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2019年3月10日(日)、ミスiD2018ファイナリスト茉弥・単独イベント写真集「共生」発売記念@Naked Loft

2019.05.16

2019年3月10日(日)茉弥さん単独イベント写真集「共生」発売記念@Naked Loft

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2019年3月10日(日)、ミスiD2018のファイナリスト茉弥さんによる写真集「共生」のイベントが行われました。

登壇者は茉弥さん一人のみ。「共生」というタイトルの中で彼女は一体何を語ったのだろうか?

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その前にまずはこの日限定のスペシャルメニューから! この意味深な3種類のメニューの名前は茉弥さん考案のもの。どうやら写真集と関連があるようです。

茉弥さん:金魚は私の青春コンプレックスからきている/ナカは女の子のドロドロを表現/変はエッチな感じ。

どういうことなのでしょうか…写真集のテラーが流れ、全身真っ白のピンクハウスの洋服を身にまとった茉弥さんが登壇。とても可愛かったです。そして金魚(クリームソーダ)で乾杯! それでは内容を見ていきたいと思います!

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写真集制作過程について

写真集の制作期間はおよそ1年間。高校卒業後からじっくり時間をかけてセルフプロデュースで作ったと言います。

茉弥さん:若さ=最強の武器だと思っていたのでそれを無くす前に綺麗な自分を残したいというのが最初に作り始めた結果でした。

1部:写真集「共生」

写真集には載っていないオフショットもスクリーン上で公開しながらきっかけや想い、コンセプトについてのトークが始まります。

■テーマ1 金魚

まずは上記のようにJKを全うしきれなかったというところからくる青春コンプレックスのテーマ。全て制服を着用している。けれど少し着こなしが不自然。

茉弥さん:このテーマで表現したかったのは自分への青春コンプレックスへのくすぶり。高校や青春を終わっているけど、その時に上手くできなかった人たち。そんな人が上手く着こなせるわけがないから若干ずらして作ってます。ロケーションも自分で全部決めました。

途中緊張しながらも来場者への感謝を述べる茉弥さん。時々一息しながらも真剣に写真集について語ります。

テーマ2 ナカ

これが女の子のナカを表したのか! と思える程のドロドロ感が溢れるページ。なんと撮影場所は自宅のお風呂場で背景も自作だそう。

茉弥さん:このテーマでは女の子の矛盾を表したかったんです。このテーマには一番思い入れがあって女の子、女の子以外にも矛盾している自分が沢山いるじゃないですか。例えば、生きたいけど死にたいし、可愛くいたいけど可愛くいたくないし、あいつのこと嫌いだけど気になってSNS見ちゃうとか…そんなんばっかじゃないですか。世の中。そういう中で自分を肯定できないじゃないですか。なんでこう思っているのにこんなことしてるんだろうとか、自分はこういう風にしたいのにこんなこと言ってるんだろうとか、矛盾とかいろんなものを抱えながら生きてると思うんですけどわたしはそれでいいと思うんですね。矛盾があってもいいとわたしは思っていて、当たり前なんですよ人間。人の中には何人もの人間がいるってわたしは考えていて、それが自分にとってめちゃくちゃダメな存在の方がみんなも見えちゃうし圧倒的に分かるし、けどそれって否定しなくていいんですよ。わたしの公開裏垢(Twitter)見ててめっちゃ思うのがみんな汚い感情をすごく否定してるし、自分をめちゃくちゃに否定している子がすっごい多いなって思ってて。多分ダメなところも良いところも含めて自分なんで、そこのところを削ぎたいとか無くしたいとか、めっちゃみんな言ってるけど、それなくなっちゃったら自分じゃないし、あなたじゃないから、あなたじゃなくなったら幸せもあなたじゃない誰かのものになるから、ちゃんとそこを肯定してほしいなっていう気持ちが第一にあって、それをここで思いっきり表現しているんですけどそれがもう『共生』っていう写真集全体のテーマにも繋がってくるんんですけど、女の子のドロドロが一番自分の中で思いやりが強いし、分かるし、みんなのこと見ててみんなのことすごい共感するしこの公開裏垢って完全に友達を見てる感覚でわたしは見てるから共感するし、それで良いんだよって思うけど茉弥もすごい時間がかかったから、みんなもそう思えるようになっていってほしいなっていう希望を託して見ていただけたらなと思います。

SNSで一般の人の相談に真剣に向き合ってきた茉弥さん。そんな彼女の思いは強いです。

茉弥さん:選ぶの大変だったんだよ〜だって写真見るとこれ全部可愛いの(スマホに保存されているオフショットを公開しながら)え、可愛いじゃんこれも可愛いじゃん無理なんだけど、超地獄だった。

