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トップレビュー常岡さん、人質になる。 / にしかわたく、岡本まーこ、常岡浩介

常岡さん、人質になる。 / にしかわたく、岡本まーこ、常岡浩介

2011.10.07   CULTURE | BOOK

エンターブレイン / 1050yen

 昔イラクに「人間の盾」もどきのイラク親善訪問団に参加した事がある。いつブッシュがイラクに攻め込んできてもおかしくないと言った緊迫した時期で、バクダッドに着くともう大手メディアや日本大使館はヨルダンに逃げた後だった。独裁者フセインの招待で行って現地での費用は全部ブッシュ持ちだったが、どうもフセインにも最悪ブッシュにもよいしょする気がなく、アメリカ侵攻弾劾集会にも参加せずバクダッドの街を歩いているときに常岡さんと会ってお茶をした。結構まじめそうで理論家肌で取っつきにくい人だという印象がある。しかしこの「漫画」は常岡さんの才能ある友達連中が「ある日突然、同居人が誘拐されました」(2010年4月20日・アフガン)で何者かに誘拐されて行方不明になりましたと言う所からストーリーは始まる。彼がアフガンに取材に出かけて16日目のことだ。「戦場ジャーナリストと言えばいかにもカッコ良さそうだが、家に居るときにはただの不燃ゴミ(他3人の同居人)」という。「大まじめで取材しているつもりですがギャグマンガになってしまいました(常岡浩介)」。緩やかな面白い漫画である。映画にしても面白い。(平野悠)

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