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INTERVIEW

トップインタビューBAN'S ENCOUTNER - 自分と向き合いまくって生まれた最新作『おはよう、おやすみ。』

自分と向き合いまくって生まれた最新作『おはよう、おやすみ。』
こころを鷲掴みにされる名曲多数! 必聴!!

2019.01.04

 長崎県長崎市発、スリーピースロックバンドBAN'S ENCOUTNER本誌初登場! 昨年11月にリリースした『おはよう、おやすみ。』をひっさげ1/16のSHELTERを皮切りに計5本、渾身のツアーを行なう。
 終始、打ち上げ中のようなリラックスした雰囲気の中、ときおり脱線しつつ、ざっくばらんに語ってくれた。[interview:義村智秋(下北沢SHELTER)]

前作よりも背伸びせず等身大でつくれたな

──まず、中身に入る前に気になったんですが、前作『YOU’s』が1月17日発売、今作『おはよう、おやすみ。』が、11月7日発売。何か関係あるんですか? (笑)

松尾洋平(Vo/Gt):それね、僕も発売したあとにやばくない!? ってなりました。でも意図は特にないです。

田原誠也(Dr/Cho):以上、終わりです。

一同:(爆笑)

田原社長(THE NINTH APOLLO渡辺旭氏)の中にはあるかもしれませんが、僕らには降りてきてません(笑)。

──はい、さて…年内に2作出すってすごいなと思ったんですが、前作と今作で何か変化はありました?

松尾『YOU’s』は1枚目ということもあり、今までやってきたことのまとめ的な感じもあったし、BAN’S ENCOUTNERの名刺的な作品になったと思います。あと、何かやってやろうみたいな想いの方が先行していたんですが、今回は自分と向き合う時間が増えたこともあって、自分を一歩ひいたところで見て、今どう思ってるんだろう、何を考えてるんだろう、何をしてるんだろうって、めっちゃ向き合ったことが大きかった。前作よりも背伸びせず等身大でつくれたなという自覚はあります。

──「何気ない朝」、「ありふれたひと」と、流れになっている感じとか、全体的にさらっと聴ける1枚ですね。

松尾曲が揃ってきたときに、誰かの1日みたいな曲だねという話になって。物語性があるというか、コンセプトアルバムにも近いような作品になったと思います。あとは、順序がおかしいんですけど、アルバムタイトルを先に決めたんですよ。

──へぇ、珍しい。

松尾まだ全部出揃ってないタイミングでアルバムタイトルを決めなくちゃいけなくなって。その時に皆の中で漠然とあったイメージが、『おはよう、おやすみ。』というところで納得できて。そのタイトルに引っ張られて、「何気ない朝」はできたんじゃないかな。まぁ、寝起きでつくったんですけど(笑)。

あらためて歌うことが楽しい、素晴らしいと気付かせてくれました

──せっかくだから、この流れでさらっと収録曲を振り返ってみましょう。

松尾「ありふれたひと」は、”ありふれた”ってどこにでもあるというような、あんまり良いイメージじゃない言葉なんですけど、もうひとつ意味を付けたくて。「ありふれた」を、自分が会って触れられた人、つまり自分自身なんじゃないかって勝手に解釈して。どこにでもいる人、自分だけの人というダブルミーニング的な気持ちで歌った曲です。

──「ライフライクマンガ」はタイプとしては新しいなと思ったけど?

松尾そうすね。でも、これ再録なんです。過去にデモ(4th demo『夜明け前』)で入れてる曲なんです。

──あ、そうだったね! 「無才能平凡人」は?

松尾まさにそのまんまの曲です(笑)。 今回、曲が本当にできなくて。その空気をぶっ壊したくて、何もないことを逆に歌ってみようかなと。

──潔くて好きだなこの曲。続いて、「明日を」と「想うこと」はセットみたいな感じ?

松尾「何気ない朝」と「ありふれたひと」も繋がってるイメージはあるんですけど、どっちかというとこの2つがはじめから繋がってるイメージでつくりました。実は、「想うこと」がこのアルバムの中心だというのが俺の中であって。この曲ができてから、他の曲ができてきた感じです。

──支柱にある曲だったんですね。「星に願いを」は?

