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トップニュース合計7組の第一級アイドル競演!『POP'n アイドル02@ZEPP TOKYO』(2012.6.23)詳細レポート

合計7組の第一級アイドル競演!『POP'n アイドル02@ZEPP TOKYO』(2012.6.23)詳細レポート

2012.07.02

 タワーレコード嶺脇社長によるアイドル推しライブイベントの第二弾、『TOWER RECORDS Presents POP'n アイドル02@ZEPP TOKYO』を拝見してきました。
 今回は日取りを土曜日に移して17時からの開演。前回以上にぎゅう詰めで後ろまで満員に見えました。出演ユニットも1組増え、合計ライブ時間約4時間となった充実のイベントの様子を以下に記していきます。

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【さくら学院 重音部 BABY METAL】

 今回さくら学院全体の出演もあること、バンドセットであることなどからか、トップバッターはBABY METAL。初っ端からさくら学院随一の実力派(今年度は生徒会長!)中元すず香の安定して表現力のある歌声が会場全体に届けられました。可憐Girl'sではさいたまスーパーアリーナ(アニメロサマーライブ)も経験しているすぅちゃん、開演を待ちに待った数千人のお客さんたちの熱気に全く気圧されていませんでした。もともと学院父兄外、アイドルファン外へのアピール力の強いBABY METAL、初見のお客さんたちの心をばっちりさらってしまったことと思います。
 「イジメ、ダメ、ゼッタイ」での由結・最愛コンビの直線ダッシュ、殺陣の振り付けは大ステージにとても映えていました。頭を振る振り付けでは由結ちゃんのウェービーツインテールのきれいな揺れも見所。登場から続けざまに持ち曲を披露していき、最後に7月4日発売の新曲「ヘドバンギャー!!」を初披露、言葉もなく台風のように去っていきました。ライブ後のMCタイムではかわりにバックバンドの骨さんたち(、の伝言でバニラビーンズ)がニューシングル「ヘドバンギャー!!」や初回特典のコルセットなどについて説明。終始「death!」の語尾で会場をたのしませてくれました。
M1.ド・キ・ド・キ☆モーニング ※メドレー
M1.いいね! ※メドレー
M2.イジメ、ダメ、ゼッタイ
M3.ヘドバンギャー!![新曲]

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【バニラビーンズ】

 前回に続いてMC担当のバニラビーンズが2組目に登場。まず1曲目にMGMTの大ヒット曲「KIDS」のカバーを披露しました。スクリーンにはサイケデリックな極彩色のシルエットがブレイクダンスしているVJ映像が使われ、他のアイドルユニットとの差異を印象づけていました。ラストの「東京は夜の七時」共々、初見のライト層を意識しての選曲かと思いました。2曲目は詞:カジヒデキ、曲:スウェーデンの新進コンポーザ・Erik Lidbomの「LOVE&HATE」。こちらもバニビらしい繊細な良ポップスです。
 MCを挟んで3曲目に7月4日発売の新曲「ノンセクション」、続いて4曲目に最近のライブには欠かせない弾む名曲「チョコミントフレーバータイム」でした。どちらも作詞は木の子。ミニマムな振り付けのバニビ曲の中で「チョコミントフレーバータイム」は最も元気な動きの曲。「ノンセクション」の衣装の白い手袋が、ぴょこぴょこ左右に揺れる手首をうさ耳のようにチャーミングに見せていました。
 楽屋でもMCの綿密な打ち合わせに余念がなかったというバニラビーンズ、ツイッター上などでも他アイドルからの信頼が厚く、アイドルシーンに確かな居場所を築いているなあと思わされました。
M1.KIDS
M2.LOVE&HATE
<MC>
M3.ノンセクション[新曲]
M4.チョコミントフレーバータイム
<MC>
M5.東京は夜の七時

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【Negicco】

 「いつかNegiccoもPOP'n アイドルに」というconnie氏(Negiccoサウンドプロデューサ)の願いが早くも届き、2回目にしてNegiccoの登場です。今年5年目のバニビにも「Negiccoねえさん」と慕われる10年目(!)のNegicco、NHKポップジャムなどの公開収録も含めこれまでにさまざまなステージを経験していますが、この観客数はさすがに初めてでしょうか。終始お客さんや周囲に気を使い感謝の意を表していたのが、変わらずのねぎちゃんたちらしく好印象でした。
 セットリストも品の良いconnieチューンを中心に構成。1曲目の「アノソラヘ」(作詞:Nao☆作曲:atk)はPerfumeフォロワーと呼ばれる位置を真っ向取りに行っていた時期のキレキレの逸品。大会場にばっちり決まっていました。続いて硬質なピアノ音が映える最近曲「ニュートリノ・ラブ」、ミディアムでリッチな新曲「あなたとPop With You!」とNegiccoにしかないサウンドで魅せていきました。そしてMCを挟んでの新曲カップリング「トキメクMERMAID」! ニューシングルはA面をこんなにてらいのない良曲にするなんて贅沢だなあ、などと思っていましたが、カップリングはそれ以上でした……細かい突っ込みどころ(古参ヲタへの私信?!)も満載。いつも本当にありがとうございます。
 圧倒的な名曲「圧倒的なスタイル」で大団円。ZEPP一面にお客さんのラインダンスを見ることができました。「アノソラヘ」がMegu振り付け、ということもあってか、一番躍動感あふれてみえたMeguを目で追いがちでした。最近はMeguのNegiccoだなあ、と思うことしばしば。これからも万華鏡のような変化をみせながらねぎのようにめきめき伸びていくねぎちゃんたちでいてください。
M1.アノソラヘ(ショートバージョン)
M2.ニュートリノ・ラヴ
M3.あなたとPop With You![新曲]
<MC>
M4.トキメクMERMAID
M5.圧倒的なスタイル

