Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビュー音速ライン×おいしくるメロンパン(Rooftop2018年2月号)

憧れとストーカー!? シェルター名物企画『BATTLE60×60』にて、音速ラインとおいしくるメロンパンの2マンが実現!!

2018.02.01

 下北沢シェルターの名物企画『BATTLE60×60』。リスペクトし合っている2バンドが、お互いのサウンドを放ち、スタイルをぶつけ合い、共に一夜を創り上げていくガチンコ2 マンライヴだ。
 毎度、互いに異なった音楽性や背景を各々有した2者ながらも、どこか共通項や同じ匂い、雰囲気を持ったバンドたちによる過去のラインナップにも定評の高いこの企画。音速ラインとおいしくるメロンパンを迎えた今回は、歌モノのブッキングで定評の高い「新宿ロフトの名物ブッカ―・樋口寛子」の手によるもの。歌を大切にしたロックバンドながら、サウンドも世代も違う両者。しかし、どこか同じ匂いを感じさせるところも興味深い。
 同企画を前に、2バンドのメンバーが初めての顔合わせ。主催の樋口も交え『BATTLE60×60』に向けていろいろと語ってくれた。
 この記事を読してもらえばよりイベントが楽しみになったり、まだチケットを購入していない方は来たくなることだろう。[interview:池田スカオ和宏 (LUCK'A Inc)]

音速ラインの骨太さって、僕がこのバンドで出したい音でもあったー峯岸(おいしくるメロンパン)

━2バンド共、今回が初対面だそうですが、なんでも、おいしくるメロンパンは、もともと音速ラインをかなりリスペクトしていたとか?

ナカシマ : そうなんです。主に僕ですね。高校の頃にハマってよく聴いていました。その後、大学でこのバンドを組んで。ある時、スタジオで音速ラインを流したところ、2人(峯岸と原)も一緒になって好きになってくれて。峯岸に至っては、「完全に我々の目指すところだ」なんて言ってましたから。

━主にどの辺りが音速ラインの魅力だと?

ナカシマ : いろいろとありますが、中でも特にアレンジやサウンド面ですね。楽器の使い方とか……。特にベースのプレイは凄い!!

峯岸 : 音だけ聴くと同年代のバンドにも負けない若さがありますもんね。ホント凄いなって。

━ちなみにナカシマさんは、何キッカケで音速ラインを知ったんですか?

ナカシマ :バンド名からでしたね。気になって聴いてみたら凄く良くて。バンド名からほわんとしたロックを想像してたんですが、音は凄くかっこいいロックで。僕好みだったんです。

大久保 : もともと好きで聴いてきた音楽をふんだんに散りばめた結果ですけどね。それがたまたま見た目とは異なっていたという。

峯岸 :曲がぶっといんですよ。1本1本がぶっとくて、曲もゴリゴリなので、てっきり革ジャンが似合う人たちなんだろうと勝手に想像していたら(笑)。

藤井 :ギャップは意外と大事だよ(笑)。

原 : 僕は音速ラインの疾走感が好きです。流れる景色や前に突き進んでいくような感覚を受ける曲が多いし。それでいてメロディは凄く心地いい。ホント僕らの理想です。

峯岸 : そうそう。音速ラインの骨太さって、僕がこのバンドで出したい音でもあって。今のバンドって、筋肉質はいるけど、骨太はあまり見受けられないじゃないですか。僕らはそこを目指したいんで。

 

 

実は俺、おいしくるメロンパンをかなり以前からチェックしてた━藤井(音速ライン)

━ちなみに音速ライン側は、おいしくるメロンパンをどう捉えてますか?

藤井 :実はおいしくるメロンパンをかなり以前からチェックしてたんだよね。当初「音速ライン」でエゴサしてたら、TwitterのTLにおいしくるメロンパンの名前をちらほら見かけるようになって。それもまだちゃんとしたMVじゃなく、かき氷の写真だけで「色水」の音源が上がってた頃からです。似たところを感じてくれた方も多かったんでしょう。発表したばかりの「色水」を聴いた時に、“こりゃいい!!”となって。だから僕ら的にも今回は共演がようやく実現した感はあるんだよね。

ナカシマ :光栄です。実は活動当初、ブッキングの方とかに、「もしかして音速ラインとか好き?」なんて訊ねられたりしましたもん。近いところはあったんでしょうね。僕が影響を強く受けたバンドなので、憧れも含め滲み出ちゃってたんでしょう。

━音楽面ではいかがですか?

