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【ライブレポート】10月18日(火)下北沢SHELTER SHERBETS / 9mm Parabellum Bullet

2011.11.17

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10月18日(火)下北沢SHELTER
< SHELTER presents 20th Anniversary Special Show>
SHERBETS / 9mm Parabellum Bullet


 このイベント告知をWEB Rooftopのニュースで出す時から、異常な緊張感を持っていた事が思い出された。SHELTERスタッフの熱烈オファーによって出演して頂く事になったSHERBETSと9mm Parabellum Bullet。この2バンドが、250人も入ればいっぱいのSHELTERでライブをするなんて!! チケットはもちろん即完だった。

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 10月18日当日、オープン時間にはSHELTER前にたくさんの人がいて、スタッフが整理番号順に場内へ誘導している。スタート時間を少し過ぎたところで、1番目は9mm Parabellum Bulletだ。この間9mmを見たのはZepp Tokyoだったから、この大きさの会場で見る9mmは久しぶり、もしくは初めてかもしれない。会場の大きさを示すように、菅原は登場と同時に天井を触っている。また、ギュウギュウのフロアだったが、メンバーの登場と同時にオーディエンスがステージへと詰め寄ったため、後ろに随分スペースが出来た程だった。1曲目は『Mr. Suicide』。滝のギターが鳴り響くと同時にたくさんの手が挙がり、歓声が沸き、間奏では滝がステージ前方に出て煽るから、1曲目からフロアはもみくちゃ。ただ、この時点でひとつだけ悲しいことが…。今日はいつものようにドラム台がなく、私が立っている位置からだとシンバルに隠れてしまい、ドラムのかみじょうがほとんど見えない。かみじょうのスティック裁きがライブでの楽しみのひとつとなっているだけに…悲しい。かみじょうのレポートが出来ないのはご勘弁を。

 「踊ろうぜー!」という菅原のひと言で始まった『Vampiregirl』ではOiコール。すごい一体感だ。そして、先日のレポートと同じことを書いてしまうが、最初からめちゃくちゃ飛ばす。菅原の「ここ(SHELTER)で演奏するためにある曲がある」というひと言でピンと来た人も多いだろう。《パーティしようぜ シェルターの中で》の『Invitation』だ! 《シェルター》の部分を超早口で《下北沢シェルター》に変えて歌う菅原(笑)、そしてこのフロアの盛り上がりはSHELTERが完全にパーティ会場となっている。ミディアムテンポで聴かせる『次の駅まで』はまさか今日聴けるとは思っていなかった。「俺たちが終わってもパーティーは続くから、根こそぎ楽しんで下さい」と言ってからの後半戦。はっきり言おう。会場はこの大きさだし、たぶんステージは空気が薄くなっているだろうし、フロアは熱狂の渦だし、熱くて倒れちゃいますよ。そこに畳みかけるように『Discommunication』〜『The Revolutionary』〜『Black Market Blues』〜『Cold Edge』。モッシュはフロアの右から左へ、ぐっちゃぐちゃになりながら熱気と湿気を帯びている。菅原&滝はステージ前の最前列のお客さんが触れそうな場所でギターをギュンギュン弾くし、さらに滝は両腕をぶんぶん振りながらフロアを煽り、『Cold Edge』では中村の超絶スクリームがSHELTERの壁に反響する。最後は『新しい光』。かみじょうが見えない分、心の瞳で彼のプレイを見る事にしたのだが、この曲よくよく聴くとドラムの手数がすごい。前の3人が同じポーズを決めてるとか、この歌詞良いなとかにいつも気を取られていたけれど、改めて聴くと4人のバランスと主張が絶妙に絡み合った曲。音の迫力も4人から出る狂気的な迫力も、会場が大きくても小さくても変わらずに存在し、エネルギーに溢れた1時間、15曲のライブはあっという間に終わってしまった。

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 続いてSHERBETS。SHELTERに出演されるのは初めてだそう。メンバーが登場すると、フロアは歓声に包まれる。私個人的にも、「SHERBETSがSHELTERのステージに!」という興奮は押さえられなかった。1曲目は『サリー』。9mmが「動」なら、この時点ではSHERBETSは「静」と言って良いだろうか。どっしりと構え、じっくりと聴かせるステージだ。フロアはステージを凝視するように、そして彼らの音を全身で浴びるかのように聴き入っている。しかし、2曲目『シェイクシェイクモンキービーチ』は一転。「レッツパーティ」という浅井の言葉から、フロアが再びパーティ会場へと誘なわれる。『アンドロイドルーシー』では、ギターがうねり、ベースがうねり、全身で音を感じるというよりももっと局地的に、特にお腹の底が音を感じているようでだ。なんなんだろ、この感じは…。どこか取り憑かれるような音の魔力を持っていた。言葉数少なめの「来てくれてありがとね」という浅井の言葉に温かさが感じられ、その後今年7月にリリースされたアルバム『FREE』から『リディアとデイビッド』を演奏。これがもう、セクシーでセクシーで。真っ暗な中、浅井にピンスポットが当たり歌い始めたのだが、ポツリポツリと歌うところから、バンドのアンサンブルに繋がる。そのアンサンブルの妙。キーボード・福士久美子のコーラスの色気。儚さと色気を持ち合わせ、美しいという言葉が一番似合う曲なのではないだろうか。そして、ライブの定番でもある『カミソリソング』は、どんどん加速していくロックンロールナンバー。超高音のギターが響き、オーディエンスもテンポに合わせて爆発的にノリが加速し、そのまま最後の『JJD』へ。フロアは腕を上げながら絶叫しモッシュが起こる反面、ステージはクールだった。それぞれが演奏または歌に徹し、躍動するエネルギーを内面から放出しているよう。そうして、SHERBETSのステージは終了した。

 アンコールがかかり、メンバー紹介をはさんで『君の肩にふれて』を。そして浅井にピンスポットが当たり、弾き語りのやわらかい雰囲気からスケールの大きなバンドサウンドへ繋がる『わらのバッグ』が歌われた。ステージを去り際に、「またどこかで会おうな。風邪ひかないようにな。バイバイ」と浅井が言った言葉がすごく印象的だった。
 “SHELTER presents 20th Anniversary Special Show”というタイトルにふさわしい、SHELTERという下北沢にある小さなライブハウスで、大きな奇跡が起こった一夜だった。
 “SHELTER presents 20th Anniversary”イベントは、今後も素晴らしいバンドがたくさん出演するので、ぜひ足をお運びください。(Rooftop:やまだともこ)

PHOTO BY: ATSUKI IWASA 

9mm Parabellum Bullet SET LIST
01. Mr. Suicide
02. Vampiregirl
03. We are Innocent
04. Face to Faceless
05. Invitation
06. Survive
07. 光の雨が降る夜に
08. 悪いクスリ
09. 次の駅まで
10. カモメ
11. Discommunication
12. The Revolutionary
13. Black Market Blues
14. Cold Edge
15. 新しい光

SHERBETS SET LIST
01. サリー
02. シェイクシェイクモンキービーチ
03. Rainbow Surfer
04. アンドロイドルーシー
05. リディアとデイビッド
06. これ以上言ってはいけない
07. トラベルセンター
08. 愛はいらない
09. カミソリソング
10. JJD

アンコール
01. 君の肩にふれて
02. わらのバッグ
 

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