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【さくら学院】

 現高1生(武藤彩未・三吉彩花・松井愛莉)が卒業し、新しい転入生が入った体制をみるのは初めてでした。ライブ自体がそう多くないさくら学院、父兄外のアイドルファンのみなさんへの新体制初お披露目だったと思います。ドキドキしながら見守っていたセンター扉から「FLY AWAY」のイントロと共に飛び出してきたメンバーのフロントは由結・寧々・まり菜! 完璧です。今年度も戦える。そして2曲目「School days」の間奏(全員の自己紹介)明けのすず香ソロ(いわゆるケチャパート)の確かな歌声で、その思いは確信に変わりました。話下手でも実力で引っ張る高橋愛リーダー体制、たかみなの声だけはいつどんなライブでもきこえるAKB、といったリーダーのありようが瞬時に連想されました。中元すず香会長体制というのはなるほどこうか、と。そして武藤前会長の上品な雰囲気を一番受け継いでいるメンバーはまり菜ちゃんだと思いますが、実は歌の面でもすぅちゃんに負けないセンスのよさだと思うので、まり菜ちゃん副会長はほんとに適任だと思います。
 2曲のあと全員の自己紹介。転入生では、少し前の由結・最愛みたいな子供らしいたたずまいの元気な子がたびたび目に入っていましたが、やはりこの子が大賀咲希ちゃんでした。昨年のちゃおガールオーディションで観客に鮮烈な印象を残したけん玉少女、アミューズ所属約8か月でのこの大舞台で、緊張のあまり何度も自己紹介を噛んでいましたがその全くつくったところのない様子がZEPP全体を「かわいい」「がんばって」とひとつにしていて、持っているなあと思いました。今後がたのしみです。
 MC明けに「ベリシュビッッ」。オクラホマミキサーをモチーフにした朗らかな曲に女子限定エリアでは「かわいい!」の嬌声多発。続いての「オトメゴコロ。」は切ない恋心を歌った今様のフックのある良曲で、各人のソロパートも多めの最近のアイドル主流マナーの曲なので、多くのアイドルファンの琴線に触れられたのではないかと思います。「FRIENDS」で改めて新体制を確認(すず香はまり菜とペア、日向ちゃんは転入生の愛莉鈴ちゃんとペア)。「ベリシュビッッ」「FRIENDS」あたりの全体曲は何気にかなり由結最愛フィーチャーなのも、新規のかたにキャッチーでよさそうでした。そして新曲「Song for smiling」の初披露がありました。「さくら学院賢くなれるシリーズ」の英語版ということで、英語のイディオムが折り込まれたモータウンビートのさくら学院らしい溌剌とした曲でした。
M1.FLY AWAY
M2.School days(150BPM ver.)
<MC>
M3.ベリシュビッッ
M4.オトメゴコロ。
M5.FRIENDS
<MC>
M6.Song for smiling[新曲・初披露]
<MC>
M7.夢に向かって

