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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】cruyff in the bedroom(2008年3月号)- "ジャパニーズ・キング・オブ・シューゲイザー"の帰還、届けられた至極のポップアルバム『saudargia』

“ジャパニーズ・キング・オブ・シューゲイザー”の帰還、届けられた至極のポップアルバム『saudargia』

2008.03.01

静かな盛り上がりをみせるジャパニーズ・シューケイザー・シーンのこれから

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──これだけキャリアが長いと対バンしているバンドとかもちょっと変わってきたりするとは思うんです。こういうシーンの中で何か変わってきたなって感じるところとかあります?

ユウスケ:僕たちがいるであろうシーンでは、上のバンドは変わってないですね。ルミナス・オレンジとコールター・オブ・ザ・ディーパーズが居て、若いバンドは出ては消えてはあったりしますが、結局今でも付き合いが残ってるのはCONDOR44とかmash、euphoriaとかですかね。でも最近は凄い出てきましたね。自分たちの企画にも若いバンドに出て貰いたくて探してるんですけど、最近はちょっとしたシューゲイザーの風が吹いているのかなと。

──自主企画の【Only Feedback】は実際何年くらいやられてるんですか?

ユウスケ:多分2000年ぐらいからやってるんで7年ぐらいですかね。Queの店長に強制的にやらされたんですよ。「そろそろ自主(企画)だろ」って(笑)。最初はカプセルジャイアンツとmashとhoneydip(現tron)と一緒にやりましたね。

──このイベントに出るバンドも探してるんですか?

ユウスケ:探してますよ。今度【Only Feedback】とは別にシューゲイザーのイベントをやりたくって、そのイベントにはどんどん若いバンドを出してあげたいなと。それで【Only Feedback】にも出してあげれたらなと。風は僕の都合の良い様に吹いてます(笑)。

──自主レーベル【Only Feedback record】では、若いところを引き上げてコンピレーションとかの音源を出したいとかあります?

ユウスケ:そうですね、それを是非やりたいところです。横の繋がりがあってシーンが大きくなって厚みも増して、下のやつも抱えて行くようなシーンを作ってみたいなとも思いますね。シューゲイザーのシーンってみんなが各々やりっ放し感があったんで、そろそろかなぁって思ってますね。Queの店長にも「お前がやらないで誰がやるんだよ」ってずっと言われ続けてますからね。それで『キング・オブ・シューゲイザー』って改めて名乗っていこうかと。でもホントに若くて良いバンドはいますね。聴いててちょっと弄ればいけんじゃないとかってバンドもいますし。

──今の若いバンドの方ってどこからシューゲイザーに辿り着くんでしょうね?

ユウスケ:う~ん、スーパーカーの影響はやっぱりあるんじゃないですかね、世代的には。それから僕らもそうですし、ディーパーズやルミナスを知ったりとか。でもどこの地方行ってもちっちゃなシーンがありますね。それから前のツアーで思ったんですけど、初めての場所でも、どこへ行っても少ないながらも人は入るんですよ。これは僕たちの客っていうよりシューゲイザーって音楽の客なんだろうなって思ってたんですけどね。

──シューゲイザー自体が見直されてるのってやっぱり、『ロストイントランスレーション』の影響もあるんですかね?

ユウスケ:あると思います。あの映画の影響は大きかったと思いますよ。僕のソロ(ハタ・ユウスケ・グループ)にオランダからわざわざ観に来てくれた子も居ましたし。

──ホント今ってmy spaceとかもあるんで、音楽の国境の壁がホントに無いですよね。

ユウスケ:僕も感じますね、敢えて日本の音楽ってエキゾチックなんじゃないかと。それから昨年NYのアソビ・セクス(紅一点ヴォーカルの女性は日本人!)ってバンドが来日して対バンした時にそれは見事なものでしたね、日本語と英語の混ざり方が。その時自分たちも日本語で歌い始めてたんですけど「あ、ありかな」って思いました。

──今、お話色々伺ってると凄いいい状態なんだろうなって感じますね。

ユウスケ:今はそうですね、やりたいこともやれる環境にあるんで。

──あと、結成10年というとやっぱりインディーズの在り方も様変わりしましたよね。流通の成り立ちもそうですし。そういったこの10年ってユウスケさんから見てどう写ってますか?

ユウスケ:改めて考えると何も考えてないですね。でも色々な繋がりが良かったですね。最初にQueを紹介してくれたのはTIGER HOLEのISHIKAWAさんですし、shelterだと初代店長の平野さんとはアマチュア時代から知り合いだったんで、最初っからライブハウスには恵まれてましたね。

──その頃から人の繋がりには恵まれてたと。

ユウスケ:そうですね、それは何よりも大事にしてます。今ってライブハウスにデモテープを持って行くよりバンドの企画に呼ばれる方が、昔からあるQueやshelterなんかには出易いじゃないですか? でもそれもバンドの財産であったり実力であったりすると思うんで、そういう意味ではそっちの方が健康的なのかもしれないですね。

──最後に月並みですが、このアルバムについて一言聴かせて頂ければと思います。

ユウスケ:シューゲイザーの入口に看板出してるアルバムになってると思います。特にドリームポップだったり、シューゲイザーだったり実体のない音楽に触れられなかった人にまず触れて欲しい。“キング”って名乗っちゃったんで、このアルバムから入って貰えたらなって思いますし、とにかくキラキラでふわふわでひたすらポップに出来てるんで、このアルバムで色んな世界に触れて欲しいなと。マニア向けじゃない音楽を聴いている人に聴いて貰いたいですね。

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