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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】DOMINO88(2005年10月号)- カウンターカルチャーをCDにしたかったんです

カウンターカルチャーをCDにしたかったんです

2005.10.01

DOMINO88が今年で10周年となるサポーターショップ『bombonera』を祝したオリジナル2曲を含む、フットボールアルバムをリリースすることになりました。フットボールアルバム?? とお思いの方!このアルバムは、南米のスタジアムを中心に全世界で歌われる勝利の歌をbomboneraの協力のもと、DOMINO88が超アッパーにアレンジしたというもの。この度、サッカー好きとしても知られるボーカルKeyossieさんに、アルバム制作までの経緯からサッカーの楽しみ方まで盛りだくさんのお話を聴かせていただきました。サッカーって奥が深いんですね〜。(interview:やまだともこ)

カウンターカルチャーをCDにしたかったんです

──今回、フットボールアルバム『DIOS』がリリースされますが、サッカーの曲がメインに収録されているということなのでしょうか?

Keyossie: これは、マラドーナが所属していたボカ・ジュニオールス(アルゼンチン)のゴール裏で歌われているようなスタジアムアンセムです。それを南米中心にセレクトしてドミノ流にアレンジしてお届けすると。

──どうして南米をメインにしたのですか?

Keyossie: 今回はドミノが単発で発信する企画ではなくて、ウルトラスニッポンっていう日本サッカーをゴール裏から支えている大応援団があって、その代表の植田朝日さんという方がおりまして、彼が応援団とは別に『bombonera』っていうスポーツショップを全国で展開しているんです。そのbomboneraとの共同企画なんですよ。「何か一緒にやろうぜ! 」ってのが最初。それで『bombonera expo』っていうイベントやったり、今回bomboneraが作ったTシャツ付きでCD販売してみたり。bomboneraっていうのはボカ・ジュニオールスのスタジアムの名前でもあるんです。そういうのもあって、南米からインスパイアされるものが多いのと、マラドーナが共通で好きなので、マラドーナに捧げる曲でもありますね。あと、南米サッカーが根付いている土地なんで、そういうところで口ずさまれているような、誰もが歌える、毎回試合で何万人もの人が大合唱するスタジアムアンセムを紹介するのも含め、その中からかっこいい曲やりたいと思う曲をチョイスして。サポーター達のカウンターカルチャーをCDにしたかったんです。

──アルバムは出来映えは?

Keyossie: サッカーを知らない人にはこういうのがスタジアムで歌われてるんだ、って思ってもらえればいいし。あと今回は、スカコアとかスカパンクだけじゃなくてもうちょっとダンスミュージックなレゲエの要素も入っていて横ノリで口ずさめるものもあり、海で騒げるものもあり、陽気なゆるいカンジで作ってみたんで楽曲として楽しんでもらえれば。

──フルートも入っていたり。

Keyossie: 最近僕らレゲエが好きなんで縦ノリばかりじゃなくて、縦ノリの中にも横ノリがあって「かんぱ〜い!」みたいな。縦ノリの中にもフルートとかブレイクタイムみたいな時間もありつつ、「イェーイ!」っていうのがいいかなと。

──今まで縦ノリが多かったので、だいぶ変わったなと思ったんです。

Keyossie: 今までは必死だったんですよ。今も必死なんですけど、オンばっかりでもつまんない。横ノリが音楽に出るのは深みが出てきたんだと思います。縦ノリの衝動も、汗くさいカンジも好きなんですよ。だからそれをうまくミックスできればいいと思うから、スカコアみたいな激しい曲もあればスカコアとレゲエが混ざった曲があったり、レゲエに寄せたインストもあっていいと思うし。今後のドミノはレゲエの要素も入れていきたいからそれを発見できて良かったと思う。

──そういう横ノリのモードになってきたのは?

Keyossie: ザッツオールドなんじゃないですか? って言ってしまえばそれまでですけど(笑)。

──では、サッカーの楽しみ方をまだ知らない人のためにKeyossie流サッカーの楽しみ方を教えてください。

Keyossie: スタジアムに行くことですよ。これしかない。ライブもそうですよね。行かないと分からないから、いい試合を見に行って欲しい。サッカー好きの友達をゲットしていい試合に連れてってもらえばいいんですよ。代表戦とかなら見たことある人が出てるから代表戦に行けばいいんですよ。そしたらライブと一緒です。みんな歌うしエンターテイメントだと思いますよ。やっぱね、ナマで見ると全然違うし、雰囲気もおもしろいし。スタジアムに行けと。ライブハウスに来いと。今回アルバムのコンセプトって、向こうのスタジアムの雰囲気がライブハウスっぽいというか好きなライブハウスの雰囲気に似てるんです。危険というか。そういうのがライブハウスには最近ないなって。でも、スタジアムに行けばその感じがあるんです。だからスタジアムに足を運んで欲しいっていうのもある。

