、この11人をはじめ、人の数だけ存在する選択肢はどれも等しく尊いので、どの選択も否定されないように、そして、帯の「許さなくていいよ」という言葉がしかるべき場所に届くように、強く願っている。
※9/24の昼間、阿佐ヶ谷ロフトにて精神科医の香山リカさんをゲストに迎え、刊行記念イベント開催決定(成宮アイコ)
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