Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビューKözi(ZIZ)×SHINPEI TANAKA(HAIR DRESSER)(web Rooftop2016年11月号)

一緒にひとつの作品を作ってる

2016.11.11

やっぱり今が一番じゃなきゃダメ

 
Shinpei:今回の話からはちょっとそれちゃうんですけどKöziさんってキャリアが長いじゃないですか?それこそヘアメイクでもありとあらゆるものやってきてるし。
Közi:そんなことないと思いますよ(笑)。
Shinpei:いや、そんなことあると思いますよ(笑)。僕、今回の撮影の話を振ってもらって、KöziさんのMALICE MIZERから今までのヘアメイク、映像でたくさん見ましたけど、凄く仕上がりのクオリティ高くて、当時から凄くいいスタッフの人達がいたと思うんですけど、やっぱり今が一番じゃなきゃダメなんで、そこは負けないように頑張りましたね、自分で言うのもあれですけど(笑)。
Közi:全員、頑張ってますよ、関わってくれてる人全員。
Shinpei: そういう時代から観てる人にまだまだ驚きを与えられるものじゃないといけないし。
Közi:うん。
Shinpei:Közi さんから仕事を振ってもらっている以上、絶対にそこはクリアしないといけないから。
──でもだから、一緒にやりがいのある人ですよね?
Shinpei:そうですね、それはもう絶対。何度もになるけどKöziさんって凄くいろんなモノ知ってるし、いろんな音楽知ってるし。
──偏ってますけどね(笑)。
Közi:局地的に(笑)。そんな幅広くはないですよ。
Shinpei:でもBLANKEY JET CITYのベンジーのこととか好きだし。
Közi:BLANKEY大好きですからね。音というか、ジャンルは全然違うけど。
Shinpei:そういう幅の広さは飲んでる時に知ってたんですけど、知った時マジで?って思いましたけど。でも幅の広さと深さにはファッション的な事も含まれてて何を振っても返してくれるんですよね。Köziさんが僕に対して話が早いって言ってくれましたけど、僕からKöziさんに振った時もやっぱり話が早いんですよね。リアクションがいいし、こっちも冒険しがいがある相手というか……。Köziさんくらいキャリアのある人って自分のビジュアルイメージに対して保守的になって当たり前だと思うんですけどKöziさん、それも全くないから。
Közi:計画性がないっていう(笑)。
Shinpei: 更新していこうってスタンスだから凄くやりがいがある。
Közi:明日死ぬかもわからないしねぇ。
Shinpei:そっすねぇ。
Közi:明日死ぬかもわからないし、やっぱり好きなことをとことん
やり続けてくことは正直しんどいし、どんな世界で生きてる人でも。
でもちょっとでも出来る環境があるのであれば、絶対やり続けたい。ゴールは死ぬまで見えないと思うけど、そういうところであんまり小さくまとまりたくはないな。
Shinpei:創作意欲ですかね。創作意欲もそうだけど、純粋に好きなんですかね。
Közi:面白いことが。
Shinpei: 面白いこと、カッコいいもの、美しいもの、そこに対しての探究心がお互い凄く強いから楽しく工作出来る。
Közi:俺個人の話になっちゃうけどそれこそ出会った頃は、そんなにライヴもやってない時期があって、何年か前からガツガツやるようになってって、またどんどん、いろんなジャンルの人達と出会う場面も増えてったし、忙しくなるけども、それ以上に自分自身が凄く色んな刺激を受けるからやっぱり外に出続けることは大事ですよね(笑)。それこそ昔は凄くいろんなとこアンテナ張りまくって、今みたいにインターネットが普及してない時代にもかかわらずいろいろ情報収集して頑張ったりとか。最近はアンテナ立てても受信しないからクレ556とかで磨かないとな、みたいな(笑)。
──話を聞いてて2人は凄く気が合うんだなと思います。
Közi:最初に話してたとこに戻るけど、そういう仕事じゃない場所で普通に飲もうよ、みたいな場面もたくさんあったし。どうでもいい話しながら。
──2人に共通して好きなものってあるんですか?さっきでたファッションとか?
Közi:うん、そこも共通項だしね。
Shinpei:ネタバレみたくなっちゃうんですけど、イメージの共有作業でお互い送りあった画像にJulian dy'sってアーティストの作品が多かったですね。
──どういう人なんですか?
