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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】LADIESROOM(2005年8月号)- 全て新録音で甦る究極のセルフカバー・ベストアルバム、Wリリース!!

全て新録音で甦る究極のセルフカバー・ベストアルバム、Wリリース!!

2005.08.01

 1987年のバンド結成から、メジャー・デビュー、解散、再結成、レーベルの立ち上げ。あえてこの時代にスタンダードなハード・ロックを追求し、どこまでも貪欲に自分達の音楽を楽しむLADIESROOM。そんな彼らの1987年から1995年までのすでに廃盤となった過去の名曲達が、ファンの熱望に応えて今すべて新録音で甦ります! 残念ながらJUNさんは当日欠席となってしまいましたが、Hyakuさん、Georgeさん、NAOさんの3人にじっくり話を聞かせて頂きました。"LADIESROOM"というロック・バンドの色がよく出たインタビューになりました!(interview:どうきょうみゆき/新宿LOFT)

初期の曲もサディスティックな目で楽しんでほしい

──今回1987~1995年までの曲のセルフカバー・ベスト盤ということで、その10年間のLADIESROOMがこの2枚に濃縮された内容になっていますが、このタイミングでベスト盤を出そうと思ったのは何か意味があるんですか?
 
Hyaku(vo):前にLOFTで録ったライヴ・アルバムを出した時に、新しいお客さんや、昔から聴いてくれているお客さん達から「昔の曲を再録で聴いてみたい」という声が結構あったんで、例えば廃盤になっているCDをそのまま新しく出してくれっていうのも何か面倒だし、それだったら“今の俺達で新しく録るほうが面白いんじゃないかな?”っていうのがあって。単純に昔の曲を知らないお客さんにも聴いてもらいたいし、録っているうちに俺達なりに何かまた新たなものが発見できたらいいなという感じで録ってみました。
 
NAO(g):昔の曲を、キャリアを積んできてそれをもう一回レコーディングし直したらどうなるのかな? という楽しみもちょっとあったりしてね。
 
──全曲新録音ということですが、昔の曲を録り直す上で苦労したところや、逆にやりやすかった点などはありますか?
 
Hyaku:まぁ、強いて言えば、俺はやっぱり昔の歌詞をそのまま唄うのがちょっと辛かったかなぁ。淋しい気分になる。若い頃に書いた歌詞だからヒドイのもあって、自分でも“乱暴だなぁ”みたいな。それをお客さんはサディスティックな目で見て楽しんでもらえればいいかなと(笑)。しょうがないからちょっといじめられる感じで昔の曲を唄ってみたけど、それはやっぱり辛かった(笑)。
 
NAO:例えば1987年の曲とかだと、時代的にもう出てこないような言葉とかもあるじゃないですか? それをブースの外でニヤニヤしながら聴いたりとかね(笑)。
 
──楽器を入れる時はどうでした?
 
NAO:うーん。やっぱり確認のために昔の音源を一回、どうやってたのか思い出すためにも聴いたりとかするんだけど、“ああ、こんなことやってたんだ”って、ちょっと新鮮だったり、“まだまだ若いなぁ”と思いつつそのままなぞってみたりとかね。フレーズだったりはわざとそのまま使ったり、またちょっと足してみたりだとか。まぁでも、あんまり手を加えないほうがお客さんも楽しいと思うし、今風にアレンジしちゃうと時代も判らなくなっちゃうから、あえてそのままにしておいて。音だけちょっと現代チックにしてるかな?
 
George:いやぁ、俺は“若いっていうのは素晴らしいな”って思ったね。
 
NAO:怖いもの知らずだよね。
 
George:いや、大したことはやってないんだけど、若いっていう勢いだけでやってた部分もあったんで、今の俺達には出せないニュアンスとかもかなりあるから、やっぱり若さっていうのはもの凄かったんだな、パワーが凄いあったんだなと再確認しましたね。今それをどうやって塗り替えていくかっていうのは苦労しましたけど。
 
──ちなみに未発表曲2曲を含むこの33曲は、どのように選曲されたんですか?
 
Hyaku:エンピツを転がして…。
 
一同:(爆笑)
 
NAO:まさにそんな感じでしたね(笑)。
 
Hyaku:ま、最初は“10曲くらい選んで録ろうかな?”って思ってたんですけど、“どうせならいろんな曲で楽しんでもらったほうがいいかな?”ってちょっとずつ増やしていくうちにどんどん増えちゃって。多くても15曲くらいの予定だったんだけど、喜んでもらおうと思って選んでいるうちに増えちゃって。そこも「30曲録ってみろよ!」みたいなサディスティックな客をイメージしながら(笑)。
 
──制作期間はどれくらいでした?
 
NAO:曲決めからだいたい2ヶ月くらいかな。結構かかったかも知れない。録ってみないと判らないというか、昔の曲なんて全然想像できないから。ライヴで演奏してたりした曲もあるんだけど、今回レコーディングにあたって改めて演奏するなんて曲もあったから、「ちょっとやってみないと判らないね」なんて言いつつ。33曲もあったから、“あと何曲”っていうのも凄いプレッシャーになって。“数えちゃいけない、数えちゃいけない”って(笑)。残り3曲くらいになって“あと3曲!”って。
 
Hyaku:そう、最初のほうは“曲減らねぇなぁ”って感じだったもんね。最初の5曲くらいで反省してたもんね、“ちょっと多すぎねぇか?”って(笑)。
 
──ところで、新宿LOFTというライヴハウスに対して何か思い出などはありますか?
 
Hyaku:西新宿にあった時はよく行ってたんで、ライヴ終わった時とか酒呑んだりしてましたね。
 
NAO:でも、うかつに近づけない所だったよね?
 
Hyaku:どちらかと言うと、俺達は鹿鳴館っぽいハード・ロックをやってたから、新宿LOFTっていうともっと怖いロックンロールのお兄さん達がいるのかなみたいな、あの頃はそう思ってました(笑)。
 
NAO:階段を下りていく所の、あの緊張具合が何とも言えなかった。
 
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