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【ライブレポート】12月5日(月)"〜SHELTER ROAD to 20〜 phenomenon「超常現象の検証 -ワンマン-」"

2011.12.23

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12月5日(月)下北沢SHELTER
<〜SHELTER ROAD to 20〜 phenomenon「超常現象の検証 -ワンマン-」>
phenomenon+(Guest Guitar 新田智彦 from PLINGMIN)
Guest BAND:フーバーオーバー


 艶やかに繰り広げられたphenomenon ワンマンライブ!!!
 2011年、「第一回超常現象学会」、「第二回超常現象学会」という下北沢SHELTERでの二つの自主企画を中心に急速にその活動を展開してきたバンドphenomenonが、12月5日に1年の集大成として初のワンマンライブ「超常現象の検証」を開催した。
_DSC9168.jpg 特別な1日に相応しいサプライズとして、ゲストバンドにはメンバーも兼ねてより敬愛していたという“フーバーオーバー”を迎え、会場には早くから多くの観客が集まっていた。ライブはゲストのフーバーオーバーからスタート。phenomenonがワンマンにゲストとしてぜひ誘いたいと考えていたというその理由が、一目で誰にもわかるような圧巻のパフォーマンスが繰り広げられた。
_DSC9264.jpg そして、20時を過ぎた頃、ステージが暗くなり、SEが流れるかと思いきや、なんとリーダーのヤマモトショウよりライブスタートの「ご挨拶」が!! まるで演劇の舞台の始まりを思わせる挨拶の後、スペイシーなサウンド・スケープを纏う定番SE『超常現象の発見』と共に、ちひろ(Bass)、澤瑞樹彦(Drums)、ゲストメンバー新田智彦(Guitar)、そしてヤマモトショウ(Guitar,Keyboards)の順に入場。常にファッションと、パフォーマンスで会場を驚かせるバンドではあるが、この日はワンマンとあって、さらにすさまじいものとなっていた。ちひろは全身にハートをフィーチャーし、黒と白のコントラストが眩しい新しい衣装で登場。最前列から黄色い歓声が上がる。またこの日のためにデザインされたというアクセサリーまで準備する入念さである。さらに澤瑞樹彦は黒系で決めながらも、真っ赤な逆毛とサングラスといういつもよりも攻撃的なファッションで登場。ヤマモトショウも銀の長髪にハットで登場し、客席は入場から驚きに包まれていた。4人がそのまま『超常現象の発見』をSEから引き継ぎ、phenomenonのライブが幕を落とす。そして、遂に長谷川槙子(Vocal)が登場。全身を黒いロックテイストでそろえ、さらに毛皮のコートというど派手なファッションで登場した彼女の姿から、すでにこの日のライブが普通には終わらないことが伝わってきた。

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 ダンサブルなリズムの中、先月itunes限定シングルとして発表された『さよならコンピュータ』がスタート。全員が所狭しと動きまくるステージングに、この日へのエネルギーが伝わる演奏が繰り広げられる。さらにライブ定番曲ともいうべき『コミュニケーション過剰です。』が続く。長谷川とちひろの歌と動きのコンビネーションが今まで以上に絶妙でキュート。短期間でのバンドの進化も見せ付けていた。
 ここで初めてのMCが入り、「新曲をやる」と一言、そして初披露となる『救われなくても信じてる』を。バンドの急激な成長を感じさせるファンキーなナンバー、メンバーいわく「バンドを始めた頃にいろいろやりたくなったあの感じ」という事もあり、かなりの手ごたえを感じる。ここでお色直しとでもいうのか、長谷川は一回目の衣装チェンジ、真っ赤な帽子をかぶって艶やかに登場。ライブはphenomenonの代表曲ともいうべき『彼は着メロ』に入り、観客席のボルテージも上がる。そして『かえるのなみだ』、途中のユニークなかえるのなき声やギターの掛け合いなど、いつも以上に盛り上がりどころの多いアレンジとなっていた。

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 長谷川が一旦ここで退場し、「MCちひろ!」の合図のあと、観客席からステージ中央に移ったちひろに手紙が渡される。ちひろによるその手紙の朗読(不思議な昔話?)からの「そんなあの娘が無線少女なわけで」という謎のフレーズ、そして最新曲にして、初のちひろボーカル曲『無線少女』がスタート。そういえば、ちひろはワイアレスを使用しているようだが、まさかそれでこのタイトル? この辺りも不思議なバンドたる所以かもしれない。澤のエレパッドプレイも大々的にフィーチャーされた今までのphenomenonにはないタイプのアッパーチューン! 曲後半では長谷川が全身真っ白な衣装にチェンジし、さらに真っ白のショルダーキーボード(ルシーナ)を持って登場。初となるキーボードソロを流麗に披露した。そして「ベースちひろ!」の掛け声と共に、最近のライブ定番曲『ふらりふらりと』へ。ここでヤマモトがステージ後方に置かれたキーボードセットへ移動。リズム隊とゲストギター新田智彦の演奏ががっしりと支え、ここで新田をゲストメンバーに加えた司令塔ヤマモトの思惑を初めて理解した。

