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INTERVIEW

トップインタビューghostnote(web Rooftop2013年9月)

結成10年! 固定観念を打ち砕いて進み始めた新たな一歩

2013.09.01

 昨年のライブの本数は170本以上、ライブバンドとして確固たる地位を築いているghostnote。そして、結成から10年を迎えてリリースされる、タワーレコード限定流通ワンコインシングル『少女C』。これまでのghostnote像を壊したかったと、Vocal&Guitarの大平伸正がこの数ヶ月間温めていたアイディアを形にし、作業が進められた今作。3ピースバンドとして活動していたghostnoteがサポートギターを入れたり、これまでのようなポジティブなメッセージを持った歌詞からの変化があったりと、10年目にして新しい方法を取り入れたり、今作よりインディペンデントとして歩み始め進むべき道を自分たちで模索しながら新鮮な気持ちで取り組めているそう。
 気持ち新たに、再びスタートラインに立ったghostnote。大平伸正に今作のこと、そしてこれからのことについて話を訊いた。(interview:やまだともこ/Rooftop編集部)

これまでのghostnote像を壊したかった

_DSC6386.jpg── 9月11日にニューシングル『少女C』がリリースされますが、2012年11月に4曲入りの『私 -watashi-』を会場限定でリリース後(『私 -watashi-』は、『少女C』と同時にタワーレコード限定で流通されることが決定してます)、ghostnoteは10年目の節目にインディーズで活動されることを選んだんですよね。

「昨年11月にワンマンツアーをやったんですけど、そこから自分たちでバンドを動かしていくことになりました。その前に『きもちはつたわる』をリリースして全国ツアーをまわって、レーベルとの契約が終了してここから新しく始まるんだという意識はありましたけど、スタンスとしてはそれ以外何か特に変わったというわけでもないんですよ。ワンマンツアーが終わって、年明けぐらいに“今年どうして行こう”と思った時に一区切り付いたんだなという感覚はありましたけど。そこから、今回『少女C』のリリースが決まって、レコーディングが一段落したところです」

── 今作はそのワンマンツアーが終わって作り出した曲なんですか?

「12月末にツアーが終わって一区切り付いて、年末年始に実家にも帰らずに1月1日から曲作りを始めたんですよ。ツアーが終わった12月23日には曲の新しいイメージが出来ていたので、次のアルバムどうしていこうかなとか、ghostnoteを今後どうしていこうかなと考えながら曲を書いていったんです」

── そうやって新しいアイディアが生まれていく間には、メンバーと話をしたりしたんですか?

「あまりしてなかったです。ワンマンツアーが終わって、春までライブを休んで、その間に曲を貯めたり、新しいghostnoteを少しずつ固めていこうと言ってたので、各々が自分と向き合ってこれからどうしていきたいのかを考えていた時期だったんです。今まではアイディアがある毎に話をして進めていたんですけど、今回は僕のイメージを曲にしたいという思いが強かったし、それをメンバーも受け入れてくれる体制が出来ていたのかもしれないです。メールで曲のやりとりをして、2〜3週間ぐらいに1度メンバーに会って呑んで最近どうって話をするぐらいで」

── 年明けから4月まで4ヶ月ほどライブを休んでいたことになりますが、ひさびさにメンバーとスタジオに入って合わせた曲って何だったんですか?

「たぶん『a walk in the life』だと思いますけど、すごく新鮮でした。昨年はほぼ毎日ライブをやって、メンバーと一緒に演奏することが当たり前になっていたところがあったんですけど、何ヶ月も空いてスタジオに入ったので。既存の曲をやりながら、新曲を合わせてみようって、1日の中で新曲も合わせながら固めていくという感じでした」

── その新曲の中に『少女C』と『夜のハイウェイ』があったんですか? 最初に合わせた時の手応えはいかがでした?

「けっこう試行錯誤だった気はします。というのも、『少女C』は今までのghostnoteがやってきたことではないものというか、新しいものにトライしようという曲なんです。今までしてきたことの裏を行こうというか。僕は新しいメロディーとか、これまでに使っていなかった言葉を使うことを考えていたので、最初に合わせた時はしっくりは来なかったですね。スタジオに入って合わせていく中で少しずつ固まっていって、それを今ようやく自分たちのものとして形になってきているような気がします」

── 今話にあがりましたが、これまで使っていなかった言葉を歌詞に使うようになったというところで、今までってもっとポジティブでメッセージ性の強い歌詞だったと思いますけど、歌詞がちょっと変わってきたかなという感じがして。以前『きもちはつたわる』に収録された『まあいっか』で少し肩の荷が下りたのかなという感じはありましたが、『少女C』に関して言えば強いメッセージというよりは物語性がある感じになっていて、心境として何か変化があったんですか?

