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【イベントレポート】「かふぇ・たけ志 〜今年最初のクリスマス〜」@Rock Cafe Loft

2018.12.14

「yes,mama ok? 金剛地武志 の遊び心はコレ!」

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11/30(金)に開催された「かふぇ・たけ志 〜今年最初のクリスマス〜」。

金剛地武志さん(yes,mama ok?)には今回、最近の仕事から高校時代の音楽製作まで、たくさんの話をしていただきました。新鮮な話ばかりでとても楽しい時間。ありがとうございます!

DJブースには、上下・縦のストライプが入ったスーツを着て登壇した金剛地さん。クリスマスソングをバックに、しっかりと客席に礼をします。僕が持っていた柔らかいイメージとは違って、すこしクラシカルな雰囲気。

金剛地「どうですか?皆さんのクリスマスはいかがでしょうか?もう、数時間で12月ということですが。皆さん、今年の1年はいかがでしたか?私は後半、良くなりました(笑)。」

と、近状報告はほどほどに、本題へ。最近の仕事について話は進みます。

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銀河系ネットワーク!「ギャラクシー・レイディオ」

例えば、今年、阪急百貨店梅田本店のクリスマスシーズンの音をプロデュースした話について。

金剛地「今年、yes, mama ok?の相方の髙橋、KLOKAさんが、阪急百貨店梅田本店をプロデュースしたんですね。そこで僕は、選曲とジングル制作をしています。未来のラジオ局というテーマでして。実際には、昔の曲をたくさん流しています。10時間分、プレイリストを作ったんですよ。」

そのプレイリストは3つに分かれていて、44曲+87曲+88曲=なんと、219曲!

金剛地「はじめは、架空のラジオ局を作ったんです。でも攻めすぎてボツになった(笑)。最初のプレゼンテーションで提案したラジオ局をお聞かせしますね。」

この架空のラジオ局は、グッと甘い声で「ギャラクシィ・レィディオ♪」と始まり。すぐに、金剛地さんの声が聞こえます。「天の川銀河の紳士淑女のみなさま。ご機嫌いかが? 本日もわたくしMCコスモが、相棒ロボットのDJ ・R-2と共にお送りしています。」と、まさに架空のラジオ局!「R-2調子はどう?」と声をかければ、「#&%~$&~~♪」と心地よい電子音。BGMにはスっと心浮き立つストリングス。どこかで改めて公開していただきたいです。

ここでは全て紹介できないのですが…他、FM Kawaguchiのラジオ・ジングル。ドラマ「もう誘拐なんてしない」の挿入歌・「光速戦士スライダーマン」。NHK佐賀放送開局70周年記念ドラマ「あのひとあの日」で、有田焼の貫入の音を利用した劇盤など、たくさんの曲紹介がありました。

中でも、僕が気に入った曲は「モンキーパーマのテーマ」。2013年〜2015年にかけて放送されていた人形劇「西遊記外伝 モンキーパーマ」で使われていたこの曲。大泉洋が所属するTEAM NACSが出演をしていました。これは、短い30秒のテーマ曲です。モコモコと行き来するベースラインに、曲をリードするアップテンポなスネア。バネが跳ねる様なシンセの音には、中華のメロディーラインが良く合っていて、凄く楽しい! この曲からyes, mama ok? の、あの遊び心を思い出すこともできます。

あぁ渋谷系、2016年にもう一度!

次に。お笑い芸人とのコラボ作品に話はうつります。

”円山スクランブルエッグス”という、コント集団。かもめんたる・さらば青春の光・ラブレターズ、の3組による合同イベントです。

金剛地「芸人さんたちのグループで、円山スクランブルエッグっていうコントイベントがあって。それのオープニング曲を作ったんですよね。もう終わってしまったんですけど。映像付きなので、ぜひ聴いて頂きたい。」

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金剛地「渋谷系と言えば金剛地さんですよねぇ、と頼まれたんです。でも俺、渋谷系だったことって割とないんですけどね…(笑)。ピチカートやフリッパーズやね、オリジナルラブ。それを僕らは後追いした感じだったんですよね。僕がデビューした時にはもう渋谷系は終わってた雰囲気もあって。でもね、渋谷系をやってくれと言われたので、臆面もなくやってやりましたよ。」

ビュン! と会場は90年代にタイムトラベル。最高にハッピーな曲です。会場にいた人たちは、その時代を体感してきた方が多いみたい。みんな、体が揺れるのは当然! という様子で、手足が弾み、ニッコリと笑っています。

金剛地「凄く、渋谷系でしょ? まさかね、自分であの『ウー・ワァオ!』をやるとは思わなかったですよ(笑)」

会場「(笑)!」

そう言って、もう一度「ウー・ワァオ!」と叫ぶ冒頭を流して頂いたり。茶目な一面を見ることもできました。

これが青春「リアル・フラワー」

イベントの終盤は、高校時代〜大学時代にかけて作っていた曲を中心にかけていただきました。これは初公開とのこと。「一昨日、身をよじるような恥ずかしさで、ボロいラジカセからデジタライズしてきたんですよ。」と話しながら、Garage Bandに録音したデータを開きます。

金剛地「このカセットテープを500円で売ったんですね。周辺の高校生とかにも売れていたみたいで。大学に入った時に相方・高橋晃さんはそれを持っていたんです。『なんでそのテープ持っているの?』って聞いたら、『予備校時代の同僚から渡された。』って言ってましたね(笑)。」

金剛地「お花というテープです。リアルフラワーというタイトルですね。」

曲の雰囲気は様々です。シンセサイザーを活用したニューウェーブな曲や、ピアノの伴奏が目立つポップなインストに、アンビエントな曲まで。先輩から4トラックレコーダーを借りて初めて録音したという曲には、「こえぇ〜(笑)。」と一言。一部の再生でも伝わる、エッジの効いた曲調に驚きます。

金剛地「さっきのバイオリンとピアノとサックスの曲は学校の生徒会室で録ったものですね。高校の体育祭のBGMのために作ったものでした。放課後にバイオリンの子とサックスの男の子を呼んで撮りました。」

金剛地「B面はカオスな状態から始まりますが、そのあとコスモスになります。はい、これが高校生の考えるカオスです(笑)。」

左右に流れるようにパンされた電子音がぐるぐると回っています。そこから一転、軽快なリズムとメロディーに。

金剛地「これは家に持ち帰ったピアニカで作りました。もう新しい楽器を触るとすぐに曲にしたくなる17歳でしたね。ベースは、フレットを抜いてフレットレスにして。パーシー・ジョーンズっていうベーシストに憧れて自由にやってました。今ではありえないリズムですけど(笑)。まあ、こういうものですよ、高校生ですから許してください。」

このあとは、高校生時代の集大成「夏に恋する湘南台」というタイトルの曲。

金剛地「もうね。高校生の時は名曲できたと思って、イントロを倍の量にするわけですよ(笑)。アウトロも倍です。大変です。」

金剛地「この頃は、高橋悠治さんとかね、日本の現代音楽家に憧れていたんです。」

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最後には、山下達郎「クリスマスイブ」を金剛地さんが熱唱してイベントが終了!

お客さんも喝采でした。

 

イベントを組んだタナカモエさんに代わって。来場していただいた皆さん、金剛地武志さん。ありがとうございました!

 

次回・第2回は2019年に予定しています。

是非、またロックカフェにお越しください!

文・指中晶夫(ネイキッドロフト)

 

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