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「嶺脇フェス」ことタワレコ『POP'n アイドル@ZEPP TOKYO』(2012.2.28)詳細レポート!

2012.03.06

 2月28日(火)、タワーレコードのアイドルキャンペーン「Pop'n アイドル」のライブイベント第一弾、『TOWER RECORDS Presents POP'n アイドル@ZEPP TOKYO』を拝見してきました。

 「Pop'n アイドル」としては第一弾、ですが、これはタワーレコード新宿店の「NO MUSIC, NO IDOL?」キャンペーンのライブイベントとして、昨年10月12日(水)に新宿LOFTで開催された『タワーレコード新宿店13th Birthday 〜NO MUSIC, NO IDOL?〜』に続くものと考えられるでしょう。さくら学院の部活動のひとつであるBABYMETAL、インディーズ時代のでんぱ組.incなど、メジャー/インディーにとらわれず音楽性も多様な、ありそうでなかった出演ラインナップで、当日は平日ながらLOFTが超満員の良イベントでした。

 LOFTから一気にZEPPでの開催です。さらに開演時間は実に1時間半早まって、平日のお台場で17:30。しかしZEPP TOKYOがスタンディングでしっかり後ろまで埋まっていました。

 自社レーベル所属でゲスト扱いのバニラビーンズとLinQを除いた3組の出演時間は、それぞれたっぷり45分。各アイドルのファンたちに「神セトリ(セットリスト)」と言わしめた充実のライブは、この長さあってこそだったでしょう。後日お見掛けしたオーガナイザのタワレコ嶺脇社長に、「魅せたいという社長のアイドル愛を感じるタイムテーブルでした」とお伝えしたところ、「よくあるアイドルイベントで各アイドルの出演時間が短いのが物足りなくて。最初は『50分ずつ、21時ぎりぎりまでやりたい』と言ったんだけど、スタッフに『リスキーすぎる』と止められた」というお話でした。嶺脇社長と制作スタッフに感謝しつつ、当日の様子を記していきたいと思います。

【オープニング】

 出演アイドルが全員集合し、否が応でも高まるオープニングですが、まず目を奪われたのはLinQ。多い!! 東京以外でLinQを観たことのない自分は、ほぼフルメンバーを見たのはこの瞬間が初めてでした。前列にはゆうみん(髙木悠未)、あーたん(坂井朝香)、あーみん(姫崎愛未)! おそらくいままで経験した中で一番大きい会場に、高揚している様子が伝わってきました。次に目を引かれたのはさすがのスマイレージ。どのグループよりも大きくぴょんぴょん跳びはねていました。そして司会のバニラビーンズに紹介されて嶺脇社長が登場。本当にこれほど多くのアイドルファンに愛されている社長はいないと思いました。

【バニラビーンズ】

VanillaBeans002.jpg

会場が振りコピの海になる、アンセム「ニコラ」

1.Vanilla Beans
2.サカサカサーカス
<MC>
3.トキノカケラ
4.ニコラ

 ライブのあと出ずっぱりで司会もこなしてくれたバニラビーンズ。いわゆるアイドルとは違う美意識で付けられた、レトロ&高潔な振り付けの表現に磨きがかかっているのではないかと思いました。新曲「トキノカケラ」はマイナーコードの湿っぽいメロディの四つ打ちアレンジ曲。透明感のある音色がフレンチポップス感あって、その淡さがバニビらしい音だなと思いました。作詞はBEE-HIVE時代のPerfume作品で知られる木の子氏。4月発売の次のシングル「チョコミントフレーバータイム」も木の子氏によるものということです。

【LinQ】

LinQ001.jpg

LinQ Qtyのさくらソング名曲「さくら果実」

1.ハジメマシテ(1half)
2.チャイムが終われば
3.さくら果実
4.Sakura物語
5.カロリーなんて(1half)
<MC>

 20分の持ち時間に5曲を盛り込み、「ハジメマシテ」の間奏部分でメンバー紹介。息もつかせず“L・I・N・Q”コールからの「チャイムが終われば」。みんなが希望にあふれて真っ直ぐ夢を見据えている表情をしていて、涙があふれました。"L・I・N・Q"コールを率いるゆうみん(髙木悠未)の顔が最高に格好良くて、小さいだけではない、LinQをここまで連れてきた紛うことなきエースの風格を感じさせられました。名曲「チャイムが終われば」は、走る振り付けの腕の振りにメンバーの個性が出てたのしい曲でもありますが、初めて観た最年少のバカリボン少女・大石芽依ちゃんの腕の伸ばしかたが良いなと思いました。この日はアウトロの居眠り小芝居も芽依ちゃんでした。東京のファンを掴めたのではないでしょうか。

