Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビューmaster+mind presents 中島卓偉 × mitsu【完全版・前半】

芯を持つ2人のステージでのぶつかり合いで、どんな化学反応が起こるのか…。
是非お見逃しなく!!

2018.02.09

譲る精神

——ボーカルというポジションで、自分の中でボーカルとして欠かせないとか、譲れない部分とか、信念とかってどういうところですか?

卓偉:まあ、いろんな角度から見ればいっぱいありますけどね。僕から言うと…、譲れないってことはないんですよね。別に車も全然道は譲りますし。

一同:(笑)

卓偉:相手が欲しがるんだったら全部くれてやれ、みたいな感覚で生きてるので、あんまり自分が自分がっていうのは、実はなくてですね。こう見えて自分のライブ以外は、あんまり俺が俺がとか、決して目立ちたがりじゃないんですよ。

mitsu:自分は卓偉さんの言葉とかを目にしてたので、変なイメージは全くなかったんですけど、今日お会いして少し話した瞬間に、「あっ、相当周りの人をっていうことをできる人なんだな」って。あっ、できるって上からじゃなくて。ただ、ステージは絶対そうじゃないっていうイメージがすごくあるので、やっぱりその通りだなっていう感じがします。

卓偉:あっ、本当ですか。だから譲れないって言葉はあんまり好きじゃないんですけど。譲れないって言い方をもし使わせてもらうんならば、中島卓偉のステージだけは。やっぱりそれは自分の名義でやってるわけですから、自分が先端に立ち、自分の先にはお客さんしかいない状況でやるっていう感覚は持ってるんですけど。それ以外は、周りをエンターテインメントする方がいいと言うか…。例えば今も、でっかいツアーのマイクロバスを借りて移動してるんですけど、一番ケツの痛い補助席に座るんですよ。

一同:えー!

卓偉:そこに座りたいのね。その椅子ってケツとか腰とか本当にダメになんの。だから、そこには俺が座りたいんだよね(笑)。メンバーやスタッフとかには、いい席に座って欲しいとかっていう感覚を持っちゃうんだよね。それで例えば、「いや、いいです、周りに気を遣わなくて! 卓偉さん、ここに座ってください」って言われて、いい席に座ったとするじゃん。もう、いられないんだよね(笑)。

mitsu:あー、ちょっと分かるかもしれないです〜。

卓偉:誰かそこに座ってる人がいる時点で、もうね。今日は乗る人が1人少ないとかで、いい席が空いてるんだったら、じゃあって思うんですけど。そういう感覚を結構小ちゃい時から持ってるというか。まあ九州の人間なんで、おもてなしとか。人がどう思うとかはどうでもいいんだけど、何かいろいろしたいんですよね。全体的に世話焼きではあると思う。だからそういうことを考えてみると、普段それ以外は譲るっていうか…。譲れないっていう感覚はあんまりないね。別に年齢関係なくイベントとかでもご一緒させてもらったりして、セッションするとかあるじゃないですか。その人より目立とうって気がないんだよね。だから逆にファンに「何でもっとガンガン行かないんですか」って言われちゃう(笑)。

一同:(笑)

卓偉:いや、それは自分のステージの時だけで十分なんだよって返すんですけどね。

mitsu:でもそうやって言ってくれて、距離を、壁をなくしてくれてるとこも、また卓偉さんの魅力だなと自分は思います。

卓偉:いやー、とんでもない!

mitsu:いや、これは本当に! なんか自分もアーティストって、音楽ってそもそも戦いとかぶつかり合いっていうものってよりは、ライブはまた違ったりするものですけど、むしろそのステージを降りた時って広がるものの方が大きいって自分は思ってるんです。自由というか、平和というか。

卓偉:そうですね。そっちの時間の方が長いからね。

mitsu:なので、卓偉さんだったら卓偉さん、自分だったら自分のステージの時間以外は、むしろ音楽をやってる人は、ものすごく人との広がりの方が大事にできるのかなと、ソロをやってからは思いました。

卓偉:あー、なるほどね。僕もバンドをやってたのが、もう20年近く前になっちゃうから感覚が薄れてきてはいると思うんですけど、バンドは、ステージだけ完璧にエンターテインメントして、実はバックステージはバラバラってバンドが多いじゃないですか。いい意味でね、距離をとってるっていうか。だけど、稀にものすごい4人で仲がいいバンドもいるじゃない?

mitsu:いますね。愛されるって、すごくいいことですよね。大事なことですよね。自分もGLAYさんを観た時にすごく感じたのが、GLAYさんっていうバンドのイメージは、もちろん知ってはいたんですけど、自分はむしろ舞台監督さんとか袖のスタッフさんに目がすごくいった瞬間があって。いわゆる誰よりもファンなんですね。

