Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビュー玉袋筋太郎(浅草キッド)(Rooftop2014年12月号)

デッカい玉袋ぶら下げて、玉サンタがやって来る!
今年1年の恥垢は『新宿ラドンセンター』で落とせ!

2014.12.01

 近年ではそれぞれピン芸人としても独自のフィールドを築いている、お笑いコンビ『浅草キッド』の玉袋筋太郎。
 スナックや競輪等と並び、健康ランド通いが趣味でもある玉さんが12月23日にロフトプラスワンで開催する『新宿ラドンセンター』。当イベントを目前に控え、イベントのお話はもちろん、ご自身が少年時代から過ごしてきた歌舞伎町に対する想いなど、玉袋の中身を洗いざらいブチ撒けて頂きました!(interview:石崎典夫[LOFT / PLUS ONE店長]、構成:マツマル[LOFT / PLUS ONE])

ライバルはましゃ様!?

──実は僕、『浅草お兄さん会』を見に行っていたほどのキッドのファンであり、玉さんのファンでして……。
玉袋:ええっ! ヤバいねそれは。ほとんど病人だね(笑)。
──ですから今回、玉さんがウチでイベントをやって下さることになって本当に嬉しかったんですが、まずこのイベントを開催されるに至った経緯から伺ってもよろしいでしょうか?
玉袋:お台場のほうで『スナック玉ちゃん』っていうイベントを定期的にやってまして、好きなこと言って酒呑んで、それが仕事のストレスのガス抜きにはなってたんですね。でも、「まだかなりの濃度のガスが体内に残ってるんじゃないか?」っていう気もしてまして。それをマネージャーに相談したところ、「じゃあ別のライブもやりましょうか」と提案を受けたんです。で、ちょうどこのイベントをやろうかと思っていた日(12月23日)に、たまたま福山雅治さんが女子禁制のライブをやるっていう話を耳にしまして、それが「男だけで野郎夜(やろうや)」っていう文句なんだけど、そこに来る男たちっていうのがあんまり想像つかないし、ましゃ様の下ネタが野郎どもにどうウケるのか? ……とかいろいろ気にかかってて。だったら敢えて同じ日にこっちも女子禁制でぶつけてみようか、と。ホンモノの「野郎ども」を集めたガス抜きライブをやってやろうじゃねぇか、って思ったのがキッカケですね。
──敢えて福山さんの裏にぶつけるあたりが玉さんらしいですね(笑)。
玉袋:まぁその話を人にすると「普段からお前の周りには野郎しかいねぇじゃねぇか」って言われるんですけどね(笑)。で、なんで『スナック玉ちゃん』だけでガスが抜け切らないのかを考えてみたんだけど、女房が見に来てるんですよね。コレ(小指を立てる)の話とか、踏み込んだ話ができないんですよ。だから今回のイベントでは女房が聞いたら即、三行半を突きつけられるようなエゲツねぇ話をしてやろうと(笑)。それに新宿と言えば自分の故郷ですし、変わりゆく歌舞伎町に対する自分の想いだったり、ラジオでもテレビでもしないような話をとことんやってやろうと。
──歌舞伎町もだいぶ変わりましたよね。
玉袋:高校時代からずっと歌舞伎町でバイトしてたんですけど、その頃の話を小説にしようかなと思ってるんです。以前、『新宿スペースインベーダー 〜昭和少年凸凹伝〜』っていう小説を書いたんですけど、それの続編みたいなものですかね。あの頃の新宿のガキどもがどんなことをしてたかとか、そんな話をしながら小説のネタにもしていきたいなって。
 

