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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】DOUBLE BOGYS(2007年12月号)- 猛烈に下手クソ、だが激烈にカッコいいのだ!

猛烈に下手クソ、だが激烈にカッコいいのだ!

2007.12.01

誰よりも(海外よりも!?)早く登場した元祖メロディック、ダブルボギーズが一夜限りの復活を果たします。場所は下北沢シェルター、日付けは12月22日土曜、タイトルは『IT'S HAPPNING AT THE END OF 2007』。対バンは、そもそもダブルボギーズを初めて関東に連れて来てくれたバンド(87年・新宿ロフト)、ガーリック・ボーイズと、かつてザ・ポゴの解散ツアーの大阪での対バンにダブルボギーズを指名した小河原良太率いるジグヘッド。両者ともライヴとしては約20年ぶりとも言えるこの邂逅。読者の皆様、生まれていらっしゃいますでしょうか? それはともかく。ダブルの魅力はとにかくその楽曲にあります。当時の対バンを軒並み、イースタンユースやブッチャーズらのウルサ型までをも片っ端から魅了しまくったそのサウンドは、基本ポップ&メロディアスでありながらヒネクレまくった構成を持ち、しかもビートは無茶なまでに闇雲に速い。基本はカラリと陽性なようでいて、じわりと滲む闇の波動。勢いを炸裂させながらも同時に斜めの視点を持ってひょうひょうとした空気を漂わせ、元気なんだか不敵なんだか愛くるしいんだか邪悪なんだかよくわからない魅力を四方八方に振りまくのです。そして今回の復活は、一昨年前にリリースされた究極のベスト・アルバム『DOUBLE BOGYS!! WHAT FUN! 1988-1990』に端を発します。その取材時、まさに本誌ルーフトップで「40才になったら復活ライヴしよかー?」と言っていたVo.エスカルゴ(現モガ・ザ・\5)が、本当に公約を果たしてくれちゃったのです!ちなみに先に行なわれた関西地区での復活ライヴは人が溢れた上にエアコンが壊れ、急遽二部構成になったと聞きますが、東京は如何に? なお、当日来場者にはプレゼントあり。なんと当時の楽曲を当時のメンバーで先頃2曲新録(何が入っているかは聴いてからのお楽しみ!)、そしてそれを無料配布する模様おおおおおおぉっ!!!!
Vo.エスカルゴと、G.大西に聞きます。(interview:中込智子)

みんなのハートに残る歌を作ってたんやなぁ

──まさか本当にライヴをやってくれると思ってなかったので、本当に嬉しいです。しかもオリジナル・メンバー全員揃っての完全復活! しかし、確かベースのナオキさんは、ここ10年以上ぜんぜん楽器触ってなかったんですよね?

エスカルゴ:ははははははは。そうやー。しかもや、今ナオキちゃんが使ってるベース、友達に借りてきたものでな。まさにポゴと対バンした時のこと思い出しましたわ。[註:ナオキはポゴの解散ライヴでベースを忘れ、ポゴの塚本研にベースを借りてライヴをやった過去がある]

大西:坂口(モガ・ザ・¥5)がな、「だ、大丈夫なんですか?」とえらい心配してたから「いや、もともとこんなもんやで?」と。

──はははは……。ちなみに練習はいつから入ってたんですか?

エスカルゴ:今年の6月頭くらいからやね。シン(大西)が今東京住んでるから、シンが大阪帰って来た時にちょこちょこ合流して。

──そう! 4人のメンバーの内、一人はもうバンドをやってないわ、一人は東京に住んでるわと、復活するには決して適した状況じゃなかったにも関わらず(笑)。

エスカルゴ:まぁ、40才になったらやるわと言ってしまったからやー、やらんと(笑)。ほんでナオキちゃんも、なんやかんやブツクサ言いながら、松山くん(Dr)と2人で、よう個人練習入っててな。

大西:やるからにはちゃんとやりたい、という気持ちは凄くあるしな。まぁ、テクニックはもともと全くないけどや(笑)。

エスカルゴ:ははははは。相変わらず下手クソやもんなぁ、みんな。でもな、シンがいない時は大阪で3人で、俺がまた弾けてんのか弾けてないんかわからんギターを弾いて練習をやっててんけど、そこにシンが入ると「いける!」ってなるん。シンが入った数回の練習で「もうやれるわ!」って気持ちになるんや、不思議なことに。ナオキちゃんも同じようなこと言ってたで?

大西:あ、そうなの?

エスカルゴ:「シンちゃん入るとやっぱ違うなぁ」て。「シンちゃんがあんだけ弾いてくれたら、ほんまもうオッケーやわ。もう俺、覚えんでええわ」やて(笑)。

──ナオキさん心底ヒドイっすね(笑)。それはともかく、大西さんは現在弾き語りで、新宿ロフトやネイキッドロフト等をはじめにこちらでもライヴをやられてますし、やはり現役がいると違うぞ、ということなのかもしれませんね。

大西:ああいうんも本当楽しいのよ。弾き語りでダブルの曲やるんも楽しい。けどまぁ、俺はヴォーカリストじゃないからや、しかもアコースティック・ギターやし、結構無理あんねんけど(笑)。

──いや、大西さん歌も上手いですから、つうかむしろギターより歌のが上手いですから、何の問題もなかったっす(笑)。私は3回ほど見させて頂きましたが、凄く楽しかった。

エスカルゴ:俺もそれ、見たかったわー。ナベカワくん(バンドワゴン)がな、「シンさんがあの歌を歌ってるだけで、めっちゃ感動した!」て、喜んで俺に話してくれてな。

大西:そんなん、言うてもらえるだけで嬉しいなぁ。

──ああ、ナベカワさんは中学か高校生の時にダブルボギーズのライヴを見に来てらしたんですよね。そしてネイキッドロフトでは大西さんと共演もされましたし。

エスカルゴ:なぁ? 嬉しい話や。俺らな、別に当時意識してたわけやないけどさ、でも何か、人に覚えていてもらえるような、残りやすい歌を作ってたと思うやん。下手クソなのにや(笑)。半端じゃなく下手やったけど、俺らって、みんなのハートに残る歌、ちゃんと作ってたんやなぁと今になってやっと思うわ(笑)。

──気付くのが遅すぎです(笑)。でも本当にダブルボギーズの歌は今でも、道を歩いている時とかに、ふと口から飛び出してくるんですよ。全然忘れない。つうか現在進行形で大好きですね。

エスカルゴ:ありがとうなぁ。

──で、そのダブルボギーズの今回の復活ライヴなのですが、地元関西と、東京は下北沢シェルターの、計2回だけなんですよね?

エスカルゴ:うん、そう。関西はワンマンでやるんやけど、人来るんかなー? どうなるか全くわからん。[註:フタを開ければ、名古屋や岐阜からもファンが来てくれた模様] シェルターは、ガーリック・ボーイズとジグヘッドが対バン引き受けてくれて、ほんま嬉しい。ラリーさんや良太くんと飲むのも楽しみやね!

──両者とも、ダブルボギーズとは縁も深いバンドですしね。それに加え、多分大量のバンドマンが見に来そうな気がします(笑)。

エスカルゴ大西:あははははは。

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