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 MCを挟み、そのままキラキラのポップチューン『夜更かしメトロ』へ。自主企画イベントの時にしか演奏されないというこのナンバーも、タイトルコールの瞬間から歓声があがり、楽曲のキャッチーさを伺わせた。アレンジ的にもシンセベースも加わるなどさらに洗練されていた。phenomenonの仕掛けはまだまだ続く(笑)。このタイミングでなんとちひろも衣装チェンジ(!)。赤のチェックを基調としたまさにちひろらしい衣装で登場。某なんちゃら48に見えたのは錯覚でしょうか...。

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 そして、itunes限定シングル『現象の構造e.p』収録曲『猫石』のダブバージョンが演奏される。長谷川はさらに衣装を替えて登場。ゆれるような楽曲と、楽器の音がダビーに響き渡り、会場内に異世界を作り出していく。畳み掛けるように『宙の思惑』。そして、ライブでは久々の演奏となる『人はあの娘をアイドルとよぶ』が演奏される。ここでも5人編成になったことによる音の厚みが十分に発揮されていた。この曲の主人公、可愛くて怖い。そんな世界を淡々と唄う長谷川のキャラクターが見事にシンクロしている。そして『現代のねばり』へ。2人のギターが、それぞれ気合の入ったギターソロを披露。サビのフレーズではメンバーも観客席も一緒になって歌うという光景が見られた。そしてMCではこの1年のことが語られる。一言で語れないことがほとんどだが、バンドにとっての前進と進化がMC自体からも強く伺えた。そしてヤマモトがメンバー全員の名前をコールしてphenomenon流SKA解釈ともいうべきキラーチューン『お時間ありましたら』へ。長谷川が花を持って登場し、客席フロアに投げ入れるというパフォーマンスも。会場全体の手拍子の中、メンバーが楽しそうに演奏している姿が印象的だった。そして『イルミネットワーク』、フロント3人が全員リードボーカルをとるphenomenonの最速ナンバーで本編が終了した。

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 会場からはアンコールを求める声が。しばらくたってヤマモトが登場。なんと胸に「現象」と描かれた通称“現象T”を着ての登場に会場は盛り上がる(残念ながらまだ非売品らしい。そして、彼が着ていたものに関しては文字の部分が薄汚くてダブルで残念/笑)。メンバーも現象Tで登場し(長谷川槙子は赤いドレス!)、夏のイベント以来となる楽曲『完全に仕方ない世界』を。長谷川のギターから始まる楽曲は、夏に披露されたものよりもさらに壮大なものとなっていた。アンコールのMCでは、来年以降のこと、特に2月にシングルをDVDで発表すること、そして2月14日に代官山LOOPで、4月22日に新宿LOFTでそれぞれイベントがあることが発表された。そしてラストナンバーとして『恋する脳細胞』が演奏される。
 この「超常現象の検証」が5月の超常現象学会からのphenomenonの1年のすさまじい成長と進化が現れたライブであったことは間違いないだろう。そしてまた、来年のphenomenonが巻き起こす「超常現象」に期待せざるを得ないライブになったともいえるだろう。
(photograph:名倉哲明 / hair & make up:福井亜依)

「超常現象の検証」セットリスト
1:超常現象の発見
2:さよならコンピュータ
3:コミュニケーション過剰です。
4:救われなくても信じてる(新曲)
5:彼は着メロ
6:かえるのなみだ
7:無線少女(新曲、ちひろボーカル)
8:ふらりふらりと
9:夜更かしメトロ
10:猫石
11:宙の思惑
12:人はあの娘をアイドルとよぶ
13:現代のねばり
14:お時間ありましたら
15:イルミネットワーク
EN1:完全に仕方ない世界
EN2:恋する脳細胞

Live Info.

SHELTER 20th ANNIVERSARY『THE FINAL OF 2011〜第2部〜』
w)No Regret Life /Who the Bitch ... and opening act

OPEN 20:30 / START 21:00
ADV.¥2500 / DOOR ¥3000
下北沢SHELTER 03-3466-7430
 

※ 2月14日代官山LOOPで予定しておりましたライブ公演につきましては、会場の諸事情により中止となりました。楽しみにしていらっしゃった皆様には申し訳ございません。【代官山LOOP 03-6277-5032】

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