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トップレポート"平成"にありがとうの会! 「ゆかちゃんの愛した時代」上映イベント(阿佐ヶ谷ロフトA)

"平成"にありがとうの会! 「ゆかちゃんの愛した時代」上映イベント(阿佐ヶ谷ロフトA)

2019.04.12

2019年4月7日(日)開催
“平成”にありがとうの会! 「ゆかちゃんの愛した時代」上映イベント

https://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/114267

平成時代に生まれた吐山ゆん(破れタイツ)が監督、主演を担う平成最後の日を描いた短編映画「ゆかちゃんの愛した時代」の上映。そして、豪華女性監督陣によるトーク、吐山ゆんが大好きな芸人を招いてのネタ披露や映画主題歌を歌う℃- want you!のLIVE! 相方でもある西本マキとの爽快感溢れるトークで破れタイツ節を繰り広げ阿佐ヶ谷ロフトAを自分たちの色に染め上げた内容もとっても濃厚な夜をアフターレポートとしてご紹介!

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『平成』を舞台に、平成に生まれ、平成を生きてきたゆかちゃんの物語。

平成生まれならきっとみんなが共感でき、耳にしたことのある言葉も多く、まさに平成に特化した作品。とくに平成元年生まれは時代の流れもそのまま自分達が経験してきたことと重ねやすく、当時を思い出すだろう。

当時、わたし自身も小学生だったのだが、ゴールデンタイムでは、よく一般人が出演するゲーム企画が番組内であったり(「これができたら100万円」とか「未成年の主張」とかね!)、テレビをとても身近に感じたし、アイドルの公開オーディション番組(ASAYAN)を見ていると「わたしもアイドルになろうかな?」なんてバカなことを考えてみたり、当時大好きだったモーニング娘。の番組をひたすら録画したり、音楽番組は振り付けを覚えるのに夢中になっていたりした。

ゆかちゃんの人生と一緒に断片的に今の自分と過去の自分を比較し、その中で大人になっていく自分の経験や体験をゆかちゃんを通して感じていく。自分がテレビでよく観ていた人が芸能界を引退したり、「一緒に頑張ろう!」と励ましあっていた人が周りからいなくなったり…“平成が終わる”その言葉と共に自分自身も大人になってしまったな、と思わずにはいられない作品。

「平成最後」という言葉をやたら多様する世の中に嫌気が指していた。そんな特別なことでもないのに”特別感”を出す感じ。平成は終わっても時代は続く。自分の人生も続く。ただ、その中でも自分が感じて大切だったモノ、記憶に残したいモノを今回の作品「ゆかちゃんの愛した時代」のように記録として残すことはすごくステキだな、とイベントを通し、また吐山監督の熱意と人柄を通し、心に残った。

今回は吐山監督作品「ゆかちゃんの愛した時代」上映、豪華女性監督によるトーク、破れタイツとしての“平成を振り返る”トーク、お笑い芸人さんによるネタライブ、そして、「ゆかちゃんの愛した時代」主題歌を歌う℃-want you! のライブととても内容盛りだくさんの約4時間のイベント! さすがに内容全部はご紹介できないので少しだけ公開!

「ゆかちゃんの愛した時代」上映後に行われた女性監督によるトークショーでは今だから言える制作・撮影秘話や穐山茉由監督、上村奈帆監督からの映画の感想など女性監督目線での映画トークなどが溢れた!


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―上映を終えて

穐山:子供時代の学校の感じがすごく良くて!何度か鑑賞しているけど今日は改めて高校生シーンのところもすごくいいなって、メインの主人公を奥に置き、手前に散らばした女子高生の演出の感じとかもすごくいいなって♪

吐山:30分だけど割と出演者が多く、募集で募った役者さんへセリフを割り振るのが大変っちゃ大変だったな(笑)。せっかく稽古も撮影前にしたからなるべく画としてみんな少しでも使ってあげれたらいいな、とかそんな風に思いながら作ってましたね!

穐山:(笑)そうゆうところも考えて作るのはすごいですよね。作品を見てると当時の記憶が蘇るなと…!あと、最後のシーンは「食い逃げ?!」って思っちゃった!(笑)

吐山:あのシーン!!!(笑) あれは本当にそうに見えちゃうよね!(笑) ただ、最後は走り出して終わりたいなって思って…爽快感が欲しくてそのままいっちゃいましたね!(笑)

上村:わたしはゆかちゃん見ると泣いちゃうんですよ…。感化されやすくて!(笑) だから本当にゆかちゃんが大好きで!