──サポーターは自分が試合やってるぐらいの気持ちでいますもんね。

Keyossie: そうそう、緊張感があるんですよ。試合前とか、「お前選手かよ! 」って突っ込みたくなるぐらい(笑)。その雰囲気がライブハウスにも昔はあったんです。だからライブハウスをスタジアム化したいっていう願いもあるし、そうであって欲しいんです。

──次のリリースはもう考えてます?

Keyossie: 来年の春には。ワールドカップ前に出してワールドカップ見にドイツ行かなきゃならないので…。帰ってきてから日本でツアーやります。レゲエの要素が入ったイイ感じになるので楽しみにしていて下さい。

フットボールアルバム『DIOS』をリリースするDOMINO88のkeyossieが心に残ったサッカーの試合をご紹介!!

僕が10歳のころ 小学校4年生 初めてテレビでワールドカップを見た。そして 彼に出会った。 キャプテン翼より 本物のフットボールはすごかった!!!
1986年メキシコW杯、準々決勝戦第4試合アルゼンチン対イングランド。この試合で起こった出来事を知らないサッカーファンは、世界にいないと言っても過言ではない。
サッカー史上に残るマラドーナの2つのゴールは、伝説と化して人々に語り継がれている。
 11万人の大観衆を集めたアステカ・スタジアム。炎天下、灼熱の太陽に曝されたフィールドには陽炎がゆらめいている。NHKの山本アナ、「ここは死のスタジアムだ。」と赤く腫れた腕を見せていた。その最悪の環境と、ポークランド紛争のプレッシャーが圧し掛かる中、両国は対戦しなければならなかった。
 鉄壁の守備陣が如何にマラドーナを抑えるかが勝敗を左右する。守備的MFホドルやベアズリーを始め、中盤と最終ラインのすべての選手がマラドーナを意識下において試合は開始された。折り返しに入った後半5分、試合の流れを狂わせるひとつのゴールが生まれる。

山本アナ「マラドーナの華麗なドリブル、・・・・・突っ込んだぁマラドーナ!持ちこんで、渡して、そしてよくボール見てる。」

 そして慌てて飛び出したGKシルトンよりも僅かに早く、太陽に向かってジャンプしたマラドーナが、目をつぶりながら左腕でボールを叩いて無人のイングランドゴールへ飛ばした。誰もがノーゴールと思った瞬間、ゴールを意味する笛の音が高らかと響く。日本時間午前1時半過ぎ、ブラウン管に再生されたリプレイは真実ではなく伝説を映し出した。怒号とも歓声ともつかない轟音が鳴り響く中、シルトンはハーフェラインまで審判を追いかけて抗議する。「一体何を見ているんだ! あいつは腕でゴールしたんだぞ!!」

マ「ボールを追って飛び上がった瞬間、目の前が真っ白になったんだ。そして神が現れて僕に手を差し伸べた、僕はそれに答えたんだ。」
記「あなたは、あれは神の仕業とでも言いたいのですか?」
マ「そう、あれは神の手によるゴールだったんだ。」

山本アナ「マラドーナァー、マラドーナァー、マラドーナァー、・・・いったぁーーマラドーナァァーーーー!!!! 」

ポークラン紛争のプレシャーとワールドカップの緊張下で、 ハンドで 神の手ってあんた 大物や・・・・・

そして2点目は、 W杯史上最高のゴールと言われる“5人抜きドリブル”。W杯史上最悪のゴールがイングランドDFホッジの動きを読んで生まれたゴールならば、W杯史上最高のゴールはイングランドDF達の心理につけ込んで生まれたゴールだったこのわずか5分間の出来事で世界はマラドーナを認める。たった2つのゴールでマラドーナはペレを越え、サッカー史上最高のプレーヤーとして語り継がれるようになった。
最悪と最高をあわせもつ 史上最高のエンターテイメント マラドーナ!!
みんな当時のサッカー少年は、マラドーナになりたかった。
僕も毎日、ドリブルとハンドをよく練習したもんだ。

P.S. 『DIOS』とはスペイン語で神の意味このCDをマラドーナとすべての音楽とフットボールを愛する人に贈ります。

DOMINO88 keyossie

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