Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビュー流血ブリザード(Rooftop2013年9月号)

現代のマッドスターリン、流血ブリザード登場!!

2013.09.02

 過剰演出の鬼畜ロックを自称する、今一番ライブハウスで狂っているバンド「流血ブリザード」が昨年に引き続き、ボーカルユダ様の誕生日に新宿ロフトでイベントを開催! そして、待望の2ndアルバム『イカの天プラ』をリリースする。大問題作の予感がする彼等のRooftop初インタビュー。(interview:大塚智昭+二上亜架里/新宿ロフト)

最初はコント集団だった

── 流血ブリザードはどういった経緯で結成されたのですか?

ユダ様(Vo)(以下ユ):もともとコント集団やったんやけど。

── コント集団?

ミリーバイソン(Gu)(以下ミ):まあよくあるようなお笑いの事務所じゃなくて、ライブハウスでやるアングラコント集団みたいな。

ユ:ちょっと電撃ネットワークみたいな路線やないけど、体を張った事ばっかりやっててん。自分のチンコに爆竹つけて爆発させたりとか、西成からホームレスのおっさんを連れて来てそのおっさんで女体盛作ったりとか、そんな事ばっかりやっとったんよ(笑)。

── それってお笑いとしてもちょっと違いますよね。

ミ:まあパフォーマンス集団というべきかなぁ。アタイは周りの友達から「流血ブリザードって面白い子達がおるから見に行った方がいいで!」って聞いてたんだけど、ユダに飲み会で偶然会って誘われて。で、初めてライブに行ったらここでは書けないぐらいのパフォーマンスをしてたんだよな(苦笑)。

── それって大阪に居た頃の話ですか?

ミ:そうだな。

ユ:今考えたら、面白かったかどうかわからんのやけど、自分ではウケてると思い込んでやってたから、そのパワーみたいのが凄かったのか、ライブの5〜6回目にはスタパンが川崎クラブチッタでやってるイベントに出して貰えてん。若かったし、もうチッタや!とかえらい喜んでもうて。

── そこでは何をしたんですか? 音楽じゃないんですよね? バンドでライブをやったんですか?

ユ:音楽はなんもやってへん。夫婦のセックスのネタをやったんやけど。顔射のシーンを再現するような下品なネタをやった。そしたら、チッタってすごいキャパやん。

── 1000位ですね?

ユ:そう。そのチッタが人の呼吸音も聴こえんくらいにシーンって鎮まりかえって。神隠しにでもあったんか!? みたいな(笑)。そらぁマネージャーさんや関係者をカンカンに怒らせてもうたわ。でも去年また俺らをイベントに呼んでくれてん。嬉しかったけどほんまよう呼んでくれたなー。

── それってファーストアルバム『ワシのイチモツ』より前の話ですよね

ミ:だいぶ前だな。その時アタイはまだメンバーじゃなくて、ユダにライブ誘われて観に行ったら、ホームレスの頭に生卵ぶつけて舐めてたり、パンツに爆竹いれて火をつけたりしてて、あぁこれは音楽じゃないパンクだなと感じて。

── 音楽じゃないパンク(笑)。

ミ:そんな時にユダから、流血ブリザードはこれからバンドでやっていきたい、それも『北斗の拳』みたいな、80年代のアニメに出てくる悪者を集めたようなバンドがやりたいって聞いて。それでギター弾かないかって誘われて、なんだかおもしろそうだなと思って参加したんだ。まあそれがバンドになったきっかけになるのかな。

── 確かに『北斗の拳』の雑魚キャラみたいな格好してますよね。

ユ:せやねん! まさにそれをイメージしてんねん。それに加えて当時は『爆裂都市』にどっぷりかぶれとったから、マッドスターリンの影響でとにかく悪者バンドになりたかってん。物を投げたり壊したりしまくって、結構コアな人らがやってるハコとかも出禁になったりしたわ。でも俺らとしたらそんなん勲章や! ぐらいに思っててん。パンクや言うてもみんなコンサートみたいなライブしとるやんけ! 俺らやってることの方がパンクじゃ! と。そんな時、たまたま知り合いにお前らやってることは殺害塩化ビニールに近いから1回見てみい、とか言われてハイテクノロジースーサイドの『公開自殺ドキュメント』っていう、うち(殺害塩化ビニール)の社長がやってるバンドのライブ映像を見せられてん。ほんならそこには社長が校舎を壊しまくってたり、火をつけてツージーさんがそこに小便かましたりっていう映像が映し出されてて、ウワァァってなって。

── やられた、と?

ミ:こりゃ超えられねぇなと。

ユ:激しい路線で勝負してもSKB社長みたいなのがおったら、こりゃアカンわって思って。だから過激・バイオレンス路線オンリーなのは諦めて、だんだんMCとかも面白くしていって。最初はホンマに危ないもん投げてたりもしてたんよ。怪我するような。酒瓶割ったりとか、あとそれこそスターリンのまんまみたいなことやっとったけど、やっぱりもともとはお笑い集団やし。

──もともとの客からは、違うよみたいな?

ミ:全然違うな。だいぶ変わったね。

ユ:地元でライブハウスが埋まるぐらいになったきっかけが、企画に初めて大物を呼ぼうって話になって。ニューロティカとECHOとアイドルパンチと、仲良い地元のバンド達と、あと+桃尻東京テレビジョン+とか呼んで7組くらいのイベントやったんやけど、結構お客さんが入ってん。でも自分的に自身のステージは失敗したなとヘコんでたんやけど、お客さんからはインパクトがあったみたいで。

── どう失敗したんですか?

ユ:いやもう、何やってるかわからんくなって、サビとかも3、4回繰り返したりとか、演奏も機材トラブルで散々やったんやわ。

── 呼んでるバンドはみなさん全部演奏力が高いバンドばっかりですもんね。

ユ:そうやねん。やのに終わった後、当時はmixiが主流やったんやけど、マイミク申請がドドーッと増えて。凄い衝撃を受けました、とかメッセージもらって。そっからなんか若い子らがアメ村でイベントしたら、いつも来てくれるようになって。そして頭脳警察とか大御所さんとも対バンさしてもらうようになってきた。そこでミリーにもう流血一本でやろうやって説得して。

ミ:最初は流血ブリザード入る時に、もの凄い過激な集団だから、その汚名を壊したらだめだと思ってて、それでステージから唾を吐きまくったり、トレードマークになってるTバックも、1回目からずっと続けてるんだよ。今はもう制服みたいな物なんだけどな。当時はすげー気負ってたよ。

ユ:当時ミリーがやってたもう一つのバンドがロカビリー界隈のバンドやったからそっち方面の先輩から、そんなふざけたバンドやめろよとか、ロックンロールやめたのか? とか言われながらもな。

ミ:そのままそのシーンにいたんだけど、長いものには巻かれない方がパンクかなと思って流血ブリザード一本にしたんだ。

── 良い話ですね。流血ブリザードのインタビューじゃないみたいな。

ユ:良い話が日本一似合わないバンドやから(笑)。

 

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