吐山:そう!最初にお会いしたときも泣きながら感想を伝えてくれて、わたし、上村監督が本当に若く見えて…すごく熱心で映画が好きな女子高生かと思ってて!!(笑)

上村:(笑)漫才を通して夢を追ったり、そうゆうのがわたしきちゃうんですよね…。初対面のときにゆんさんがなぜか「わたし人見知りなんで!!!」ってやたら言ってたのを覚えてますね(笑)。破れタイツでいる時よりソロの時はそうらしく(笑)。

―映画と平成

吐山:わたし自身も出てるので、要素としての経験はあるんですけど、ベースはしっかりゆかちゃんの人生として考え照るんですが…音楽とかもASAYANとかそうゆうのを小学生の頃から観てて本当に憧れてて!!! 漫才も今までの作品で関西弁が多かったからよく「お笑い好きなんですね!」とか言われていたりしてたんだけど…わたし自身は実際の学生生活で漫才とかはしてなくて(笑)。

上村:わたしは高校生の時に「トリプルターン」っていう漫才組んでたからもっとぐっと来ちゃったんですよね!(笑) 部室で朝練よりも早く集合して、練習して、何度もネタ合わせしてて…青春を捧げてましたね!(笑)

吐山:(笑) わたし以上に自分と重ねてくれる方が多くて本当に嬉しいですね!最後、観終わったときに胸がきゅんとなるかな?って思ってたんですけど、思っていたよりいろんな方、世代の方から様々な角度の感想を聞けてすごくいい作品になりましたね。わたし自身が平成生まれで「平成が終わる!」っていうのが寂しくて作った部分があるので…。

―恋愛作品を撮るときは自分の好みって反映される?

穐山:されますね!(笑) 自分で脚本を書いていたりもするのでその辺が反映されたり、男も女も好きだからな…。(笑)

吐山:女性監督ならではの目線がそうゆう時現れるかなとか思うんだけど、今回の相手役山科圭太さんとかは身長めちゃくちゃ高くて、イケメンなんですけど…まあ、全くタイプに当てはまらない人は一緒に仕事しないんかな? と! 思いました私は!

上村:わたしはあんまりリンクしないかもしれないですね。「あ!この役っぽい!!!!」っていうハマリ度合いにテンション上がっちゃうんですよね!(笑)

 

同世代同性だからこそ、共感できる女性監督トークは和気あいあいとした空間で、映画制作のそれぞれの主軸、考え方、視点も聴きごたえのある内容でした!

そして、『破れタイツ』として相方でもある西本マキとのトークでは空気感がガラリと変化し、息ぴったりなまさに“破れタイツ節”を発揮し、会場のお客様も巻き込むトーク力はもちろん、吐山監督のTwitterで募集していた平成に纏わる特集を紹介!


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西本:出会って12年だよ?! 最初はお酒も飲めなかったのに最近はどんどん飲めるようになっていって…。そんで「平成が終わる!!寂しい!」だけで映画撮り切っちゃうってすごいなって…(笑)。

吐山:本当に勢いって大事!(笑)だけど、この映画を撮ったことでもうその想いは昇華できたので満足とゆうか、それでクリアとゆうか、だから今やもうあんま平成に思い入れないんだけどね!(笑)今日来てくれたお客さんごめん!(笑) ただ、小学生の頃を振り返えるとモーニング娘。全盛期でゴマキがいたり、辻ちゃん、加護ちゃんがいたり、そこがどんぴしゃで、小学校で真似するときも今回の映画ではみんな平等ってことにしたんだけど…実際はガチのじゃんけん大会!(笑) ただ、わたしはそこで勝っちゃうタイプだったんですよね(笑)。同世代の今回美術で入ってくれた子とかは総選挙システムだったみたい!

西本:私も恋のダンスサイトを躍ることがあって、わたし“西本マキ”っていうんだけど、そのマキが「真希」だから“最後にはこれで勝てる”って思ったんだけど…「マキちゃん、背デカイから飯田圭織な!」って…(笑)。

吐山:みんなあの頃は後藤真希になりたかったよね~♪(笑)

西本:あとは、ポケビやシノラーとかアムラーとかのファッションもみんなすぐに真似してたよね!!!(笑)

吐山:持論なんだけど、若いうちに自分の個性を最大限出してる人ってその後の人生にも影響あるなって!しっかり芯がある人なんじゃないかって思ってて。

西本:テレビっ子だったんだけど、全然マネしようとかはなかったな…。

吐山:堂本剛さんとかもはじめファッションとかいききっててすごかったじゃないですか?憧れるんですよ。私は古着くらいやったかな…。

西本:確かに!  堂本剛は個性すごい! 世界観というか…。でも、ゆんちゃんもなぜか大学生の頃とかハサミのピン止め前髪に刺したり十分強い個性出してたよ?(笑)


当時のことを一緒に12年の歴史と共に平成を振り返られる“破れタイツ”
これからの活動はもちろん、これから先、吐山ゆん監督がどんな世界を作品として観せてくれるのか、とても楽しみである。

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平成が終わる。大人になっていく。
そんな中でもゆかちゃんの言葉を借りて…

自分の人生なんやで? 何歳になっても自分のやりたいことに正直でいいやん!

そんな風に自分に正直に、希望を捨てずにこれからの時代もしっかりと歩んでいきたい。
本当にステキなイベントを吐山ゆん監督、平成最後にありがとう!!!

文:おくはらしおり(阿佐ヶ谷ロフトA)

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