Shinpei:コムデギャルソンとかジョンガリアーノとかのコレクションのヘアメイクを手がけてるアーティストですあとはなんだろ?逆にコレっていうのはないですよね?
Közi:酒好きじゃん。
Shinpei:あ、酒だっ。酒しかないっスね(笑)。
Közi:なんかの飲んでる場面でさぁ、スケボー持って現れたじゃん?で、俺、帰り際にそのスケボー借りて……。
Shinpei:スパーンて転んだ!!(笑)
Közi:地下鉄のホームで豪快に(笑)。
Shinpei:サーってスケボーが転がってってKöziさん、うずくまって倒れてるっていう。
Közi:実はあの時、死ぬぐらいの勢いで痛かったからね、全身が。
Shinpei:あれ銀座でしたねぇ。酔ってましたねぇ(笑)。でも、なんか逆に言ったら
明確に共通の何かがないから惹かれ合うのかもしんないです。
──フィーリングが近いのかな?ものを作る時に見てる方向が似てるというか。
Shinpei:そういうことで言ったらZIZのYUGAMIくんも近いですね。彼も好きなものがまた別なんだけど探究心の感じが凄く似てて。
Közi:近いね。
Shinpei:なんかノリが近いですね。ZIZのアートワークもYUGAMIくんがやってるんすけど。
Közi:ジャケ周りとかね。
Shinpei:そのジャケもKöziさんが彼と一緒にやらなかったら絶対に産まれてこなかったデザインというか、そんな感じがしますよね。
Közi:ちなみに音源のジャケもYUGAMIくんがデザインしててディスカッションしてるんだけど、イィー感じのがきますよ。フライヤーとも関連してるんだけど。彼のセンスもズバ抜けてるからね。
Shinpei:僕とYUGAMIくん、近所でずっと仲良いんですよ(笑)。
Közi:ご近所さん(笑)。
Shinpei:ずっとって言っても音楽を通じて仲良くなったんっですけど、Köziさんの前に僕が現れたタイミングとかYUGAMIくんが現れたタイミングが近くて、一緒に仲良くなってった感じです。
Közi:ちょうどDALLEが動き始めた時期だもんね。
──出会うタイミングも大事ですよね。こういう一緒にやってて楽しい人が周りにいるからフットワークも軽くってきたわけですね?
Közi:そうですよ、ホントに。関わってる人達がハッピーな状況であればあるほどモチベーション上がりますね。
──じゃあ最後にShinpeiさん的にはKöziさんと一緒にやってくにあたって今後のビジョンはありますか?
Shinpei:端的に言うと。僕はKöziさんが今までやってきてないことをやりたいですね。で、それでファンの人達が喜ぶことに繋がればなおいいな、と。『GIFT』の時も今回もそうだったけど、イメージソースはあるけど誰も見たことがないものを創っていきたいですね。
Közi:それはホントそうですよ。
Shinpei:それが出来ると思ってるから。
Közi:小さくまとまっちゃいけないから。
Shinpei:僕ひとりじゃ出来ないですけど、Köziさんの感性と僕の感性がぶつかってお互いの引き出しを開けて開けて、最後に見つかるのが誰も見たことないようなものだと思うから一緒に続けていけるうちは創り続けたいですね 。
──今、エンジンかかってるから当分大丈夫でしょ?
Közi:そうね!膝の調子もいいし(笑)。ジャケや映像であったり度肝を抜きたいって場面の時はShinpeiにお願いしたいし、俺は作品として残るものってアートワークはもちろん、曲も含めパンチ力のあるものにしたいんですね。そういう観点も人それぞれ違うと思うけどサラッとした感じにはしたくないんすね。そういうパンチ力を求める時に彼は必要かな?パンチ効いてるんで。
Shinpei:ありがたいです!
 
♦︎ZIZ profile♦︎
2012年5月、Közi(MALICE MIZER、XA-VAT)のソロワークに携わってきた
Jiro(bioactive)、Sugiya(Moi dix Mois、THE LEGENDARY SIX NINE)、
Chargeeeeee...(Omega Dripp、カイキゲッショク、Marty Friedman Band etc,,,)、
そして新たにYugami(YUGAMIHAKASE、東狂黒)を加えて始動。
 
SHINPEI TANAKA
HAIR DRESSER
ジャンルに囚われず国内外の様々なミュージシャンやアーティスト、俳優等のヘアメイクを手掛ける
 
 
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