藤井 :この時代、かたくなにギターを重ねないバンドだなって。

ナカシマ :今は意図的にそうしてますが、最初は単純に上手い重ね方を知らなくて。音同士がかぶったり、ぶつかっちゃうんじゃないか? って。

藤井 :分かる。重ねれば重ねるほど、音や歌とぶつかって打ち消し合っちゃうからね。逆に、今や俺らは隙あらば重ねちゃうタイプだから(笑)。過去ギターを18本重ねたこともあったし。おいしくるメロンパンを聴いて、昔の自分たちを想い出したよ。当初は俺らも3ピースバンドだったから。聴いていてそれこそ、もう一度3ピースバンドスタイルで演りたくなっちゃった(笑)。

大久保 :たまたま去年ぐらいから言ってたんだよね、「もう一度、3ピースでやってみたいね」って。

藤井 :もし今後、音速が3ピーススタイルでやることがあったら、それはおいしくるメロンパンに触発されてのことだから(笑)。

ナカシマ :僕ら、「この3人だけでどれだけ綺麗なものを作れるか?」に賭けてるんです。

藤井 : その考えは当面、貫いて欲しい。いちど音を重ねることを覚えちゃうと、なかなか戻れなくなっちゃうから。極限まで3人だけで音を出していくバンドであって欲しい。

大久保 :3ピースを極めていったら絶対に、そんじょそこらの4ピース以上に骨太にもなるし、音圧でも負けなくなっていくから。僕的には今のおいしくるメロンパンは、3人の音のポジションが3者3様でとても居やすい位置に居るなって思うよ。今後の伸びしろも楽しみだし。

━対しておいしくるメロンパン側的には、音速ラインの音楽性をどう捉えていますか?

峯岸 :今のバンドに近いサウンドですよね。

藤井 :特に最近、周りからそう言われるんだけど、この歳になると逆に若い頃の感じをもう一度やりたくなるんだよね。

 

 

「今日見た2バンドとも良かった」と感じてもらえるライヴをしたい━原(おいしくるメロンパン)

━この2マンを企画した樋口さん的には、今回、何か意図したものがあったんですか?

樋口 : 世代を超えて、お互いのお客さんに聴いてもらえるような公演が作れたらなという思いから始まりました。“どういったバンドがいいだろう……?”と思案している中、ロフトでも何度か観た、おいしくるメロンパンや音速ラインがパッと浮かんで。近い匂いを感じたというか、“双方のお客さんが双方のバンドを好きになってくれるだろうな……”って思い、ブッキングしました。

━おいしくるメロンパンは、憧れのバンドとの2マンが実現していかがですか?

原 : 嬉しいのと同時に不思議な感じですよね。

峯岸 :話が来た時は、恐れ多いし、「本当に僕らでいいのかな?」って。

ナカシマ :でも正直、音速ラインのお客さんにも受け入れられたいというのはあります。

藤井 :絶対に受け入れられるから。大丈夫。俺が保証する。

大久保 :僕らも嬉しい反面、気が引き締まるよね。がっかりさせられないし、せっかくだから、いいとこみせられたらなって部分もある。まっ、いつも通りやるだけだけど(笑)。

━音速はどういった所存で臨みますか?

大久保 :あえて何も考えないで演ります。そういったライヴが過去、最も良い結果だったりするんで。

原 :僕らは逆に負けたくないなって。到底かなうはずはないんですが、2バンド見てもらって、なるべくお客さんに、「やっぱり音速ラインの方が良かった」「おいしくるメロンパン、大したことなかった」とは思われたくなくて。可能であれば、「今日見た2バンドとも良かった」と感じてもらえるライヴをしたいです。

大久保 :単純にライヴを観れるのも嬉しいよね。僕もお客さんとして、おいしくるメロンパンを楽しんじゃうだろうし。

藤井 : 俺は甥っ子を見るような気持ちで観ちゃうんだろうな……。応援しちゃう感じだろうね。

峯岸 :僕らも何も考えず、胸を借りるつもりで、いつも通り演るだけです。僕らもたぶん、いつも通りのライヴが一番いいでしょうから。

━樋口さん的に当日、2バンドに期待していることはありますか?

樋口 : 2バンド共に当日いいライヴをしてもらって、お互いのお客さん同士が二つのバンドとも好きになってくれたら嬉しいです。世代や性別を超えて共有できる、そんな一夜になればいいなと思います。あとライヴ後に、家でもまた曲を聴き返したくなるようにCDが売れたり、帰り道に曲をダウンロードしてもらえたら良いなと思います。

 

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LIVE INFOライブ情報

2018年2月6日(火)

SHELTER presents “BATTLE60×60”

〜GO TO THE SHINJUKU LOFT KABUKI-CHO 19TH ANNIVERSARY2017-2018〜

OPEN 18:30 / START 19:00

ADV¥3000 / DOOR¥3500

【発売日】12/16〜e+・ローソンチケット(L:75034)・SHELTER店頭

【出演】おいしくるメロンパン、音速ライン

 

音速ラインVo&G藤井敬之デザインによる

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