「サブカル」じゃなくて「ど真ん中」

──以前、玉さんがウチのイベントに司会で出て下さった時なんですけど、デカいティアドロップ型のサングラスを掛けて、「こんばんは! 『噂の真相』の岡留(安則)です」っていう挨拶をした時に、僕と店のスタッフだけが爆笑してて、「ホント、玉さんって信頼できる人だな」と(笑)。
玉袋:他の芸人は呆気に取られてたけどね(笑)。
──最近は水道橋博士もそうなんですけど、ピンの活動が増えてらっしゃいますよね。
玉袋:まぁ(浅草)キッドでやる仕事はそれはそれでいいんだけど、お互い得意なジャンルが違うじゃないですか。あっちは健康とかサブカルとかですけど、俺はスナックとか競輪とかなんで、趣味の話までは一緒にできないなって。
──確かに玉さんは「サブカル」っていう感じがあまりしないですよね。
玉袋:俺は「メインカルチャー」だからね(笑)。スナックと競輪のどこが「サブカル」なんだって。
──「ど真ん中」ですよね(笑)。個人的に『お兄さん会』を見に行ってたんで、その頃の世代の芸人さんのことも気になるんですが、玉さんから見て「キッド世代」とも言えるマキタさんやプチ鹿島さんといった皆さんについてはどういう印象がありますか?
玉袋:うーん……当時は「芸人クサさ」みたいなのは薄いかな、って思ってましたね。それぞれ停滞してた時期もあったと思うんですけど、ちょうど時代が「芸人クサさ」を求めなくなってきたので、それで今ブレイクしてる部分もあるんじゃないかなと。嬉しい反面、「たまにはオゴれよ」とも思いますね(笑)。そう言えばマキタの奥さんは元プラスワンの店員だったよね。
──そうですね。出会いの場がプラスワン…って、信じられない話ですけど(笑)。
玉袋:普通はテニスコートとかだよね(笑)。[註:Web版Rooftopの『吉田豪の雑談天国』に詳細アリ!
──先ほども伺いましたけど、やはり新宿には特別な思い入れがあるんですよね?
玉袋:歌舞伎町のいかがわしい店だったり、ヤクザの事務所、ホテトルの待合所……あらゆる業者の裏側を見てるんで、たぶん当時の俺は山本晋也カントクよりも歌舞伎町に詳しかっただろうね(笑)。東宝会館もなくなったし、コマ劇の跡にはでっかい墓石が立っちまって、面影はなくなってきちゃったけど。昔の歌舞伎町の地図を今でも持ってるんで、当日はそれを映し出して「ここに何があった」とか言う話もしようかな。風営法が改正された日はちょうどバイトでしたからね。夜になって真っ暗になっちゃった歌舞伎町を見て愕然としましたよ。
 

最強の野郎たち、見に来いや!

──当時を振り返って、歌舞伎町で何か危険な目に遭ったりもしましたか?
玉袋:危険なことの連続ですよ! そういう所で生き残ってきたので、そりゃタフになりましたよ。ヤクザもいれば、怪しいチケット売りもいるし、キャッチにポン引き……そんななかで育つと人を見る目が養われますよね。パッと見でヤバいヤツは分かるから、(水道橋)博士みたいに人に騙されたりはしないよね(笑)。時代はセルフディフェンスですから。サバイバル術を身に着けたい人には是非来て欲しいな。
──なるほど、玉さん流の「東京サバイバル術講座」も見所のひとつですね。
玉袋:あとは「上モノ」の下ネタも楽しみにして頂きたいですね。「本物の『ゲスの極み』」と言うか。「玉ちゃん」なんて名乗って、しれっとNHKの『あさイチ』に出てますけど、あれは世を忍ぶ仮の姿ですから。今まで払ってきた受信料の回収作業みたいなもんです。イベントではイキり勃った玉袋のシワをね、1本1本、まっすぐ伸ばしてお見せしますよ。
──見せちゃうんですか(笑)。
玉袋:タマのシワは年輪みたいなもんですから(笑)。俺のバームクーヘンをつまみにじゃんじゃん酒を呑んでもらいたいですね。
──楽しみですね! ゲストも決まってますか?
玉袋:99%(*11月19日現在)決まってる人はいるんですけど、もう1人が決まれば面白いでしょうね。『アサヒ芸能』と『週刊大衆』と『実話ナックルズ』と『噂の真相』を混ぜたような中身になるんじゃないかな。
──濃いですね! 煮こごりみたいな感じですか。
玉袋:煮込みの一番濃いところじゃないかな。腐敗寸前ギリギリの熟成肉ですね。来るお客さんも大人の野郎どもでしょうから、「Don't Tweet, Feel」の精神でお願いしたいです。
──「つぶやくな、感じろ」と(笑)。
玉袋:それがテーマですね。それだけ守ってくれたら、一夜限りの「玉サンタ」が、とんでもない玉袋背負ってあなたの心の煙突に入っていきますから(笑)。
──いいフレーズですね!(笑)
玉袋:タイトルにある『ラドンセンター』も今じゃほとんどなくなってきてますけど。このイベントも素晴らしい効能がありますんでね。ゲストも順調に決まればだけど、第一印象で俺が「ヤバいヤツだな」と思っていた想像を遙かに上回ってきたような「モノホン」のヤツに声掛けてるんで、うまくいけば「玉袋版『男祭』」になってくるんじゃないかね。最強の下ネタを拝みたい野郎ども、見に来いや! ……ということで、どうぞヨロシクお願いします!
 
このアーティストの関連記事

LIVE INFOライブ情報

『玉袋筋太郎の新宿ラドンセンター』
【出演】玉袋筋太郎
2014年12月23日(火)新宿歌舞伎町LOFT / PLUS ONE
OPEN 18:00/START 19:00
前売 3,000円/当日 3,500円(税込・要1オーダー500円以上)
*前売券はe+にて絶賛発売中!
*注:女人禁制。どうしても来たい女性はちょび髭付けたら来場可能。
問い合わせ:LOFT / PLUS ONE 03-3205-6864
イースタンユーズ
ロフトアーカイブス
復刻
haku
lpo
lpo