卓偉:なるほど。

mitsu:演出も含めてそう感じたんですね。それさえも演出だったのかもしれないですけど。それがすごくスタッフさん、もちろんファンの方もそうなんですけど、好きだという気持ちが、みんながないといいものができない。いいものができないと言うか、もっといいものが生まれるってことなんだなって思って。なのでお話を聞くと、「あー、なるほどな」って思いますね。多分こういう場も含めて、好きじゃない人がいたら一緒にできないし。

卓偉:そういうのは特にそうだよね。

mitsu:自分は卑屈なタイプでもあるので、恥ずかしくなっちゃって本当にヨイショするみたいなのができなくて。自分が上の方からは、若手っていう見え方をされるかもしれなくて、「え、でもなあ」みたいなのがあったんですね。でも今日は、その辺をちゃんと伝えてからお話をしたいなと思ってたので、すごい「ああ、いいな」って思ってます。多分卓偉さんも、今長くやられてるっていうのは、間違いなく愛されてるからこその部分だと僕は思います。

卓偉:いやいや、それはもちろんね、スタッフとかやっぱり全ての人に感謝もあるんですけど。

mitsu:お客さんも含めて。

卓偉:そうですね。ただ、家族って言い方になっちゃうけど、長くやれてる人っていうのは信頼した人をいかに近くに置いて、それで関係性も良くて。やっぱりお互いに甘えはないっていうか、ちゃんと仕事としてプロフェッショナルな意識を持ちつつ、仕事以上なこともできるかっていう関係性を持たないと、どうしてもなぁなぁになる場合もね。

mitsu:ありますよね。友達みたいになっちゃう。

卓偉:うん、なるなる。それは音楽とは違うところでも、例えば、ずっと同じ信頼するデザイナーさんとか監督さんに仕事をお願いしてたのに、ある時急に「何かこれ、イケてねーな」とか、「何でこんな編集で返ってきたのかな」とかってことが、やっぱりあると思うんだよね。

mitsu:ありますよね(笑)。

卓偉:そうなった時に、残念ながら自分の思いが伝わってなかったという風に反省する部分もあるけど、「あっ、こうなったらやっぱりできないな」ってスパッと諦めるっていう気持ちも大事だから。そこが悲しいけど、大変なところでもありますよね。特にソロはね。自分で判断しなきゃいけないから。

mitsu:やっぱり自分のmitsuっていう人生を、みんなが背負うわけじゃない、みんなはみんなの人生を背負っているので。そのタイミングのモチベーションが、毎回自分は最高で出したいけど、向こうが毎回最高で出せるかどうかっていうのは、出そうと思えるかどうかは、やっぱりその方の私生活だったり、仕事だったりとか他への場所の現場の愛だとか、それを求めるのは、ちょっと自分はもしかしたら怖いなーって思って。その度に人が変わったりするのは、ちょっと仕方のないことなのかなって思いつつも、エゴだなと。

卓偉:でも、厳しくやっていいと思いますよ。結局僕も今やってくれてるメンバーは、何がいいってもちろん演奏力もそうだし、ルックスもそうだしっていうことも当たり前にあるんですけど、やっぱりみんな努力家なんですよね。今日のライブをよくするため、このツアーをよくするために、常に上を目指してやってくれるというか。そういう感覚でこなかった人っていうのは、やっぱり一緒にやれないですから。それは本当にそういう人をやっぱり大切にするべきだし。

mitsu:正直に言っちゃえば、1回目の仕事、2回目の仕事とか、最初の何ヶ月かとかって、簡単じゃないですか? でも長く続けば続くほどそれが当たり前になって。みなさん慣れるものなので。それを感じ続けられるのは、すごく大事なことだと思いますね。

卓偉:大事だよね。ファンとバンドの関係もそうなんですけどね。やっぱりなぁなぁにならないで、いいフレキシブルな関係を築き上げるっていうのも、ソロだったら、なお責任感があると思うからね。

mitsu:そうですよね。いや〜、素晴らしいです!

卓偉:また、質問と全然違うこと話しちゃった(笑)。お題だけくれれば、何でも広げるので(笑)。

一同:(笑)

mitsu_2.jpg

・・・後半は近日webRooftopにて公開!

 

 

このアーティストの関連記事

LIVE INFOライブ情報

Shinjuku Loft「master+mind」presents【Rock is Culture 2018】

2018年02月15日(木)新宿LOFT

OPEN 18:15 / START 19:00

前売り 4000円 / 当日 4500円(共にドリンク代500円別)

※未就学児童入場不可

【出演】

中島卓偉 / mitsu(50音順表記)

【前売りチケット:発売中!】

・ e+一般(Bチケット)

・ LOFT店頭(Bチケット)

・ ローソン(Cチケット/L:73077)

【入場順】

1. Aチケット(e+プレオーダー/受付終了)

2. Bチケット(e+一般・LOFT店頭)の並列

3. Cチケット(ローソン)

【主催・企画・制作】

新宿LOFT / master+mind

【協力】

ライカエジソン / 自主盤倶楽部 / ZEAL LINK / ブランドエックス / little HEARTS.

【お問い合わせ】

新宿LOFT 03-5272-0382

haku
lpo