ピンクハウスの服を用い、女の子らしさ全開、またまたヘアメイクも自分で考えたそう。映画にもなった「渇き」のドラッグパーティーシーンをイメージしての制作にあたったと言います。

茉弥さん:めっちゃ可愛くないですか? 顔(笑) 顔めっちゃ可愛くない? 普通に」

お客さん:可愛い〜

わたしも可愛いと思います。
当日の衣装は着物とピンクハウスで迷った結果、可愛い方をとってピンクハウスにしたのだそう! 姫でした。

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テーマ3 変

茉弥さん:ずっとグラビアを撮りたいなと思ってて、でも男向けのグラビアは多分向いてないなと思って。だからちょっとエッチで可愛い感じに撮ってやろうという。

撮影場所はラブホテル。その中にはナポリタンも。

茉弥さん:3のテーマ的には自分の中の移り変わりを表現してて、一〇三号室君と別れて私が芽生えたっていう詩は失恋した女の子の気持ちでもあり、自分の中の青春コンプレックスとか若さとか、うーん…移り変わり、水に流れる感じ、自分の君っていうのがわたしの中での10代の自分だったり、君って言ってるけど自分の中の君なんですよ。わたしの中のいっぱいいる中の君なんでその君と別れて新しい自分が芽生えて、その新しい自分は価値観だったり考え方だったり物の捉え方だったり次の時代っていうか、次のステージに行くっていう移り変わりを表現してるんですね。最初はエッチなの撮りたいっていうのから始まったけどちゃんとコンセプトはしっかり考えていて、エロすぎず、色気があり、女の子もいいなと思えるような写真にしてるはずなので。あと、何度もいうんですけど顔がめっちゃ可愛くて。

お客さん笑い。

茉弥さん:良くない癖っていうか自分の写真見ながら可愛いって叫ぶんですよ、自己肯定感が顔しかなくて自尊心がめっちゃ低いんでわたしが、だから顔はもう全力で肯定してあげようと思って顔だけは可愛い、可愛い、可愛い茉弥ちゃんってやってますいつも。そっちの方が絶対幸せになれるし、みんなもね、あれだよ、絶対ね他人にブスとかお前それ似合ってないよ可愛くないよとかそんな服着んのやべーよとか言われても全部無視していいから! 絶対無視していい。そんなのね、どうでもいい。他人の可愛いなんて自分の役に立たないし、自分の可愛いをちゃんと確立して生きていった方が幸せになれるから絶対。それを信じて生きてほしいし、もう本当に言いたいことは、みんなに自分を肯定してほしいってことでそれを言い換えて永久に伝えてるイベントになってると思うんですけど。

撮影秘話

茉弥さん:水の中に入って撮ってるんですけど、これ普通にLEDだから、ワンちゃん感電してんじゃねえかっていう、死ななくて良かったなっていう(笑)か、割と生死をかけて撮ってるというかガチな感じでやってました。