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【ぱすぽ☆】

 いま売りのシングル発売に合わせてのツアーがなかったこともあって、かなり久し振りに観ました。1曲目「BREAK OUT!!」2曲目「Pock☆Star」、自己紹介からの10曲連続セットリスト。「それでは10曲続けて聴いてください」のMCに会場全体から歓声が湧き起こりました。こういう力技で押す感じのライブ最近みてないなと思ったり。ももクロがそうなのかな。新曲「Next Flight」は、バッキングに元ガンズメンバーなどのLAメタルの大物ミュージシャンを起用しているということで、なるほど重厚で隙のないバンドサウンド。そういう音にSNSDを想起させるような足を丁寧に使うエレクトロ向きの振りが付いていて、まさにぱすぽ☆の妙味が出ていました。「大物コラボとかいいから」という声もあるでしょうが、少しも斜めに行っていない真っ向勝負の一曲。歌詞もほんと真っ向で。
 「キス=スキ」で一服の清涼剤を挟みつつ、ぱすぽ☆ベスト的なセットリストでした。会場の大きさ、初見のお客さんの視線を意識しながら観て、やはり快哉と思ったのは「ウハエ!」。この人数をびしっとみせる整ったフォーメーションでありつつ、一人分の振り自体はダイナミックで、メンバー各々のみせ場とそこに入るコールが最高。しかしぱすぽ☆を初めて観るいまのアイドルファンって実はあんまりいない(ほかのグループに比べて)のかもしれません。さまざまなTシャツの人から的確にコールが入っていた印象でした。
 メンバーについては、すっかりもりし(森詩織)のぱすぽ☆になっているんだなあ、など。そしてみおみお(増井みお)・あいぽん(根岸愛)。昔はかなり紗子ちゃん(槙田紗子)やあんにゃ(玉井杏奈)を観る感じだったんですけど、そういうグループの有機的な変化は良いことだと思います。あんにゃはMCでそのはすっぱな個性をばっちり出せるようになっていてうれしくなりました。あとはなちゅ(岩村捺未)が短くなった髪の印象もあってか、最年長だとか実力派ではないというようなためらいなく天真爛漫に真っ直ぐたのしんで見えて、すごくいいなと思いました。竹中先生(振付師)にも褒められていたのでは。野音晴れますように。たのしみにしています。
M1.BREAK OUT!!
M2.Pock☆Star
<MC>
M3.Next Flight[新曲]
M4.Pretty Lie
M5.Go On A Highway
M6.キス=スキ
M7.じゃあね・・・
M8.ViVi夏
M9.Let It Go!!
M10.少女飛行
M11.ウハエ!
M12.LA LA LOVE TRAIN~恋の片道切符~
<MC>
M13.マテリアルGirl

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【Berryz工房】

 嶺脇社長にとっても積年の夢が叶った瞬間だったのではないでしょうか。長年対外試合などしてこなかったハロプロが、昨年のTIF(真野ちゃん)を皮切りに、前回のPOP'n アイドルにスマイレージを、アイドル横丁祭に℃-uteを、そして今回Berryz工房を送り込んできたわけです(そして翌々日のゆび祭りにはBuono!を)。
 結構いつものファン向けのセットリストだったのではないかと思います。各メンバーの歌をよく聴ける「世の中薔薇色」から始まって、大盤振る舞いという感じはなく、通常運転。初期のアンセム「友情 純情 oh 青春」からのMC、「愛のスキスキ指数 上昇中」「付き合ってるのに片思い」あたりは盛り上がる流れですが、「CLAP!」「君の友達」は目先を変える箸休め的な選曲だと思います。「もっとフェス的な大ネタ連発で攻めてもよかった」と思う向きもあるかもしれませんが、バリエーションをみせられたのでないかと思います。悠々自適でいながらいかんなく実力を出せていたところもすごくよかったです。
 バリエーションという意味でいえばBerryzはハロプロの中でもほんとにいろんな子がいる個性豊かなグループで、居るだけでもタレント的な存在感が他グループとは違いました。特にりーちゃん(菅谷梨沙子)、最近髪型の変化が毎回ヲタの話題をさらっていますが、この日もきゃりーちゃん的なふたつお団子頭で異彩を放っていました。しかしモデルではまずいないような白人的な肉付きの体から誰にも真似できないパンチの効いた歌声を繰り出していて、こんな子アイドル界というか、ほんとにどこでも見たことないなーと誇らしかったです。
 ベリ自体のライブも完成していたところに、ラストまさかの℃-ute登場。「超HAPPY SONG」の初披露がありました。ヘッドライナーのゲストに同じくヘッドライナー級のユニットが来るとかどんなフェスでもあり得ない! グループを越えて抱擁し合う振り付けはAKBアイドリング!!!を彷彿としましたが、ベリキューの絆は一朝一夕のものではないので感慨もひとしおでした。改めて、こんなサプライズはいまのタワレコ、嶺脇社長イベントだから実現したこととしみじみ感謝する次第です。
M1.世の中薔薇色
M2.友情 純情 oh 青春
<MC>
M3.愛のスキスキ指数 上昇中
M4.付き合ってるのに片思い
M5.CLAP!
M6.君の友達
<MC>
M7.ライバル
M8.本気ボンバー!!
M9.一丁目ロック!
<MC>
M10.超HAPPY SONG(Berryz工房×℃-ute)[新曲・初披露]

berryzkobo001.jpgBerikyuu001.jpg MC、またツイッター上で各アイドルたちの交流、エール交換がさまざま見られたことも印象に残っています。竹中先生とMIKIKO先生(さくら学院振付師)、connieさんとハロプロの競演(?)も感慨深く、いまのアイドルブームが本当にアイドルを愛する人たちの所属を越えた協同の結果であることに感じ入ります。敬愛するアイドル、スタッフのみなさんがますます盛栄になりますように、それを見届けられますようにとお祈りしております。(ロフトプラスワン・越智灯子)

photo by TEPPEI

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