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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】175R(2005年10月号)- セカンドステージに行けたかなという気持ちはあります

セカンドステージに行けたかなという気持ちはあります

2005.10.01

175RのSHOGOが主宰するレーベル「BUG ROCK RECORDS」。立ち上げから二年を経て、これまでにリリースしてきたジェット機、DASHING STRAIGHT、ニューロティカ、TWENTY WAVE、そしてもちろん175R、さらに謎の新人バンド・アイアン☆ハートという、濃ゆ~いバンドが大集結してのレーベルの集大成的なオムニバスアルバム「BUG ROCK PARTY」を完成させた。旧譜からの曲だけではなく、各バンドの新曲も収録した、まさにベスト盤ともいえる気合いビンビンの一枚! 今回はレーベルオーナーであるSHOGOにBUG ROCK RECORDSについて、そして結成七年目を迎えた自身のバンド175Rについても聞いた。 (interview : 北村ヂン)

──そもそも自分でレーベルをやろうと思ったきっかけって何だったんですか。
 
SHOGO:高校時代から結構そういう活動には興味があったんですよね。地元の友達と一緒に、「高校生だけのレーベルを作ろう」みたいな話もしていたり。でも予算がなかったりとか色々あってその時は出来なかったんですよ。だから、いつか自分の好きなバンドばっかり集めて何か出来たらいいなって思っていて。BUG ROCK RECORDSに関しては、もともとはジェット機をリリースしたかったのがきっかけですね。ボクはすごいホコ天バンドとかが大好きだったんですよ。悪い言い方するとバンドブームで終わってしまった時代のバンドたち。でもバンドブームっていう呼び方が好きじゃないので、ブームじゃなくちゃんとしたシーンにしたくって、自分もその一つとして盛り上げられればいいかなと思ってたんですよ。そういう話を、たまたま飲みの席で宮田(ジェット)さんにしたんですよね。
 
──それはジェット機の活動がもう始まっていた頃なんですか。
 
SHOGO:その時はまだジェット機っていう名前じゃなかったと思うんですけど、これからまたバンドを始めるっていう時期で。「じゃあそれリリースしましょうよ、ボクがレーベル立ち上げるからそこから出しましょうよ」っていう話になって。そこで会社にワガママ言って始めたのがきっかけですね。
 
──レーベルを運営するっていうのも自分の好きな音楽をみんなに伝えたいっていうところから。
 
SHOGO:175Rの前にはCD屋の店員をやってたんですけど、その当時からそういう感じはありましたね。地元にある小さなCD屋だったんで、インディーズのCDなんてあんまり置いてなかったし、上の人間もあんまり知らないんで、自分で注文して、手書きでコメントつけたりしてインディーズコーナーを作ったり。
 
──自分の好きな音楽を、自分で演奏するっていうのとはまた別の形で伝えたいという。
 
SHOGO:はい。レーベルに関しては、タイミング的にもたまたまイイ感じの勢いで175Rがデビューする事が出来た時期だったんで、自分たちがスポットを浴びてる時だったら、多くの人が手にとってくれるかなっていう気持ちもありましたし。
 
──175Rに興味がある人がジェット機にも興味を持ってくれるみたいな。
 
SHOGO:そうですね。自分たちもメジャーデビューしたばっかりのフレッシュな時期だったんで、メチャクチャ忙しかったけど、そういう時にやれたのは自分にとってすごくプラスになりましたね。
 
 

色んな意味で人生を変えられた

──そもそもはジェット機をリリースするためにレーベルを立ち上げたわけですが、それからのバンド選びっていうのはどんな感じで決めたんですか。
 
SHOGO:後のことは全然考えてなくって、これからどうしようかなって思っていて、九州時代から一緒にライブをやってたDASHING STARIGHTっていう仲の良い佐賀のバンドに声をかけたり。あとはニューロティカとか……。ニューロティカは東京に出て来てから知り合ったんですけどね。
 
──ニューロティカとの出会いはやっぱりデカかったですか。
 
SHOGO:デカかったですよ。もちろんジェット機の宮田さんはずっと憧れで、自分のボーカルスタイルは全て宮田さんから影響を受けたものだと思ってるけど、そういう面以外の、人としての影響を与えられたのはニューロティカのメンバーかなとは思っていますね。
 
