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トップレビュー14歳からの原発問題 / 雨宮処凛

14歳からの原発問題 / 雨宮処凛

2011.10.07   CULTURE | BOOK

河出書房新社 / 1260yen

 4月10日に高円寺で開催された「原発やめろデモ!!!!!」の呼びかけに対して、雨宮処凛さんは次の賛同文を寄せた──「こんなことになるまで原発問題について鈍感だった自分を、今、猛烈に恥じている」。このコメントに僕自身も非常に共感した。3.11以前も原発が危ないものだと頭ではわかっているつもりだった。しかし、福島第一原発事故が起こるまでは、こんなに酷い状況になることをリアルに想像していなかったからだ。事故後の東電や政府の「行き当たりばったり」の対応を見ていると、結局、ほとんどの人が本気で事故のことなど想定してなかったことが日本中で露わになったのだと思う。本書は雨宮さんが本気で原発をなくすために、イチから原発問題に取り組んだものだ。どうして日本に原発ができたのか? 原子力と核の違いは? 放射能から身を守るには?など、素朴な疑問に対する雨宮さんなりの回答が記されていてとてもわかりやすい。14歳だけでなく、「総被曝時代」に立ち向かわざるをえなくなった私たち全員が読んでおきたい本だ。(加藤梅造)

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