Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】LINK(2005年2月号)- 結果を出せる自信も出来た

結果を出せる自信も出来た

2005.02.01

GREEN DAY ビリー・ジョーのレーベル、ADELINE recordsからの海外盤アルバムリリース。昨年末のコロラドツアーなどを経て、一回り成長したLINKが2005年第一弾となるシングル「GOLD FIELD e.p.plus」をリリースした。アルバムへと通じる新たな片鱗も感じさせる今回のシングルについて聞いた。 (interview : 北村ヂン)

結果を出せる自信も出来た

──アメリカツアーが昨年末にありましたけど、アデラインからのアメリカ盤が出てからのライブという事で反応とか違いましたか。
 
小森:対バンの人からは「CDすげーよかったよ」とか言ってもらえたんですけど、正直お客さんにはそこまで浸透してなかったすね。今回行ったのはコロラドの田舎町だったんで、もしかしたらサンフランシスコの方まで行けばもうちょっと違ったのかもしれないですけど、ちょっと残念でしたね。やっぱりアメリカでリリースしてもツアーをしないと全然知名度がないんですよね。
 
──でもまあ、今回そのアメリカ盤を持ってツアーが出来たという事で、その点では違ったんじゃないですか。
 
小森:確かにメチャメチャ売れましたね。こっちで持って行った分は三日間で売れちゃって、オフが三日間あったんで、すぐアデラインに連絡して取り寄せたんですよ。本当に日本じゃあり得ないくらいの勢いでしたね。アメリカってまだ二回しか行ってないんですけど、直接ライブをやってみた感じとしては、やったらやっただけ全部返ってくるっていう感じがするんですよね。悪いライブやったバンドには拍手も起きないし、いいライブをやったバンドにはものすごい拍手が起きるんですよね。
 
──あんまり知らないバンドに対してもちゃんと反応してくれるんですね。
 
小森:そうですね。それで、いいライブだと思ったら、みんなTシャツじゃなくてCDを買ってくれるんですよ。日本だとわりと逆じゃないですか。そういうのが一番嬉しいですよね。ライブ終わった後も皆すごい話しかけてくれるし。あっちはものすごいんですよ、ホントにメチャメチャよかったんだよっていうのが、英語で言ってても伝わってくるんですよね。あそこまで目に見える反応してくれると、ああ行ってよかったなって思いますね。
 
──ライブハウスの文化自体が日本とは違いますもんね。
 
小森:もっとラフに来てますよね。そこまで気合いを入れてないというか。
 
──日本だと目当てのバンドを観るためにっていう部分が多いと思いますけど。
 
小森:あっちはライフスタイルの中に音楽が入り込んでて、ちょっと飲み行こうかってっていう感覚でライブハウス行くみたいな感じなんですよね。だから皆すごい酒飲んでるし。ライブハウスが近い存在だなって思いましたね。
 
──日程的にはどんな感じだったんですか。
 
小森:ライブを四連チャンやって、三日間オフがあって三連チャンっていう感じでしたね。
 
──移動は結構あったんですか。
 
小森:予想以上にありましたね(笑)。オレらコロラドの近辺だけだろうと思ってたんですけど、確かにコロラド周りだけだったものの、コロラド自体がデカイんですよ。移動に12時間とかかかりましたからね。
 
山上:あったね。普通に山越えたりしてましたから。
 
小森:空気が薄くて、マラソン選手がトレーニングしに来てる様な場所とかでもやりましたからね。
 
山上:だからライブが大変でした。ライブが終わったら酸欠状態になってましたから。
 
小森:一曲終わったらもう胸が痛くなってましたからね。あそこでやったらバンドも鍛えられますよ(笑)
 
──日本でそこまで環境の違うライブハウスってないですもんね。ところで、今回のライブは日本でも何回かやっているGAMITSと一緒に廻ってたわけですけど、どうでしたか。
 
小森:今回GAMITSの解散ツアーの同行だったんですけど…でも、最初は解散ツアーの予定じゃなかったんですよね。オレらのツアーでGAMITSが一緒にやってくれるっていう話だったんですけどね。去年GAMITSが来日したときに、ボーカルのクリスと一緒に話してて「コロラドってツアーやろうよ」って言ったら「じゃあハコ押さえてツアー組んであげるよ」っていう事になって、日程も全部決めてくれてたんですけど、ツアーの一週間くらい前に解散発表しやがって(笑)。急に解散っていう事になったからかなりテンパって、ツアーなくなるんじゃないかって心配してたんですけど、急遽GAMITSの解散ツアーに切り替えて、それにオレらが同行するっていう形になったんですよね。だからGAMITSは結構気合い入ってましたよ。でも、解散ツアーなのに全然カラッとしてましたけどね。
 
──普通だと湿っぽくなりそうですけどね。
 
小森:全然なかったですね。最終日とかもステージでシャンパン撒いたりして。
 
山上:あっちのバンドってそういうノリなのかな。
 
小森:日本で解散っていうと、ちょっと重い感じがするけど、ホント、陽気な感じでしたね。全部で七カ所廻って、最後がデンバーっていうコロラドのデカイ町だったんですけど。
 
山上:かなり広かったよね700くらい入るんじゃないかな。
 
小森:すごいデカイ所で…。愛されてましたね、GAMITSは。
 
山上:ライブもすごいよかったんですよね。一番最後、アンコールでお客さんがドンドン上がって来ちゃって、最終的にステージに50人くらいいたんじゃないかな(笑)
 
小森:GAMITSがどこにいるかわかんないっていう(笑)。
 
──LINK的にはあっちのライブハウスはどうでしたか。
 
山上:前に行った時はライブは一本しかなかったんですけど、今回は何本かやって思ったんですけど、日本の方がPAの機材とかは整ってるなって思いましたね。
 
──ああ、システムが。
 
山上:あっちはほとんど生音で、さらに場所によっては、本当に飲み屋さんの端っこの方にアンプが置いてあるだけみたいな所もあるんで。お客さんも飲みに来てる人しかいなかったり。こっちでライブやってるのに、カウンターの方では誕生日パーティーやってたりするんですよ(笑)。日本じゃありえないですよね。でも、あっちのライブハウスってリハとかないんですけど、やりやすかったですね。ちゃんとバランス取れてたし。なによりも客層がやりやすかったですね。反応がいいし「何やっても大丈夫だろう、アメリカだから」みたいな空気もちょっとあったし(笑)。あと、結構コミュニケーション取れたんですよね。普通 に会話するっていうだけじゃなくて、ステージと客席っていう部分でのコミュニケーションが上手く取れました。MCの英語とかは通 じてないのかもしれないけど、ホント雰囲気はよかったですね。今回は本当に勉強になりましたね、音楽的な部分以外のところでも。今後に通 じる意味のあるアメリカツアーだったと思いますよ。だから、これからも年に一回くらいはコンスタントに行きたいですね。あっちでライブやっても結果を出せる自信も出来たから。
 
──これから行きたい地域とかありますか。
 
小森:ニューヨークとか行きたいですね。
 
──ライブ以外で行ったことはあるんですか。
 
小森:ないですね。ボクら全員、ライブ以外での海外旅行経験がないんですよ。だから香港とサンフランシスコとコロラドっていう…。全員パスポートの期限も一緒ですから。
 
──じゃあ、CBGBとか行きたいっていう感じですか。
 
小森:そうですね。行きたいなぁ~。あとは、西海岸でもちゃんとツアーしてみたいですね。
 
 
このアーティストの関連記事
ロフトチャンネル
平野悠
keep the rooftop
どうぶつ
癒されたいカルチャー
休刊のおしらせ
ロフトアーカイブス
復刻