【SUPER☆GiRLS】

SUPERGiRLS001.jpg

最前センターがMCで極真空手の型を披露したあみたこと前島亜美

1.女子力←パラダイス
2.NIJIIRO スター☆
3.夢の引力
<MC>
4.恋愛ルール
<MC>
5.MAX! 乙女心
6.EveryBody JUMP!!
7.Be with you
<MC>

 スパガは各メンバーのスタイリングがいつも一定していて見分けやすく、ありがたいです。そして改めて実感したのは、どの子も歌唱に変なくせがなく歌声がバラエティに富んでいて素晴らしいということです。それでいて力強く、ちゃんと歌詞もきこえる歌です。これはなかなか稀有な魅力だと思います(訓練を積むと、歌の個性も矯正されがちになってしまうものです)。楽曲はいまらしいアイドルポップスで真っ向勝負していて、アイドルのステージを観るのが好きで集まったお客さんにアピールできたのではないかと思います。デビューアルバムの一番好きな曲、Jackson5「I Want You Back」ものアイドルポップスの「NIJIIRO スター☆」をきけて大満足でした。メンバーではいたずらっぽく挑発的な魅力の田中美麗さん、時折憂いを含んで見える美人リーダー・八坂さんが印象に残っています。

【東京女子流】

TokyoJoshiryu001.jpg

珍しいひぃちゃん(前列左)・ゆりちゃん(前列右)2トップ体制

1.Don't Be Cruel
<MC>
2.鼓動の秘密
3.Limited addiction
<MC>
4.Rock you!
<MC>
5.頑張って いつだって 信じてる
6.W.M.A.D
7.おんなじキモチ
8.Attack Hyper Beat POP
<MC>

 ぷっくりほっぺのディーヴァ担当・小西彩乃(あぁちゃん)が骨折のため欠席でした。あぁちゃんは時折大阪弁の混じる意外とお姉さん肌のトーク含め大好きなのでとても残念でしたが、その分貴重なものも観られました。「Limited addiction」のひぃちゃん(新井ひとみ)とゆりちゃん(中江友梨)の掛け合い、すごく良かったです。まだやや不安そうでしたがゆりちゃんは歌のセンスすごく良いと思います。「Limited addiction」は2ndアルバムのタイトル曲となるそうで、「鼓動の秘密」同様、いまの女子流の名刺となる曲ということだと思います。新曲「Rock you!」は楽曲に応じて運動量の多い、骨太な振り付けでした。そういえば、昨春頃から始まった各人のチャームポイントを冠した自己紹介はなく、シンプルにそれぞれ名前だけを言う自己紹介をしていて、それが逆に印象的でした。女子流らしいと思います。

【スマイレージ】

Smileage002.jpg

トークははちゃめちゃですがライブは本当に頼もしい6人です

1.○○がんばらなくてもええねんで!!
<MC>
2.ショートカット
3.パン屋さんのアルバイト
4.サンキュ!クレームブリュレの友情
5.オトナになるって難しい!!!
6.夢見る15歳
<MC>
7.チョトマテクダサイ!
8.同じ時給で働く友達の美人ママ
9.有頂天LOVE
10.スキちゃん
<MC>

 赤いチェックの衣装、スタンドマイクのセッティングにまさか乙女パスタが来るか?!と一瞬あらぬ期待をしましたが、1曲目はがんばらなくてもええねんで。これはがんばって!と歌いがちなほかのアイドルたちに対抗しての選曲だったのでしょうか。MCでも終始「全員にスマイレージを好きになってもらう」と繰り返し、自信満々にそう言うだけのパフォーマンスで魅せてくれました。名門ハロー!プロジェクトの生え抜きグループ、全員、大会場の後ろまで届くしっかりとした生歌でした。ハロプロではそれが普通なんですよね。「パン屋さんのアルバイト」、三浦徳子作詞の「サンキュ!クレームブリュレの友情」など、無料イベントではなかなかきけないささやかなカップリング曲が聴けたのもすごく高まりました。続いてのCardigansオマージュ曲「オトナになるって難しい!!!」も改めて名曲だと実感。メジャーシングル曲はほかのアイドルのファンにも認知度の高いものが多く、イントロが流れるたびに会場が沸いていたと思います。トリに相応しい、圧巻のライブでした。

 鮮やかなステージをみせてくれたすべてのメンバー、スタッフさんに、本当に感謝します。第2回もたのしみにしています。(ロフトプラスワン・越智灯子)

撮影:TEPPEI

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