写真集全体を通して

茉弥さん:感想が早く聞きたいんですけど、みんなで解釈してほしい作品で、わたしの想いはすっごいあるんですよ、喋ったら永久に喋れちゃうくらいの量があって。でもそれって言っちゃったらそれでしか見れないしみんなの中でどう解釈するんだろうなっていうのがすっごい楽しみで。共生っていう写真集のテーマとしては共に生きるってかいてるじゃないですか。共生と共存ていう意味で同じ言葉があって、共存ていうのはただ共に生きてるだけ、別にいなくてもいいのが共存。だけど共生っていうのは共に生きて、居なくなったら生命に関わるっていうか自分にとって良くないことになる。なくてはならない存在と生きるっていう意味が入っているんですけど。共生っていう意味には。自分の中の自分との共生をテーマを大きくしているので。それを後書きに想いを込めて書いているので全体のテーマとしてはそこをがっつり読んでいただけると多分分かるかなって思います。わたしこの写真集を作るのに通して、自分の考えが変わったんですよ。最初青春コンプレックスがめちゃくちゃあってキラキラJK見たら泣いてたんですよ、死にたいし、なんで自分はこうなんだろうとかやっぱ若いって最強だなとか若くて可愛い女が正義だよなって思ってたし今思ってる子もいるだろうし、巷に溢れてる美容垢とか、可愛くて白くて細くて若くて目おっきくて二重でそれが可愛いみたいな。そんなこと全然ないんだなっていうのを、写真集通してすごい思って、わたしも美容垢とか超見てたし、なんなら昔はモテテクをすっごいやってたんですよ、それで男を落としてたみたいな(笑)。消費される側を徹して経験してきて、結局それって例えばわたしの場合は男に求められる自分の像を自分で演じて自分で提供して、でもそれって自分じゃないから、消費されてく一方だから、だからわたし今モテテクの記事とかすごい嫌いで、モテテクって、あれモテる子の真似してるじゃないですか。モテる子は天然でナチュラルでやるから全然いいんですよ。だけど素じゃなくて、わたし男に求められたいしでもこんなわたしじゃモテないからって思ってやると、ただただ消費されて自分が薄くなっていく感覚になると思うんですね。わたしは実際そうなって、自分なにやってるんだろうなとかそういう気づきが沢山あって、だからわたしはなんでアイドルにはなりたくないかっていうと、アイドルで好きな子はいるけど、自分はアイドルっていう肩書きによって偶像にされて人じゃ見られなくなりそうになっちゃうから、それが絶対に嫌で、だから例えば恋愛の話とかガンガンするし、この間彼氏と別れたしとか、彼氏に浮気されて死にたいとか、そういう人間ぽいところを発信していく人がもっといないと多分みんな生きづらいし、自分が生きづらくて中高の時不登校だったし引きこもりがちだったしずっと誰にも理解してもらえなかったから、ミスiD受けたのもあるし、自分じゃない価値観にずらさなくてもいいっていうことをもっとみんなが思ってくれたらいいのになって、すっごい、ずっっっと思って、だから消費される側に徹したくないし、誰かを消費するとかじゃなくて、個々でちゃんと突き進めるようにみんながなっていけばいいのになーって思って。そうやってどんどん他人のことを考える側から自分のことをどう幸せにするかっていうのを考えられるようにこの写真集を通してゆっくりゆっくりやってて、色んな方に協力してもらって、みんなにもわたしの写真集からでもいいし、そうじゃなくてもいいけど、自分を肯定することから新しいことが始まることがあるんだなって思って。多分みんな肯定できて…ないよね。全然ブスじゃないんだよ。気持ち悪くないし、うざくないし、全然そんなこと1ミリも思わなくていいし、もっと自分は自分って思ったらいいと思う。茉弥も沢山傷ついてきたけど、結局ずっと一緒にいなきゃいけないのは自分だから、自分を一番に愛してあげてほしいなって思います。真面目な話しした(笑)。そういう感じです。わたしの作品というよりは、みんなのことも言ってるものになっているはずなので、この後のサイン会の時でもいいし、いつもみたいにDMでもいいしそう、DMでね、結構共感して泣くことがわたしは多いんですよ。一緒に苦しんでるっていうか分かるから、めっちゃ泣いてるっていうことを伝えたいです。結構ちゃんとみんなのことを思ってます。写真集のこと最後に、テーマ含め詩とか文章も全部自分で考えていて、それをどう読み解くかみんな次第だけど、どういう気持ちで書いたのかをちゃんと考えてほしいなって思って、みんなの考えてることとか辛いこととかって共鳴してる部分が多いのかなって思うから、だから少しでも自分と似たところとか苦しいところとかを発散してほしいし読み解いてほしいなて思う。テーマ2では単文を繋げて読んでみてほしいし、さらっと見ても可愛いなとか世界観強いなとかいいなと思える写真集にもなってるし、1ページ1ページじっくり見て考えながら読んでいただいても楽しめるような作品になっていますので、顔だけじゃなくて中身まで知っていただけたらなと思います! 写真集についてはこんな感じかな。

一人で、40分程ずっと写真集について、そしてそれらにまつわることについて語った茉弥さん。
ものすごい強い想いを感じました。

2部:質問相談コーナー

前述したように、多くの人の相談に乗ってきた茉弥さん。このイベントでも、がっつり質問や相談に答えていきます。アンケート用紙は沢山集まりました。内容は軽めの質問はありませんでした。人間関係や自分のことなど、難しい質問でもすぐにハッとさせられるような自分の考えを伝えていました。雰囲気が苦しくなるような時でも、ポジティブに強く理にかなった言葉が印象的でした。たまにはお客さんからの笑いも。

普段メイクについての質問もあるので今回は自身のメイク道具を持参して紹介。自分にできることを惜しみなくファンの人に与える姿が茉弥さんのこれまでのやり方なのだと思いました。

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この後は写真撮りサービス、抽選会を行いトークイベントは終了。
そしてサイン会やチェキでお客さんと交流して終了しました。

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当時19歳だった茉弥さん。これだけ一人で強い想いを語れる人はなかなかいないしファンに寄り添う姿も彼女の理念を感じます。10代がコンプレックスだったと言いますが、これから20歳になる茉弥さんの活動をずっと見届けていきたいと思います。

(記事:あおか)

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