松尾バンズの中ではありそうでなかった感じの曲だし、この曲をつくることができて、あらためて歌うことが楽しい、素晴らしいと気付かせてくれました。

──どのタイミングでできたんですか?

松尾実はレコーディングがすごい押してて、最後の最後に録りました(笑)。オケだけできてて、歌メロと歌詞は録るタイミングでメンバーもはじめて聞くという。

──わ、結構カツカツ。プリプロとかもなく?

田原いきなり、おれらも知らなくて。「おぉイイやん」ってなったのを覚えてます。

──「今日は」はライブの定番ですが、これも4th demo『夜明け前』からの再録ですね。今回入れたのは?

松尾実は前回も入れるって案はあったんですけど、いろいろ考えたときに入れたくないって気持ちがあって。デモで出した段階で形になっている気がしてて、再録に踏み切れないでいたんですよ。ただ、今回のアルバムのコンセプトとかが決まっていく中で、「今日は」という曲が、ここであらためて輝くというか、意味のある曲に聞こえるなと思って再録しました。この曲だけ歌も込みで一発録りでやりました。

藤原さんに会えたらなんて話そう

──同世代で切磋琢磨しているバンドがたくさんいますが、意識しているバンドはいますか?

松尾明日、照らすは同じ3ピースとしてめっちゃ尊敬してます。もうリスペクトというか影響受けたのは、星野源と、あとずっと好きだった宇多田ヒカルのライブに行けたのが嬉しかった(笑)。

ズー(Ba/Cho):レーベルメイトは格好良いバンドが多いので気になります。須藤(ハルカミライ)とかは特に刺激を受けますね。あとは橙々、reGretGirlはベースが同い年なので意識してますね。

田原SIX LOUNGEですかね。最近ライブを観て感動しましたね。完全に心持ってかれました。年下ですけど。どっちかというと悔しい気持ちもありますね。ライバルです。

松尾下北に来るとやっぱり思うんですが、音楽はじめたきっかけが、BUMP OF CHICKENなんで。藤原さんに会えたらなんて話そうとか考えたりしてます(笑)。

赤色は自分の中の勝負カラー

【可能であれば紙面も】赤いTシャツ姿.jpg

──ところで松尾くんライブの時、いつも赤いCAMPARIのTシャツだよね?(笑)

一同:(爆笑)

松尾バンドTだと、そのバンドの看板を背負ってるみたいじゃないですか。でもCAMPARIって何なんだろう、これだったら良いんじゃないかと思いはじめて。かつ、赤色だから気合い入るなと。で、着ました。それだけです(笑)。

──まぁ、赤の方が興奮するというか、パンツの色も赤が良いって言うしね(笑)。

田原シモ! それ絶対載せてください(笑)。

松尾願掛けみたいな感じです。いろいろあって、もう一度バンドを頑張ろうという流れで赤い靴を買って、その流れでTシャツも赤くなって。赤色は自分の中の勝負カラーで、身につけるようになりました。一時期めっちゃ赤いときあったよね?

田原いや、やめてって言いましたよ(笑)。

──気合いが入るカラーってことだね。では、ツアーの意気込みをお願いします!

田原うぅぅぅい! 頑張るぞー!

ズー1本1本身につけていけるツアーにできたらいいなと思います。

松尾長崎からスタートしないのは僕らはじめてで、SHELTERからはじめられるのは嬉しくて。あと本数も少ないのでしっかりやりきりたいです。

──頑張って欲しいですね! てか雑談ばっかりで使えるかなこれ? (笑)

ズー第二弾しますか、テレビ電話対談!

田原困ったらLINEで聞いてください(笑)。

松尾松尾くん「星に願いを」についてもう一回文にまとめてってね。 曲に関してちゃんと喋りきれた自信がない(笑)。

──あ、言い残したことがあるなら。じゃあこのアルバムの聴きどころ、それぞれの推し曲とか教えてください。

ズー全部言うと長くなるんで、通しで聴いて欲しい。

──それ言ったら終わりじゃん!(笑)

(Rooftop2019年1月号)

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BAN'S ENCOUNTER
「おはよう、おやすみ。」

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レーベル:THE NINTH APOLLO

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1st mini album
「YOU's」

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価格:1,800円(税抜)

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