「今言ってもらったように、ポジティブでメッセージの強いものを歌っているというのがこれまでの僕らに対するイメージだったと思うんです。それで10年間活動してきましたけど、そのghostnote像みたいなものを壊したかったんです。今までは温めてきたものを守ろう守ろうとしてきたけれど、それが自分たちの出来ることの範囲を狭めちゃってる気がしたんですよね」

── ghostnoteはこうでなきゃいけないというものを作り上げていたということですか?

「そうです。2008年にメジャーレーベルに移籍をして、『スタート』という曲のメ今日から始められることがあるよモというサビは岩手に行ってた時に新曲を書こうって入ったスタジオで、何の意図もなくポロッと出てきた言葉から生まれた曲なんです。その曲をたくさんの人が受け入れてくれて、ポジティブな曲を書くことがイコールghostnoteという方向になったという感じもあって。だから自分たち自身もポジティブな曲でなければいけないのかと思っていたし、まわりからもghostnoteってこうだよねって言われることが多かったから、そう思い込んじゃってたのかなと思うんですよ。でも本来音楽って、裏切り続けるものだったり、想像を越えるものだったり、自分やまわりの固定観念を壊していくものであるべきだと思うんです。俺はどちらかと言うと、今どういるべきかとか、今を生きてるし今しかないんだという思いが強いんですけど、この間しんちゃん(佐藤慎治/ベース)が、メ10年やってきたからこそ、来年とか再来年とか半年後を見るんじゃなくて、さらに10年先を見たいんだよね。だから、今はなんでも出来る時期なのかなと思うし、紆余曲折あってもきっと10年後に辿り着く一個のきっかけになっているんじゃないかモという話をしていてすごく納得したんです。だからこそ固定観念にとらわれることなく、自分の思うがままに書きたいことをちゃんと書いて、歌いたいことをちゃんと歌いたいと思うようになったというのはあります。『少女C』は、歌詞に意味があってないようなものなんですよ。タイトルにも意味がないですし(笑)。『少女A』という名曲があるので1個飛ばして『少女C』にしようや! って。そんな感じです。ノリでしたね」

── 昔はもっと考え込んで物事を決めていたように思いますが。

「こういう歌詞があるから、その意味を肯定するためにこの言葉を入れないと成立しないとか、タイトルにも意味を持たせないととか考えてました。今は、意味とかそれが全てじゃないやん! って思っていて、固定観念をひとつ壊したんです」

── そういう意味では『少女C』も、メッセージが強すぎない分、聴き手に手渡しやすくなったような気がします。

「自分たちが音楽をやっていく上で、少なからずそうであって欲しいなというのは思ってるので、そう言って頂くのはすごく嬉しいですけどね。インディーズの『初対面』をリリースした時って、特定のメッセージを提示したわけでもなく、日々のことだったりをさらーっと自然体で書いていたんです。今は当時の感じに近いのかなという部分もあって、肩の力が抜けて、僕がやりたいと思ったことを楽しんでくれるメンバーがいて、それを聴いてくれる人が受け取ってくれたら嬉しいですよね」

 

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LIVE INFOライブ情報

ghostnote presents 真心クロニクル2〜「少女C」リリース直前ワンマンショー!〜
9月1日(日)岡山CRAZYMAMA KINGDOM ※ワンマンライブ

OPEN 16:30 / START 17:00
ADV. 2,500 / DOOR 3,000(D別)

啓ちゃん大ちゃんふたりのビッグショー!! vol.5
9月8日(日)新代田crossing
高橋啓太(オトナモード) / 大平伸正(弾語り)

OPEN 18:30 / START 19:30
ADV. 2,500 / DOOR 3,000 (D別)

ghostnote『少女C』リリースツアー
9月16日(月)西川口Hearts
AJISAI / Natural Records / ショージロージュニア / ghostnote / +1band

OPEN 17:30 / START 18:00
ADV. 2,500 / DOOR 3,000 (D別)

真心クロニクル3〜「少女C」リリース3マンショー〜
9月21日(土)下北沢GARAGE
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OPEN 18:00 / START 18:30
ADV. 2,500 DOOR 3,000 (ドリンク別 税込み)

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