──地元にいた頃はニューロティカを聴いていたんですか。
 
SHOGO:聴いてなかったんですよ。もちろんCD屋で働いてたんで名前は知ってはいたんですけど、あのメイクとかでちょっと色物に見えちゃって、聴こうと思わなかったんですよね。でも、ある時イベントで一緒になってロティカのライブを観たら、いきなりスイカマンが飛び出して来るし……、「なんじゃこりゃ」って(笑)。その時は話はしなかったんですけど、それからしばらくはそのライブがウチのメンバーの中で話題になってましたね。「ロティカがすごかった」って。それから、音楽雑誌でロティカとの対談があったんですけど、そこで話してからもう虜になっちゃったと言うか。それで、ライブの打ち上げなんかにも参加させてもらうようになって、その打ち上げがまたハンパなく凄くて……。とても口に出せないくらい衝撃的でしたね(笑)。
 
──衝撃的でしたか~(笑)。
 
SHOGO:あの時期、宮田さんたちの打ち上げと、ロティカの打ち上げには毎回行ってましたね。色々気を遣ってもらったり、かわいがってもらったりして、すごく忙しくってキツイかった時期に一番心の支えになりましたね。おかげでお酒も飲めるようになったし(笑)、最近じゃビールも飲まずにイキナリ焼酎に行ってますからね。色んな意味では人生を変えられましたね。
 
──もちろんニューロティカの音楽的な面も好きになったんですよね。
 
SHOGO:はい、格好良いと思いますね。ホントにライブバンドだと思うし、もっともっと広がればいいのになって。自分の地元の九州の田舎とかまでロティカのパワーみたいなものが伝わればもっとハッピーになれると思うし、やっぱりそういう気持ちですね。でも目標になりますよね、ああいう大人の方々がいると。
 
──ウチのレーベルはこういうジャンルで、みたいなそういう括りではなく、とにかく自分の好きなバンドを紹介していきたいっていう感じですかね。
 
SHOGO:そうですね。今のところは、たまたま出会いがあったり、飲んだ席で盛り上がったりしてリリースが決まってますね。なかなか発掘は出来てないんですけど、でも良いバンドばっかり揃ってて、自分としてはすごい有り難いなって思います。
 
──二年間という期間にしてはそんなにリリースは多くないですもんね。
 
SHOGO:でも、すごく濃いメンツは揃ってますけどね。
 
──ジャケット並べてみても、インパクトありますからね。
 
SHOGO:そうですね(笑)。
 
 

BUG ROCK PARTY

──そんなバンドたちを一同に集めてのオムニバスが完成したわけですけど、今の時期にこれを出そうと思ったのはどうしてなんですか。
 
SHOGO:まあ、これもたまたまなんですけどね。175Rは今年7年目なんですけど、去年の武道館で一段落出来たかなっていう気持ちがあって、それと同時にBUG ROCKの方も一段落かなっていうモードになったんですよね。それで、「オムニバスやりませんか?」みたいな感じでみんなに声をかけて、音源をもらって作ったんですよ。だから特に深い意味はないです。
 
──内容的にも今までの曲を集めただけじゃなくて、それぞれ新録の曲も入っていますけど、各バンド気合い入れて作ってますよね。
 
SHOGO:この間の175Rのツアー中に、大阪でジェット機とツーマンをやったんですけど、175Rは最近ずっとワンマンでやってたんで、久々のツーマンでメンバーのテンションがすごかったんですよね、「負けてたまるか」みたいな。ジェット機は新人バンドなんて言いつつも大先輩なんで、ライブはものすごいですし、メチャメチャ燃えましたからね。だから、みんなもやっぱりこういうオムニバスになると、「負けてたまるか」みたいなのはあるんじゃないですかね。
 
──あ、あと、175Rのメンバーにそっくりというウワサの謎のバンド、アイアン☆ハートっていうのが入っていますけど……。
 
SHOGO:(笑)。アイアン☆ハートは、175Rのイベントから飛び出した、全てが謎に包まれている新人バンドなんですけど……これはコメントのしようがないですね。もう、勢いと甘えだけで突っ走ってるバンドですよ。……多分もう活動することはないんじゃないですかね?
 
──じゃあ、このオムニバスだけで聴けるという事ですね。
 
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